2013年1月31日木曜日

2013年1月のミミズ君総括

寒い1月、昨年はミミズ君に防寒処置を施した。
今年は全く施していない。これは昨年の観察小屋の実験結果による。
それを証明するかのように、どのミミズ小屋でも、今のところミミズ君は元気だ。弱っている印象は全くない。

ただ、この時期、堆肥の中には非常に多くの卵が見受けられるが、赤ちゃんの姿はほとんどいない。これは季節の問題なのか寒さの問題なのか?
ここのところをはっきりさせるために、通常の寒さの中にある卵と防寒処置を施した室内管理の卵で孵化率の違いをチェックする実験をおこなっている。
来月早々1ヶ月目の結果が出るので、何らかの結論が出るかもしれない。

ミミズ君の餌は、先月は冬瓜が一番多かったが、今月は芋類、特に冷凍解凍後のキクイモを最も多く使った。
土嚢袋に土と一緒に入れていたキクイモを、春からの土嚢での野菜作りのための土の準備をする傍ら取り出しては、少しづつ冷凍庫の空いたスペースに入れている。しかし、入りきれずに置きっぱなしのキクイモもたくさんある。どうやら来月もミミズ君の餌は同じようにキクイモ中心になりそうだ。
冷凍庫に入りきれずに外に置きっぱなしのキクイモ。
まだ10袋くらい、土と一緒にキクイモの入った土嚢袋が放置されている。
春までにはこれらのキクイモを全て取り出す予定だ。
今後ミミズ小屋に多めに冷凍解凍後のキクイモの投与したとしても、
これから土嚢袋から取り出すキクイモはとても今の冷蔵庫付属の冷凍庫には収まりそうもない。



それでは、いつものように各ミミズ小屋の現況報告。

[1回完結型ミミズ小屋]
現在4個が稼働中。堆肥収穫に時間はかかるが、小屋の中のミミズ君の姿がすべて見れるので堆肥収穫時にそれなりの楽しみはある

横プラ:1/15堆肥は上等。太いサツマイモの茎は全く食べていない。ミミズも大人が増えた?痩せたミミズほとんど居なくなった。餌はキクイモなど色々。収穫はバケツ1/2
縦プラ1/19〜20ミミズは見事、卵も多い、ダンボールの中に赤ちゃん少数見られた。冬瓜は残っていたがそこには巨大ミミズ多数群がっていた。堆肥はウェットでバケツに1/4のみしか取れず。キクイモ、葉っぱ野菜、ダイコンなどを餌として追加。
金子1号:1/13約100匹上の段に残る。堆肥収穫は上等バケツ1+1/3杯、ミミズ君の数はかなり多い。
金子2号1/12寿命実験中。前回640匹いたミミズ君。今回は数を数えず、極めて元気。卵少量、子供ミミズ3匹?卵10個を除外、堆肥収穫はバケツ2/3杯。堆肥は上等
[3段重ねミミズ小屋]
下段に残っている餌とミミズが増え、さらにウェット堆肥により堆肥収穫時間が30分以上かかるものが多かった。どんぶり型はウェット堆肥の原因になる受け皿を少し深いものに変更した。

箱形1/6堆肥3回目収穫。まずまずの堆肥。ミミズは100匹以上残っていた。残渣残り25分程を要し分別終了。卵は少数。
どんぶり1号/26収穫、バケツ3/4上等、餌はサツマイモ残る、150匹くらい?のミミズ残る、卵もかなりあり。分別30分
どんぶり2号1/21〜22堆肥収穫バケツ1/2、100匹近い大人ミミズ下の方に居た。分別30分、バケツ2/3餌はかなり残っていた。
どんぶり3号:1/18 最下段130匹元気な大人、分別40分。堆肥バケツ2/3、結構卵もあり。
どんぶり4号: 1/24最下段やはり100匹以上はいる。分別40分。堆肥は立派バケツ1/2なぜか卵はほとんどない
どんぶり5号1/253段目餌やり(キクイモ、ジャガイモ、ダイコン)開始
ボックス型1/26〜29いや〜凄かった受け皿に約100匹、最下段に約1000匹のみみず。卵が数千個ありそう。餌はキクイモ、ジャガイモ、ツクネ芋。ダイコン、分別は数回に分けトータル120分、堆肥バケツ1杯。

