種取りに関しては
カボチャは完熟果を食べるので、食べる実から種取りができる。
また、腐り始めた実からの収穫では虫に食われた種も出るので注意が必要だ。
水に浸ける方法は意味をなさない。
ゴーヤは完熟前に食べるが、収穫が遅れるとすぐ完熟して実は黄色くなり、そんな収穫忘れの実からの種取りも容易で、ちょうど種取りは始めたところだ。
キュウリの種取りは完熟というより腐り始めた実の方がいい種が採れ、種の分別に水に浸けるのは有効だ。
先日今年初めての収穫を行ったが、2種類のキュウリのの種は無事収穫できたと考えている。
ズッキーニの種取りは結構難しい。
完熟して、腐れていない実からの種取りが望ましい。
しかし腐れやすいので、収穫用に取り置いた実から順次収穫して、一番いい種を残す形をとる。
いつになっても自信が持てないのがズッキーニの種取りだ。
さて、そんなウリ科の野菜の今年の種取り状況を少し詳しく紹介しよう。
カボチャは、先ほども述べたように料理するときの実からそのまま収穫している。
食べる実が完熟果なので、この時期の種取りで全く問題ない。 |
左が、料理中に取り出した種、右は取り出した種を一旦水で洗ったもの。 どう見ても、植えるときの条件には差は出そうにない。 |
もちろん、カボチャの種は収穫忘れの実からも取れるが、放置された実に残った種は虫被害などで傷んでいるものもある。
カボチャの種取りは、腐れ始めた実からの収穫はあまりお勧めできない。 |
ところで、状態のいい種を水に浸けると、全部が浮き上がった。
カボチャの種はいい状態の種でも沈まないのだ。
いい種を分別するのに水に浸ける方法は、カボチャには当てはまらない。 |
ゴーヤの種も、順調に収穫できている。
ゴーヤは茂った葉の陰にあるものなど容易に見落としてしまう。 で、黄色くなって割れたものや、割れかけている実から種を取り出す。 正面の黄色のゴーヤは割れていた。 |
ゴーヤの種は取り出した時はこんな感じで赤いゼリー状の膜に覆われている。
今年初めて種取りに挑戦したキュウリの場合は、水に沈むのは絶対条件だが、緑の短寸キュウリの場合、水に沈んだからといって必ずいい種とは限らなかった。
ただ、白いキュウリの場合はこの水に浸けるやり方は非常に有効だった。
まず7月末の収穫した種は種袋の種にも負けていなかった。
続いて8月初旬に大きくなっていた白いキュウリを収穫したが、まだ腐れていなかったのでそのまま戸外に置いていた。
夏季旅行から帰って見てみると、そんなキュウリが腐れて潰れていた。
こんな感じになると種取りがうまくいくのは、前回実証済みだ。
これらを水につけて洗うと、今回もほとんどの種が沈み、それらは皆上等な種だった。
この赤い膜は乾かした後には自然に外れるし、水に浸けるとすぐ取ることもできる。
種の表面の殻が硬いうす茶色になっていたら上等の種だ。 |
未熟な種は、白っぽいので外すようにしている。
以前試しにこんな種を蒔いたことがあったが一応発芽していた。
もちろん多くの苗を育てるわけではないのでこんな種は必要ない。
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こちらは7月末に収穫した緑の短寸キュウリ。 こちらの種は収穫後すぐ種まきして立派に育ち、もうすぐ収穫時期を迎える。 |
こちらは8月の初めに収穫した緑の短寸キュウリの種。 水に沈んでだ種を乾かしたところ。 少し薄い感じがする種もかなり含まれていた。 水に沈んだからといって100%いい種とは限らないようだ。 |
まず7月末の収穫した種は種袋の種にも負けていなかった。
上が種袋の種、下が7月末に収穫した白いキュウリの種。 種袋のキュウリはうす緑色だったが、この種で育った実は白かった。 |
夏季旅行から帰って見てみると、そんなキュウリが腐れて潰れていた。
こんな感じになると種取りがうまくいくのは、前回実証済みだ。
