2014年2月11日火曜日

我が家の柑橘類に「すす病」発生。よく見るとカイガラムシが凄い!

我が家の果樹園の柑橘類に「すす病」発生。
そして、「すす病」の原因の一番はカイガラムシらしい。

下の写真がミカンの葉っぱ起こったすす病。その奥の枝にカイガラムシが見える。






そもそも、果樹園の仕事で楽しいのは、苗植えと収穫だ。
苗を植える時は遠い先の日を夢見るし、収穫の時は何とも言えぬ満足がある。

ただ、果樹の管理で避けては通れないのが草刈り、剪定、薬かけなどの作業だ。

先日ミカンの木に発生していた「すす病」の原因がカイガラムシらしいので、今日は寒い一日だったが、柑橘類の剪定とカイガラムシ退治を主な目的に果樹園に足を運んできた。

そこで、カイガラムシ退治に行く前にカイガラムシについて少し調べてみた。


カイガラムシは昆虫の仲間で、セミ、アブラムシ、カメムシ、ウンカやヨコバイの親戚とのこと。図鑑には約400種が掲載されているが、 日本にはその倍はいるだろうと推測されている。

なぜ木に悪いかと言うと、糸の様な口吻を葉や茎に差し込み、樹液を吸い木を弱らせるとのことだ。
そして、甘い汁を排泄、葉や幹についたこの蜜滴にすす病菌が繁殖して、葉や幹が黒く汚れるとのことなのだ。
やはり我が果樹園のミカンの木に発生した「すす病」はその原因がカイガラムシだったのだ。

さてカイガラムシのことは少し勉強したが、どうやら厄介なのはその駆除の方法らしい。
まだ若い幼虫の時に薬剤散布するのも効果的とのことだが、効く薬剤が少ないとのことだ。今日見回っても、若い幼虫は見当たらなかった。
もちろん、硬い貝殻状のもので覆われる時期になると薬がほとんど効かないらしい。
そして、今日よく見ると同じ貝殻状のものでも新しいものと古いものがある。
下の写真は新しい感じの貝殻状のものだ。まだ間違いなくカイガラムシが中に居る感じだ。
こちらはかなり古い感じの貝殻状のもの。古いと言っても枝はまだ細いので数年も経ったものではない。しかしこんな感じで、まだ中に虫がいるのだろうか?

どちらにせよ、このカイガラムシ退治、できるだけ薬剤は使いたくないので今日は「テデトール」法だ。

私が用意したのは、金属ブラシ。
作業がかなり時間がかかりそうだったので、100円ショップで200円投資した。
今日は上の1本しか使わなかった。あとのブラシは来年用だ。
まず、こんな感じのカイガラムシをブラシでこすってみた。
 丁寧にブラシをかけるとこんな感じだ。
狙った枝では結構きれいにカイガラムシを落とすことが出来る。
しかし、柑橘類のカイガラムシは生半可な量じゃない。
なぜか、弱った木(温州みかんと、金柑に特に多かった)にたくさん発生していた。
それとも、たくさん発生したから木が弱った?

そこで、カイガラムシが多量についた枝は剪定して切り落とした。
これは、2年連続でサルにやられた温州みかん。
今年はカイガラムシまで大量に発生した。これを皆ブラシで落とすのでは気が遠くなる。
そこで、こんな感じのカイガラムシ大量発生の枝は切り落とした。

カイガラムシが少しついている枝は先程のブラシでこさぎ落としていった。

ということで、今日は10本近い果樹園の木の剪定をおこない、カイガラムシの付いている木で落とせる虫はブラシでコサギ落とした。


私は素人なので、果樹の管理は自信を持ってへたくそだ。
カイガラムシの管理然り、剪定も自信が無い。

ただ、自分が植えた木で、いつ頃植えたものか?種類が何だったか?分からなくなった木があった。
この木は笹竹に隠れて見えなくなっている。植えたミカンの種類を覚えていないのだ。
笹竹に隠れてミカンの木がわずかに見えている。
以前小さなミカンを収穫した記憶はあるのだが、植えた木の種類を覚えていない。
 ただ、植える時には夢を見させてもらい、管理が悪くて、こんな感じでほったらかしでは木があまりにかわいそうだ。
そこで周りの笹竹を切って片付けた。そしたら、こんなミカンの木が出てきた。
まだしっかりしている。風通しが良くなり日が当たったら実を付けるようになりそうだ。
かなり前に植えた木なのだが、成長は著しく悪い。
ミカンは成っていないのだが、特別病気はしていないみたいだ。
カイガラムシも付いていなかった。
こちらは、今日収穫を終えたレモン。
剪定&収穫前の写真
こちらは、4月頃収穫を考えている甘夏。
剪定前の写真


今日はミカンの木の1本、1本を剪定前後で写真を撮った。
剪定とカイガラムシ退治の効果を楽しみに見ていこう。


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