[観察小屋]
寿命実験や繁殖実験、ミミズ君の餌実験に最近では卵孵化実験がスタートしている。

観察小屋1(90匹寿命実験2):1/1492匹
観察小屋2(54匹寿命実験1)1/754匹変わらず
観察小屋3(繁殖実験)1/101匹減って17匹卵多数
観察小屋4(葉っぱ野菜)1/20設定20匹、10日後ミミズ元気ミミズ君の糞少々
観察小屋5(銀杏)1/21終了。ミミズ君は銀杏を食べない
観察小屋6(寿命実験30赤ちゃん)1/15かわりない
観察小屋7(卵孵化実験)1/8 1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後チェック予定
観察小屋8(冷凍芋)1/18冷凍後サツマイモ、キクイモ、ジャガイモで比較ミミズ君15匹×3でスタート
観察小屋9(暖めて卵孵化実験)1/11室内管理、防寒処置1ヶ月後チェック
予備小屋  1/27卵300室内管理

さて、菜園の方は今の時期春夏野菜のための土作りと畝の整理をしている。
土作りの一助に、発酵液肥などにもトライしている。寒い時期だが葉っぱ野菜やダイコン、カブなどそれなりの収穫は確保されている。

果樹園の方は八朔と伊予柑を収穫をした。思った以上に収穫量があったので、お裾分けしてもしばらくは食べきれそうにない。

2013年1月30日水曜日

葉っぱ野菜のみの観察小屋に入れたミミズ君は元気。純粋ミミズ堆肥の出来始め。

今日は1月の終わりとは思えないポカポカ陽気。
落葉した木々の芽がだんだん大きくなり、正月に植えた球根もいくつか芽を出している。

こちらは昨年植えたブルーベリー。こちらも赤い芽が膨らんできた。

こんな天気の良い日は遠くが霞んでいる。
手前にある低山は見えるがその向こうの山が霞んで見えない。

通常の春霞みたいなものならうれしいのだが、気になるのは黄砂&大気汚染粒子。
先日、眼がコロコロして眼医者に行った。
診断は軽いアレルギー性結膜炎。
やはり最近飛んできている黄砂の影響じゃないでしょうか?と言われた。
長い間続いた円高の風は今や円安の方向に変わっている。
時にはこの辺りの風も日本から中国の方に吹いてほしいものだ。


さて、10日前、葉っぱ野菜に入れたミミズ君。
いや〜全く問題なさそうだ。

みみずを飼って間もなくの方から時に
ミミズ君の糞と土との見分けがつきにくい、という話を聞く。
結構長い間、ミミズ君と付き合ってきたが確かに見分けは難しい。

ミミズ君の糞がさらさら堆肥の状態のときは、小さな顆粒の集まりのようになり、見た目でこれはミミズ堆肥だと判別できる。
ところが、ウェット堆肥になると泥との区別は極めて難しくなるのだ。
実際の判別は、ミミズ小屋には土を入れてないので、土に似たものが出来ている場合はそれもミミズ堆肥と判断している。
もちろんこの判断は間違ってないはずだ。

一方、ミミズ君の糞や、ミミズ君の純粋な堆肥を正確に観察する方法がある。

そんな観察小屋を先日作った。

通常ミミズ小屋に投入するココ繊維などのミミズ君のベッドになるものを全く入れないで青々とした葉っぱ野菜のみで観察小屋を設定し、そこにみみず君を投入したのだ。

ベッドがなくてもミミズ君は元気だっただろうか?

設定して10日程経ったがミミズ君は皆元気そうだ。

更によく見てみるとミミズ君の側に黒いものがある。
これがミミズ堆肥の元になるミミズ君の糞なのだ。
下の写真でミミズ君の側に見える黒いぶつぶつは全てミミズ君の糞だろう。
観察小屋の中に元々黒いものは全く入れてない。
だから、新しく見える黒いぶつぶつはミミズ君の糞以外にはあり得ないのだ。

 観察小屋の底の方に目を移すと、ミミズ君も多く、糞らしきものがもっと増えている。
少し、黒いぶつぶつが重なりあって、堆肥を作り始めているようだ。
こうして、少しづつミミズ君の糞が積み重なり、ミミズ堆肥が出来ていくのだろう。
さらさら堆肥のときはこのぶつぶつがそのままの形で残り、いかにもミミズ堆肥ですといった感じになる。
ところが、ウェット堆肥では通常の土とほとんど区別できなくなってしまうのだ。