今回が2回目の種取りだった。 1回目に十分量を収穫しているので無理に種取りする必要はなかったが。。 今回は芽が出ている種もあったので、どの程度種が取れるか見てみたかった。 |
さて、我が家のウリ科の野菜の中でもっとも種取りが難しいズッキーニ。
種取り用に収穫したものと畑に残したものが半々くらいあった。
畑に置きっ放しのズッキーニのうち、白いズッキーニは全く腐れる気配がなく、恐らく今年も大量に種取りができそうだ。
畑に残している白ズッキーニはこんな感じの実が3個。 こんな感じでこの時期に腐れるサインがない白ズッキーニは種取りは成功する。 ただ種取りをする時期は晩秋や翌年になることもある。 |
うす緑のズッキーニは、まだ痛んでいなかったので、今日収穫して家の中でもうしばらく保存することにした。
こちらの種取りは来月以降になるだろう。 私の予測では、とてもいい種が取れそうだ。 |
こちらは7月に収穫していたうす緑ズッキーニの種。
この種も恐らく使える状態だが、今日畝から実を収穫した種の方が上等だろう。 次に収穫種の方が良ければ、即こちらは破棄だ。 |
こちらは今日収穫したのだが、実があった場所からは緑ズッキーニと思われた。
こちらが、7月初旬と8月中旬に収穫したシマシマタイプの種。
こんな実には、虫に食べられたりしたものや薄っぺらいものもあったが、取り出した種には、使えそうなものもあった。
こちらはまだしっかり乾いていないので、使える状態かは定かではない。 ただ、詰まった種の感じからは、おそらく大丈夫だ。 |
畑に置きっぱなしのシマシマタイプのズッキーニは幾つかあったが、ほとんどが腐っていた。
シマシマタイプの種の収穫は7月に収穫しておいた実から順次行っている。 |
右が7月で左が8月に収穫した種。 7月の種の方が若干薄かったので、こちらだけを破棄する予定だった。 結果的にはどちらの種も破棄する形になった。 |
ところで、7月に種取り用に収穫していたズッキーニはこんな感じだった。
盆が過ぎて、そんなズッキーニもシマシマタイプを中心に多くが腐り始めている。
そして、今日は部屋の中に置いていたシマシマタイプのズッキーニから種取りをした。
水に浸けると、ほとんどの種はカボチャの種と同じように浮いてくる。
浮いた種でも充実していて、ほとんどが使えそうな種なのだ。
ちなみに、今年は行っていないが長いズッキーニの種取りには水に浸ける方法は、キュウリと同様有用だった。
おそらく、ヒョウタンやヒルガオも同じ仲間なので、同様の結果になると思われる。
で、今回水に浮いたシマシマタイプの数個を取り出してみるとこんな感じ。
ということで、シワシワタイプのズッキーニの種取りは、7月初旬と8月初旬に行った種は破棄して、今回収穫した種を残すことになりそうだ。
こんな感じで、一番難しいズッキーニの種取りは順次行いながら、同じ種類の種ならいいものだけを残すようにしている。
これはシワシワタイプのズッキーニ。 シワシワタイプのズッキーニの種取りは3回目だ。 |
切ってみるとこんな感じで種の周りは左程ウェットではない。 ドロドロに腐れたものでは種も傷んでいるものが多い。 |
浮いた種でも充実していて、ほとんどが使えそうな種なのだ。
多くの方が野菜の種取り法として、水に漬ける方法を紹介している。 沈んだ種が充実していい種とされるのだ。 ただし、その方法がうまくいくかどうかは野菜の種類によって異なるのだ。 |
おそらく、ヒョウタンやヒルガオも同じ仲間なので、同様の結果になると思われる。
こちらは2年前の長いズッキーニの種取り風景。 充実した種は水に沈み、水浸け法は種の分別に有効だった。 |
触っても硬く充実しているし、どう見ても問題なく使える種だ。 |
こんな感じで、一番難しいズッキーニの種取りは順次行いながら、同じ種類の種ならいいものだけを残すようにしている。
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