孵化率を出す実験は少数の卵で実験をおこなうと、数は数え易いのだがその時の環境因子などで大きく結果に差が出ることがある。
一方、割合大きな観察小屋で多くの卵を使って行なう実験では、おおよその孵化傾向はかなり正確に出すことが出来る。
しかし、正確な数の把握は不可能に近い。
今回この小屋でおこなったのは、300個の卵を入れての大型の孵化実験だ。
さて、3ヶ月前(昨年11/17)300個の卵を観察小屋に入れたこの小屋では、設定から1ヶ月めに早くも1/3は孵化している感じを受けた。
ピンクの透き通った感じの赤ちゃんがたくさん生まれていたのだ。
昨年12月、1ヶ月目で早くもかなりの卵が孵化していた。 |
そして、2ヶ月目のチェックではほとんどの卵が孵化している感じを受けた。
次回赤ちゃんを数え易いよう、50匹を間引き、それらの赤ちゃんで新しい寿命実験を設定した。
さて、今日はこの実験の3ヶ月目に当たる。
この時期なら何とか赤ちゃんミミズの数を数えれるのではないかと考えていた。
この時期なら何とか赤ちゃんミミズの数を数えれるのではないかと考えていた。
途中50匹を間引いたので、250匹の赤ちゃんが居たら孵化率100%と考えて、100匹程度なら頑張れば数えることが出来るかもしれないと思ったのだ。
まず、この観察小屋の内容を大きな皿に移した。
観察小屋の内容を皿に移した時の印象で、赤ちゃんミミズは100匹程度ではないことは確信した。 |
どうやら、赤ちゃんは予想よりいっぱい居るようだ。
近づいて見るとこんな感じで、まだ2cmくらいの小さな赤ちゃんも多い。
赤ちゃんのサイズは1〜3cm位と様々だ。 まだ1〜2cmの小さい赤ちゃんも多いので正確な数は数えることは不可能だ。 |
そこで、頑張って赤ちゃんミミズを選別した。もちろん正確ではないが少なくは見積もっていない。
皿の中の赤ちゃんを選別すると、おおよそ300匹居た。
堆肥に隠れて、見えていないが300匹程の赤ちゃんミミズを選別した。 正確な計測は不可能だったので、実際は300匹以上居たと思われる。 |
皿の中の赤ちゃんを選別すると、おおよそ300匹居た。
もちろん、赤ちゃんがまだ小さいものも多く、残した堆肥の中にもまだ50匹以上の赤ちゃんが残っている可能性が高かった。
ということは、最初に入れた卵の数が正確なら(正確に数を数えながら卵を投入したはず、300個に大きな誤差はないはずだ)1個の卵から複数の赤ちゃんが生まれたものが多く含まれることになる。
そういえば、シマミミズの孵化については他の方の説明でも、卵胞から1〜2個の赤ちゃんが孵化すると書いてあった。
それでは、実際の孵化率はどれくらいだったのだろう?
そのためには孵化していない卵を正確に数える必要がある。
そこで、堆肥の中に残存している卵を一生懸命集めてみた。
卵は10個程見つけることが出来た。もちろんまだ見つけきれなかった卵もあるだろう。
もし10個の卵が孵化していない卵の全てだと仮定すると、300個の卵が290個孵化したことになり、孵化率は何と97%だ。
あと10個残っていると仮定すると、300個の卵が280孵化ということで孵化率93%だ。
どちらにせよ、予想をはるかに超える孵化率だった。
そのためには孵化していない卵を正確に数える必要がある。
そこで、堆肥の中に残存している卵を一生懸命集めてみた。
卵は10個程見つけることが出来た。もちろんまだ見つけきれなかった卵もあるだろう。
もし10個の卵が孵化していない卵の全てだと仮定すると、300個の卵が290個孵化したことになり、孵化率は何と97%だ。
あと10個残っていると仮定すると、300個の卵が280孵化ということで孵化率93%だ。
どちらにせよ、予想をはるかに超える孵化率だった。
皿の堆肥から一生懸命集めた卵、10個あった。 |
この時期、他の寿命実験や繁殖実験などを行なっている観察小屋で卵がなかなか孵化しない印象を持っているのだが、寒いから孵化しないというのはどうやら間違いのようだ。
今回の孵化実験から、正確な赤ちゃんの数を数えることは出来なかったが、孵化していない卵の数から推測して、どうやら孵化率が90%以上あったのは間違いなさそうだ。
さらに、250の卵から400匹近い赤ちゃんが生まれたという事実は、一つの卵(卵胞)から複数の赤ちゃんが生まれたものがあったことも確信出来るのだ
今回の孵化実験から、正確な赤ちゃんの数を数えることは出来なかったが、孵化していない卵の数から推測して、どうやら孵化率が90%以上あったのは間違いなさそうだ。
さらに、250の卵から400匹近い赤ちゃんが生まれたという事実は、一つの卵(卵胞)から複数の赤ちゃんが生まれたものがあったことも確信出来るのだ
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