もちろん、この観察小屋で出来る堆肥は、最終チェックのときに見かけが土っぽくても、純粋ミミズ堆肥といっていいだろう。

これまでの経験から。冷凍解凍後の芋などに比べて、新鮮な葉っぱ野菜は食べるのに時間を要し、又、出来る堆肥の量も少ないことが予想される。
次回は緑色の葉っぱ野菜がほとんど見えなくなったころ、出来た堆肥の状態や量などをチェックしてみよう。


ところで、今日収穫したブロッコリーの脇芽、確かに量は少なかったが、それを見た長女にヘボッコリーなどと言われてしまった。ちょっと悲しいではないか。
嫁さんは分かっていても口に出さず美味しく料理するところが偉い。
菜園を愛する男の気持ちは複雑なのだ!
さて、昨日設置した発酵液肥を作るためのペットボトル。こちらは今のところ、蓋を緩めてみてもガス発生を認めていなかった。あと何日くらいでガスが発生してくるのだろうか?

2013年1月29日火曜日

発酵液肥を作ってみよう。

夏野菜のための準備。
畝の整理と共にこの時期の課題だ。

さて、何をすればよい?
油かすや牛糞堆肥などの有機肥料は寒い冬は分解が遅く、栄養分に変化するのに3ヶ月から半年かかるとのこと、だから今の時期に元肥として畝に入れこんでいる。

一方、ぼかし肥や発酵液肥というのはすぐ使えるようだ。
これらは効果が早いので特に追肥によいとのことだ。
我が家にはミミズ堆肥による液肥がありこれが追肥に使えるが、この液肥は時期により出来たり、出来なかったりする。

そこで、今日は発酵液肥作りに挑戦だ。
発酵液肥といっても、調べてみるとその作り方は色々あるようでどれも面倒に感じた。

その中でペットボトルで油かすを使って作る発酵液肥の話が、「Hanna-papaの菜園日記」
というブログに載っていた。

これはうまくいくならシンプルでいい。
そこで、同じ方法で発酵液肥を作ってみることにした。
さらに、比較のため発酵鶏糞、発酵牛糞らも同じことが出来るか比較してみることにした。

写真右端はブログの説明通り、ペットボトルに1cm強の油かすを入れ、その上に取り置いた水を入れている。
その横から2本は、同様の方法で、発酵鶏糞、発酵牛糞を入れている。
一番左のボトルはミミズ液肥が入っている。
上の写真は右から
1)油かすによる発酵液肥
2)発酵鶏糞による発酵液肥
3)発酵牛糞による発酵液肥
を作るために設定したペットボトルだ。
そして出来上がったら、一番左に置いている
4)ミミズ液肥
と、その効果について同じ条件の苗で比較検討してみようと思っている。
もちろん液肥を与えるときの濃度(希釈の程度)などに、その効果は左右されるだろうから正確な判定は難しいとは思われるが。

まずは、発酵液肥が出来るかどうかを楽しみに見てみよう。
油かすを使った発酵液肥を紹介してあったブログには、ペットボトル内に間もなくガスが発生するのでペットボトルの蓋は緩めておいた方がよいとのことが書いてあった。
ただ、初めから蓋を緩めておくとガスの発生具合いが分からないような気がするので、今日はどのボトルも蓋は閉めておいた。

しばらくは、毎日チェックが出来る。
ガスが溜まっていたら蓋を緩めた瞬間にプシュッと音がしてガスが出てくるはずだ。
はっきりガスが溜まり出したと分かるようになった時点から、順次蓋を緩めるようにしよう。
さて、これらのボトル、いつ頃からガスが溜まってくるだろうか?
明日から、ペットボトルの蓋を緩めてガスが発生しているかを確かめるのが楽しみだ。

2013年1月28日月曜日

間引き野菜の経過

今日の夜明け。西の空に満月がきれいだな〜と思って眺めていたら案の定、とても気持ちのよい冬日和になった。


さて、間引き野菜を再度植えて食べれるまで成長するのだろうか?
この問に答えるべく、昨年12月初めに間引き野菜を移植してみた。

その頃プランターに植えたサニーレタスやチンゲンサイは小さいながらも元気がよく、間引きが必要と思われた。



これまで、これらの密集した苗を間引きするときに、間引きした苗を移植したことは一度もなかった。この冬葉っぱ野菜が高騰したので、やったことがなかった間引き野菜の移植にチャレンジしてみたというわけだ。

ダメ元で間引いたサニーレタスの苗を数本を移植してみた(12/3)。チンゲンサイも少し移植してみた。
10日程経ってみて見ると、サニーレタスの色が赤みがかり何とか根付いたようだ。
チンゲンサイも元気良さそうだ。
根付いた!


