牛糞堆肥とミミズ堆肥のこれまでの比較実験では、昨年の春まではミミズ堆肥の一方的な勝利だった。しかし前回のツクネ芋の成長実験では初めて牛糞堆肥の方に軍配が上がった。
今回こそ、ミミズ堆肥の方をしっかり応援しているのだが.......。途中経過まではかなり形勢不利だった。
下の写真は、先月の途中経過の報告。ここまで、茎から上部の成長具合いは牛糞堆肥の勝ちだった。
果してこのまま牛糞堆肥の2連勝となるのだろうか?
左の茶色いプランターが牛糞堆肥を入れた方。ここまでは牛糞堆肥の勝ち |
これが、1月9日の写真。茎から上の方の葉はかなり枯れてきた。さほど葉の茂りが大きくならないうちに枯れてきた。
ということは、どちらが勝つにせよ、ジャガイモの生育としてはどちらも期待できそうになかった。
もちろん、肥料など全く入れていないし、この狭いプランターの中での成長実験、さらに種芋をいれた実験設定の時期も遅めだったとなれば仕方ないか?
こちらは右側が牛糞堆肥、この時点で、茎の太さなどさほど差はないように思われる。 |
そしてこれが今日の写真。右側が牛糞堆肥。
どちらも種芋は2個づつ、同じサイズのものを入れていた。 |
もう完全に土より上部は枯れた。
牛糞堆肥の状態がそのまま保たれている感じがする。
牛糞堆肥を入れた部分は土のようにならずほとんど牛糞堆肥のままのように見えた。 |
つぎに、ミミズ堆肥で育てた芋を見てみよう。
右に見える種芋は、牛糞堆肥に入っていたものとほぼ同じだ。収穫できた芋は全て種芋より小さい。 とれた芋のサイズは、やはり茎の太さや葉の茂りに比例していたようだ。 |
ということで、今回のジャガイモ収穫は牛糞堆肥の勝ち。
前回のツクネ芋のときに続いて2連勝だ。
通算成績も5分に近づいてきた。
ところで、ミミズ堆肥を入れたプランターをひっくり返してみてみたら
中にシマミミズが10数匹いた。
恐らく堆肥の中にいた卵が孵化してこの状態になったのだろう。
ミミズ堆肥を入れたプランターの中にいたシマミミズ。子供ミミズから大人ミミズまでいた。 実際、畑にミミズ堆肥を撒いた場所では、野菜の収穫時に時々シマミミズを見かける。 |
こちらは、みみず堆肥を入れていたプランターの土。
ミミズ堆肥の方も、牛糞堆肥と同じくほとんどそのままの形でプランターの中に残っていた。 そのため、孵化したシマミミズはそこでそのまま大きくなれたのだろう。 シマミミズは通常の土の中では生きていけないと言われているが、このようにミミズ堆肥がそのままの状態で撒いた土の中に残っていれば、その中でミミズ君は生きていけるのだ。 |
ミミズ堆肥や牛糞堆肥が一般に畑の中でどれくらいそのままの形で残るのか定かではない。少なくともプランターの中では、これらの堆肥は5ヶ月間変化しなかったように思われた。
これらの堆肥の中の栄養はきちんと吸収されていたのだろうか?
時間を置くともっと吸収されやすくなったりしないだろうか?
これまでミミズ堆肥は、野菜を栽培する直前に畑に投入して問題ないと思っていたが、野菜を植えるかなり前に撒いていた方がよいのかもしれない。
ということで、今回の土はそのままの形でプランターに戻した。
この土をそのまま使って、春になったらジャガイモの栽培&比較実験をもう一度やってみよう。
もちろん他の肥料などは入れない予定なので、一般のイモのサイズのものは出来ないだろう。
今回より小さなイモしか出来ないのだろうか?
寝かしたミミズ&牛糞堆肥で逆に大きなイモが出来たら、堆肥の撒き時を一考する必要がありそうだ。
ところで、一昨日TVで日本有数のショウガ産地でのショウガ収穫風景が映っていた。
プロが作るショウガは凄いの一言。また、涼しくて湿度の高いところでは結構長時間の保存も出来るのだそうだ。山に防空壕のようなトンネルを自力でくりぬいて、その中にショウガを保存している凄い映像もあった。
我が家のショウガは、成りは少なかったが、先月ほとんどの収穫を終えた。
収穫したショウガはスライス乾燥し、時々使っている。
TVを見て新鮮なショウガをまた食べたくなったのだが、丁度プランターにショウガを一株残していた。新鮮なショウガがなくなる頃にまだ食べれる状態で残っているかもしれないと思って小さな株を1本残していたのだ。
プランターの端に一株、放置されたままのショウガがあった。 |
さて、最後のショウガ収穫、先日の雪で腐ってないだろうか?
小雨の降る中、ちょいと茎を引き抜いてみた。茎は腐っていてすぐ切れた。
そこで、片手を突っ込んで掘り起こしてみた。
腐ってはなかったが、小さい!
昨年からのショウガ栽培を象徴するような小さなショウガがちょこっとあっただけだった。
10cmにも満たないような小さなショウガが最終収穫の一品。 それでも何とか新鮮状態で食べれそうだ。 |
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