2014年2月7日金曜日

自然薯がよく育つ土は栄養の無い山の土とのことだ。ツクネ芋の育つ土も同じタイプがいい?

先日、TV鉄腕ダッシュで自然薯の栽培農家が紹介されていた。
自然薯は通常山で掘り上げる。
芋ずるが元気なうちにその根元近くに目印を付けておいて、蔓や葉が枯れた頃、芋を掘っていくのだ。曲がりくねった自然薯を掘り上げるのは大変根気のいる仕事だ。
そのため掘り上げた芋は大変高価だ。
そんな自然薯を畑で栽培しようと、多くの農家の方がトライされたとのことだが、ことごとく失敗されたらしい。
そんななかでTVでは、うまくいった一軒の農家の方が紹介されていた。
その方は、畑で育てる自然薯栽培のノウハウを惜しげもなく紹介していた。

その話の中で興味を引かれたのが、自然薯が育つ土の話だ。

自然薯栽培をトライして失敗された多くの農家の方の場合、少しでも立派に育てようと土を肥料リッチにしていたのだ。
ところが、自然薯が育つ山の中の土は、表面は栄養豊富な土でも、自然薯が伸びていく深い部分は栄養のない土なのだそうだ。
そこに眼をつけた栽培に成功された方は、この栄養のない土の条件を、山の赤土を畑に入れることで再現されたらしい。

栽培に失敗した農家の方の原因の一つは土にあったのだ。


そこで思い出した。
昨年のツクネ芋の栽培失敗のことだ。
ツクネ芋はその粘り方からして、自然薯に近い芋であることは間違いない。
もしかしたら、昨年のツクネを育てた畝には肥料を与えすぎた?
余り覚えていないが、もしかしたらそうだったのかも知れない。
昨年のツクネ芋が育つ過程では非常にいい感じで、8月の終わりには蔓や葉が見事に茂っていた。
肥料リッチだと蔓や葉は立派に育つのかもしれない。

支柱の管理もしっかりしていたので、10月の台風の後でも倒れること無かった。
この蔓葉の状態はこれまで数年のツクネ栽培でも最高の状態だった。

この状態なら、これまでの年を上回って、30cm級の大きな芋が収穫出来ることを予測させた。
ところが採れた芋の大きさは、予想をはるかに下回っていたのだ。

実は、この原因が分からず悩んでいた。
先日のTVを見て、どうしても今年のツクネ芋栽培では、土の条件を肥料リッチなこれまで通りの土と、肥料プアな山の土で育てるものの2つを用意してみたくなった。

丁度、先日頂いた山の土が土嚢袋に3袋残っている。
この土が肥料プアな山土であるのは間違いなさそうだ。
ならばこの土で育てるツクネ芋、どんな芋が出来るかを見てみたい。

今年もツクネ芋用には1列の畝を予定している。
下の写真の畝がこの春以降ツクネ芋の畝になる予定地だ。
今は、パオパオの中にサニーレタスが育ち、その向こうは収穫が終わったブロッコリーがある。
4月の初めにはそれらを撤収し、ツクネの畝を準備する予定だ。


この畝に、山の土を撒く場合、土嚢袋3袋ではそんなに多くの苗を育てるわけにはいかないが、畝の一部を肥料を加えず、この山の土だけを加えて育ててみようと思う。
他の部分は、これまで通り、やや肥料リッチな土を用意しよう。
もし私の思惑通り、肥料プアな山の土で育てた方に立派なツクネ芋が採れたら、これからのツクネ芋栽培法が大きく変わることになるだろう。

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