そこで、さらに間引き野菜をいくつかの畝に移植してみた。
さて、それらの野菜はどうなったか?
また、間引後プランターに残った野菜は大きくなっただろうか?

もうすぐ移植して2ヶ月も経つので、うまくいけば移植した野菜はどんどん口に入っているはず。


ところが、下の写真は5日前、マルチを掛けたところに最初に植えたもの。
チンゲンサイだけは数本収穫できたが、その他ほとんどの苗は収穫できる大きさに育っていない。

苗は成長している。
しかし口に出来た数本のチンゲンサイ以外、現在残っている苗はまだまだ口に出来そうにない。

それでも、マルチしたところに植えたものは、それなりに成長しているようには見える。

ところが、マルチのない別の畝に植えたチンゲンサイは元気がなかった。


マルチのないところに植えたサニーレタスはもっとひどい。これらの苗は口にすることなく終わりそうだ。
マルチしたところとに違いはどこにあるのだろうか?
温度?、雨の跳ね返り?

間引きで残ったチンゲンサイの苗はこんな感じ。この苗を基準に見てみると、移植してこれより大きくなったものは収穫した2株くらいか?
こちらはもうすぐ収穫できそうな感じ。

一方、間引きで残ったサニーレタスはこんな感じ。移植したものより明らかに元気がよい。こちらは食べられる最低サイズといった感じだ。
もっと立派に成長してほしかったが....。それでもこちらは何とか食べれそうだ。


ということで、この時期種から植えたプランターのサニーレタスとチンゲンサイは間引き後も今ひとつの成長ぶりだった。

そして、間引きして再度植えた苗は元々の苗より成長がよくなったものは一部のチンゲンサイのみ。
ほとんどは、元々の苗の成長に遠く及んでいない。
畝に移植すると、苗が育つ条件はプランターにあった時よりよくなると思っていた。
しかし、移植操作によるダメージの方が大きかったということだろう。

さらに、マルチなしのところに植えたものは、雨による跳ね返りのためだろうか?さらに元気がない苗ばかりだった。

春夏野菜を植える前のこの時期の畝は少し寂しい。
春までに収穫できるなら、間引き苗を移植するスペースは十分にある。
今回移植した苗が皆食べれるまでに成長してくれたらうれしかったし、来年も同じことが出来る。しかし、私の野菜作りの技量ではまだ無理だったようだ。
来年もこの時期、間引き苗を移植する機会があればマルチを掛けたところに少し植えるくらいにしておこう。


2013年1月27日日曜日

この時期、シマミミズの卵が多い!

この時期、シマミミズの卵が凄い。

昨日ボックス3段重ねの堆肥取りをしたが、恐らく最下段には千〜二千個の卵があったような気がする、もちろんその大部分は収穫した堆肥の中に含まれてしまう。
これまで、一回の堆肥収穫でこれだけ多くのたまごを見たことがなかった。

下段では堆肥は出来ていたが、餌の一部が残っており、そのためか上段に移動せずに残ったみみず君が1000匹ほどいた。このことも堆肥の中に多量の卵が出現したことと関係あると思われる。

この下段の小屋は上段、中段、下段、と3ヶ月間にわたり上から下に移動してきたもので、どの段階で卵が出来たのかは分からない。
今回見られた多量の卵は、最後に残っていた1000匹程のみみず君が生んだものだけでなく、この3ヶ月間にこの小屋に居住していたミミズ君たちが生んだものも合わさっていると考えられる。
だからこれだけ多かったのだ。

一方、こちらはそれより前に収穫した堆肥。この中の卵を使って先日孵化実験を設定した。この中にもまだ卵がたくさん残っている。

この時期の堆肥は少しウェット気味なので、天気のよい時干している。

今日は、ここから300個程の卵を取り出した。それを観察小屋容器の中に入れておいた。

どうやら、1年間で卵を一番多く見かけるのはこの冬の時期なのかもしれない。
春、夏、秋というシーズンにも卵は生んでいるようだが、その時期では卵はすぐ孵化してしまう。この冬の時期数ヶ月間は孵化率がぐっと落ちる。
だから相対的に卵の量がふえるのだろうか?
それとも、産卵率もこの時期に上がっているのだろうか?

今日取り出した卵は今のところ、特に実験に使うような予定はない。
いつか、赤ちゃんが必要などに実験用に提供できるだろう。
一応室内で、人の眼に触れないところにしばらく置いておくことにした。
300個の卵はしばらく放置しておこう。
孵化したあと食べ物に不自由しないように、十分量の餌も入れておいた。
本棚の上で誰の眼にも留まらないところに置いておいた。
ところで、今日も寒く、時折雪がちらついていたが、時折射す日射しの中で鉢植えの梅が気持ち良さそうに咲いていた。




こちらは沈丁花。もうすぐ花を開かせそうだ。この花が咲くと部屋中いい匂いが立ちこめる。



2013年1月26日土曜日

3段重ね収穫堆肥がウェットになり過ぎないための受け皿の工夫

最近のどんぶり型3段重ねのミミズ小屋では一番下の段がウェットになり易かった。
もちろん冬瓜などの餌によるところもあった。
しかし、構造的な問題もあったのだ。

これまでの最下段は下の写真の右下にある浅い受け皿にすっぽりハマる形になっていた。
だから、受け皿に液肥が一杯になると、その液肥がそのまま最下段の堆肥側に染み出していたのだ。
そこで、まず手元にあるもので代用しようとバケツを据えてみた。
これなら溢れんばかりの液肥が出ても最下段の堆肥に染みてくる心配はない。
しかし、実際はこのバケツの1/10も液肥が溜まることはないのだ。

右の茶色い皿が元々あった受け皿。
その皿に代えてバケツを据えてみた。
それに、問題としては不必要に背が高くなってしまうこと。
実際、元あったところにおいてみると、横の3段重ねと高さの差は歴然!

これじゃ狭い作業場がいよいよ狭くなる。

そこで、近くの100円ショップの台所用品売り場で受け皿になる器を買ってきた。
どんぶり型プランターがぴったり重なること、すっぽり入ってしまわないこと、
そしてバケツよりはるかに浅いこと器の条件だ。
この器は受け皿としての条件を満たしているはずだ。

さっそく据えてみた。バッチリだ。
新しい受け皿、こんな感じなら合格だ。

元あったところに置いてみた。以前より僅かに背は高くなるが十分許容範囲だ。

青色のカヴァーが付いているのが新しい受け皿を敷いたもの
以前の3段重ねが左側(緑色のカヴァー)に見える。それより7〜8cm高くなるが十分許容範囲だ。

これで、どんぶり型3段重ねの堆肥収穫時、最下段がウェットになる要因の一つは解決した。

箱型3段構えでも、収穫時に同じようにウェット堆肥の問題が生じている。
そこで、四角い形の受け皿でとなる、ぴったりハマり、且つ液肥がしみ込まない、というような適度な高さのある容器を探している。
ところが丸い容器より四角い容器の方がぴったり来るものを探すのが難しい。適当な容器がまかなか見つからない。
ということで、この3段構えでは、ハマってしまう受け皿と最下段の間に、硬い網を入れ受け皿に最下段がハマり込まないような応急処置をしている。

一方、ボックス3段重ねもそれに合う受け皿を見つけるのは難しそうだが、元々ある蓋2枚で2重構造の受け皿を作り、今のところ問題を生じていない。
これがボックスの受け皿、蓋を2枚重ねにして使用。上の皿には穴があいている。
液肥は下の皿に溜まる。降りてきたミミズ君やウェットな堆肥などは上の皿に留まる。
この状態で少々液肥が溜まっても大丈夫のようだ。
さて、昨年末から軌道に乗ってきた3段重ねのミミズ小屋。その弱点を少しづつカヴァーしながら堆肥収穫を続けている。

これからの大きな山場は6月からの暑さだろう。
これまでのミミズ小屋でこの時期何度かミミズ君の全滅事件を味わった。
3段重ねの小屋では、今までにも増して多くのみみず君がいる。
また、現在は孵化寸前の卵が小屋内に大量にあるので、春からはミミズ君の数が更に増えるだろう。
ミミズが極端に増えた状況で、もし小屋の内部が発酵したらそれこそ悲惨だ。

ま、先のことは分からないが、今回のように問題が生じるたびに小さな改良を加えながら、今のペースを落とさず、ミミズ君たちにはそれぞれの小屋で立派な堆肥を作ってもらおう。


2013年1月25日金曜日

間違いだらけの芽キャベツの育て方。ところで、この苗何だったっけ?

この秋、芽キャベツの苗を4本植えた。

芽キャベツというのはこれまで口にしたことが無かったし、この野菜を育てるのも初めてだった。
正月前後に少し収穫できたので、食べてみた。口うるさい娘たちにもなかなか好評だった。
ところが、ちょっと調べてみると我が家の芽キャベツは通常の半分以下のサイズのようだし、苗の成長もかなり悪いようだ。
こちらは収穫して好評だった芽キャベツ(1/7)。

こちらは小さすぎて収穫さえしてない芽キャベツ。
そこで調べてみた。何か育て方に過ちがあったのだろうか?
いやいや、間違いがあったどころか間違いだらけの育て方だったのだ。

まず
1)植え付けの時期。10月の初めに植えたが、8月中に苗の植え付けをするのがベストとのこと。植え付けが遅れると脇芽が大きくなる前に冬になってしまうとのこと。

つぎに
2)摘葉作業をしなかったこと。
一番上にある写真は収穫するときに邪魔になって摘葉したが、その下の写真ではまだ収穫できる大きさに育ってなかったので全く摘葉していない。
しかし、脇芽が見え始めたら摘葉が必要とのこと。摘葉しないと葉が邪魔になり脇芽の成長が遅れるとのことだ。慌てて4本全ての苗の摘葉をした。

そして3番目の間違いは
3)株間。芽キャベツはキャベツの仲間で最も広い株間が必要で最低でも50〜60cmとる必要があるとのこと。我が家の畑ではその半分程の株間しか取っていなかった。

いや〜こんなこと全く知らなかった。

その後、少しづつは収穫はできているものの余りに収穫量は少ない。

さらに、ヒヨドリが時々僅かな収穫予定を横取りする。
そして、これが今日のわずかな収穫。


小さくても評判の良かった芽キャベツ。
どうやら収穫時期ももうすぐ終わりそうだ。
来年はもう少し立派なものを育ててみたい。

ところで、芽キャベツと同じ日に買ってきて植えた苗が2つある。
その2つの苗は買った苗が何だったのかを思い出せない。だから、どういう風に食べるのかがわからない。

一つは下の写真の紫色の葉の野菜。キャベツのように見えるのだが。
葉っぱを見る限り、やはりこれはキャベツだろう。しかし全く巻いていない。
今から巻いてくるのだろうか?それにしてもきれいな葉っぱだ。

通常キャベツは巻くものだが、このキャベツは巻いてない。
我が家の苗だけが巻かないのか?
それともこの種類のキャベツは皆巻かないのか?
そこのところが分からない。

そこで、ちょっと調べてみた。やはりこの野菜は紫キャベツで間違いなさそうだった。
しかし、紫キャベツは通常巻くものらしい。
ただ、植え時が遅れると巻きにくいとのことだ。
ン〜この苗も植え時が遅れたのか?
キャベツの原種は巻かないとのことなので、そういう意味では我が家の紫キャベツは原種に近かったのか?

ま、仕方ない、まずはこの状態で葉っぱを食べてみよう。
小さな葉を2枚、大きな葉を1枚程切ってみた。大きな葉は硬そうで遠慮した。
葉脈は太い。中は通常の色だ。大きな葉は硬そうに見えたので遠慮した。
小さな葉も硬いのかと思ったが食べてみるとそうでもなかった。


これだけきれいな葉っぱだ。美味しいに違いない。
生で細く刻んでマヨネーズで食べることにした。
畑で見るときれいだったが、皿に盛るとちょっと....という感じ。
硬いだろうか?
食べれる!よかった。味は悪くない。通常のキャベツと比べるとこちらが若干甘みが少ないようだ。きちんと巻いた紫キャベツも機会があったら食べてみたい。
まずは、生野菜不足の折に、使える野菜が一つ増えてよかった。

さて、もう一つ謎になった野菜は、下の写真の中国野菜だ。
ん〜この苗が、中国野菜の一つであることしか思い出せない。

苗を買った店で、どんな野菜なのか、名前や食べ方を詳しく聞いていたような気がする。その時は、しっかり憶えていたのは間違いない。
忘れることはなかろうと、一緒に付いていた野菜の名札も捨ててしまった。
ところが、数日後にはこの野菜の情報をすっかり忘れてしまったのだ。
その後、野菜が大きくなったら、店で聞いていた説明をきっと思い出すだろうと思っていた。
何となく立派な野菜になった今、どう眺めてみても、これがその店で売っていた数種類の中国野菜のうちの一つであることしか思い出せない。花芽を食べるもの、脇芽を食べるもの、その時は色々見たような気がするが、この苗はどこを食べるんだったっけ?

まだ、頭のMRI検査はしたくない。脳萎縮がありますね、などと言われたら完全に鬱状態になりそうだ。だが、記憶力は確実に落ちている。
せめて、名札は挿しておくべきだった。

2013年1月24日木曜日

ジャガイモの収穫、収穫量には植える時期が大きく関与。残った種芋は再度種芋として使える?

今年は秋ジャガを3回に分けて植えた。

1回目は9月中旬:畑に男爵芋とアンデス赤、プランターにも男爵芋を1個植えた
9/13に植えた男爵芋

同じく9/13に植えたアンデス赤

2回目は9月末:畑とプランターに男爵芋を植えた
9/27やっと芋を植えるスペースが確保できた。
遅れた!と思いながらも結構な数の種芋を畝1列に植えてみた。

 1〜2回目に使った種芋はすべで昨年夏に収穫した芋を種芋用に残したもの。

3回目は10月中旬:畑に出島。これは苗屋さんに行った時、「時期遅れになるけど何とか小さな芋なら出来るかも」と売れ残った種ジャガを数個ただで頂いたものだ。


昨春植えたジャガイモは結構立派に育ち、夏には一応満足できる形で収穫をした。

さて、秋ジャガの収穫はどうだっただろうか?


まず、昨年12月4日から、1回目に植えた分を収穫し始めた。
予想通り収穫量は少ない。
収穫している私の姿を見た農家の方が、「うちのジャガイモはもう出荷始めているけど、このジャガイモは植え時が遅かったのだろうね。ジャガイモは霜が降りても腐れないから慌てて掘らんでもよかよ」と声をかけて下さった。3株程収穫して、あとはそのままにしておいた。
そして、その言葉通り、時間を置いて食べる分だけ1株づつ収穫した。
下の写真は12/18収穫分。
12/18の収穫(1株分)。
これは1/4収穫分 

これは1/15収穫のアンデス赤の初収穫1株と、1回目に植えた男爵芋の最後の1株の収穫。数は少ないが大きさや状態に問題なかった。
同じ日に収穫したヤーコンと一緒に記念写真
結論的に1回目に植えた芋は収穫量は少なめだった。
1株に出来る芋の数は、春植えた芋を7月に収穫したときの半分もなかった。
しかし、芋の大きさや状態には問題はなかった。

ところが、今日収穫した男爵芋、すなわち2回目に植えた芋たちの収穫状況はさらに悲惨だった。
皿に入っているのが、今日収穫した2回目に植えた男爵芋。アンデス赤は1回目に植えたもの。
左側は種芋だ。
残念ながら、9月末に植えた男爵芋は収穫芋の方が種芋より小さいし、全体量も少ない。
春植えた種芋は収穫時には腐っていたが、この時期の収穫では種芋はしっかりした形で残っていた。

やはり、秋ジャガでは植える時期が生育に大きく関係するんだ。

そこで、10月中旬に植えた出島を見てみた。これらの種芋ではさすがに植え時が遅すぎたのか、小さな芽が出たものの、大きく葉を茂らせることなくすぐ萎えてしまった。
12月に入ってすぐのことだ。小さな芋なら出来るかもと言われて頂いた種芋だったが、
やはり収穫できる芋は出来ていなかった。
掘り出した出島の種芋。
なぜか植えたときより若干大きくなっている。1cmほどの小さすぎる子芋が付いている。
もう成長することはないだろうが、行く末を見届けたいのでこのままの状態でプランターに入れておいた。
残ったいくつかの出島の種芋も同じような状態だろうが、葉がない状態で小さなイモが少しは大きくなるのか見てみたい。ということで、畑でそのままの状態にしている。

行く末を見届けたいと言えば、今日掘り出した種芋の中から、男爵芋の種芋(2個)とアンデス赤の種芋(1個)も試しに小さなプランターに入れておいた。
春になったらもう一度芽が出るのだろうか?
もちろん他の種芋はミミズ君たちの餌になる。
1個がアンデス赤、2個が男爵芋。昨年4月に定植して7月に収穫。
その収穫した芋を種芋として9月中旬と9月末に植え、今日掘り出したものだ。

今日の芋掘りで分かったことは、
秋ジャガは、植える時期が遅れないようにしなければいけないということだった。

また、春に植えた種芋は夏収穫時には腐っているのに、秋に植えた種芋は、なぜかこの時期、腐らずしっかりした形で残っていた。
もちろん、この種芋は繊維質が多く食用にはならないとのことだ。
この腐れなかった種芋が、そのまま植えているとどういう経過を辿るのか気になった。種芋としてもう一度新しい芋を付けることは出来ないだろうが、結果をはっきり確かめようと思う。

残念ながら秋ジャガの収穫では満足より反省が残った。
ということで、この時期、野菜を収穫するたびに思うことだが、この秋植えるジャガイモは、もっと立派に育てたいと思っている。


2013年1月23日水曜日

イノシシは何のために穴を掘る?八朔、伊予柑の収穫

太宰府天満宮の飛梅が一輪咲いたとのニュースが流れていた。
もうそんな季節なんだ。

ここ2日間小雨が続いたが、今日雨が上がったので午後からみかんの収穫のため久しぶりに果樹園に向かった。

果たして、我が家の梅の花は咲いているだろうか?
お〜咲いている。
小梅が可憐に花をつけていた。大梅の方はまだつぼみの状態。
大梅は咲いていなかったが、辺りを見渡すとタンポポの仲間や水仙が花を付けている。


先月花を付けていたビワは花が落ち、小さな実を付け始めている。

12月初旬、びわの木はいっぱい花を付けていた。
今日見てみると、落ちた花びらの下には小さな実が顔を出している。
我が家の果樹園も確実に春に向かって少しづつ動き始めているんだ。

ところで、果樹園を歩いていると、イノシシが掘ったと思われる穴が何カ所もあった。
こんな感じだ。

 こちらにも。

掘り起こしたところには、掻き出された土だけでなく、大きな石も転がっている。
イノシシは一体何のためにこんな穴を掘るのだろうか?
もしかして小さなミミズを食べるため?
掘ったところに山芋があったのかな?
兎に角、この辺りにイノシシがたくさん居ることだけは間違いなさそうだ。

さて、今日の仕事はみかん(八朔と伊予柑)の収穫。
先日、温州みかんはサルなどの動物にかなり食べられてしまった。
今日、八朔や伊予柑を見てみたがこちらは大丈夫だった。
サル予防に付けた両面テープが効果あったわけではなさそうだ。
両面テープが付いてない伊予柑も被害は全くなかった。
八朔や伊予柑の硬い皮はサルの力では剥くのが大変ということだろう。
今日の収穫、特に伊予柑は立派な実がなっていた。

みかん類はあと甘夏、ザボン、レモンが残っている。
手前がザボン、向こうがレモン。まだ収穫には早いようだ。

こちらは甘夏、十分みかん色になっているが、こちらもあと1〜2ヶ月置いていた方が良さそうだ。
ということで、写真、右側がジューシーで甘い伊予柑。左側があっさり甘い八朔。
どちらも私は好物だ。

この時期、みかん類の皮が大量に出るので、これをみみず君が食べてくれるとうれしいのだが、昨年おこなった実験の結果、みかんの皮をミミズ君に与えるのはあきらめた。
皮に含まれるd-リモネン(殺虫剤にもなる)がミミズ君には刺激が強すぎるようだった。
これまで、みかんの皮をシマミミズの餌として与えている方は結構いるし、よほど量が多くなければ問題はないのだと思われる。
また、皮の表面を剥いでミミズ君に与えると結構いい餌になることは昨年のザボンの実験でも実証済みだ。
ザボンなら表面を剥いでも十分な餌の量があるので餌として与えてもよいが、伊予柑や八朔では与える餌の量に対して表面の皮剥ぎの手間の方が面倒なので、今のところ餌として与えてないのが現状だ。
しかし、何とか大量に出るみかんの皮を無駄にしたくない。
今年は、みかんの皮をある程度長い時間保管しておいて、刺激がなくなって餌として与えるという実験を組んでみようと思っている。この実験は後日設定の予定だ。