2018年6月30日土曜日

2018年6月の菜園。

今月の菜園の主役はデストロイヤーとズッキーニ。

デストロイヤーは、極めて順調に収穫できているが、月末になると、顔に傷が入って貫禄のある輩を目にするようになっている。
今期のデストロイヤー賞にノミネートされている輩。
有力候補なのだが、今期はライバルも多そうだ。
デストロイヤー賞の正式発表は7月の後半だろう。

ズッキーニはまだ衰えを知らずに収穫できている。
うす緑、緑、白、それに最近はUFO型も加わっている。

長いズッキーニもこれまで4本収穫、
7月に入ったら、収穫量が一気に増えそうだ。
こちらは長いズッキーニの収穫1本目。
これは、ヒョウタンの仲間なので、皮が硬い。
味は冬瓜とほぼ同じだ。

それに、ナス、ピーマン、トマト、キュウリ、カボチャも加わり、1年で一番収穫野菜が多く賑やかになり始める時期だ。
今年は型の良い長いカボチャが収穫できているのが嬉しい

7月に入ると、オクラ、ゴーヤ、四角豆や、もう採れ始めているインゲンなども収穫に加わってくるはずだ。

トウモロコシは先日初収穫したが、まだヤングコーンだった。
ヤングコーンなのだが、早くもアワノメイガ被害が出始めていた。
2回目の収穫では、実の色はそれらしくなったが、アワノメイガ被害はさらに広がっていた。
今年も、早めにトウモロコシの苗のてっぺんに穂を出す雄しべをカットした。
この操作で、アワノメイガ被害を減らそうと努力はしたのだが。。

アーティチョークの収穫は終わったが、今もまだ花は楽しめている。

ディルの種取りをしているが、その時に出会った多くのテントウムシの幼虫を虫カゴで育て、ゴボウやアーティチョークにリリースした。
こちらがテントウムシの幼虫
こんな虫カゴで、しばらく観察した。
で、蛹から羽化するところにも何度も遭遇した。
こちらは羽化して間もないテントウムシ。

2年ぶりに種を蒔いたモリンガから初めて芽出しを見ることができた。
今次々と芽を出している。
これまら3ヶ月あまりは暑い季節なので、しばらくは成長を続けるはずだ。

また、中旬には第2菜園で2年前に枯れた山椒の木があったところに、新たな苗を植えた。
植えた朝倉山椒は必ず実がなるはずなので楽しみだ。


果樹園では、収穫しきれなかった落ち梅を見るのがちょっと寂しかった。
来年は梅をもらってくれる人をもう少し増やしたい。
ミカン類や柿などの実の付き方は順調なように思える。

また、我が家の果樹ではないが、ヤマモモの木に真っ赤な実がたくさんなって、カラスに食べられていたので、少し収穫して酒を作っている。

ヤマモモ酒は非常に美味しい。
この酒を飲みながら見たTVサッカー観戦。
セネガル戦には感激したが、そのあとのポーランド戦の戦いぶりにはガッカリ。

そして、今月の菜園は、なんといっても雑草と蚊が凄かった。
7月、8月と同じような状況が続くと思われるが、雑草抜きは老化予防のエクササイズくらいに抑えて、暑い夏、無理せず畑仕事を楽しもう。

2018年6月29日金曜日

梅雨本番。デストロイヤー、3cm小さな種芋から16cmの今期最大の芋が採れた!!

今日の午前中はよく降った。
菜園前の小川と田んぼの境界がなくなっていた。
ここでいつも遊んでいるバンも居場所を探している風だった。

こんな大雨も、午後には上がり、夕刻にはちょっと畑仕事が出来た。

ここのデストロイヤーの畝は3月中旬に小さな3cmほどの種芋を15cm間隔で植えていたところ。
まだ花が咲いていて、茎葉も枯れていないので収穫は数週間後と思っていた。
ただ、苗の状態が、茎元で結構太かったので、早く芋を見てみたくなった。
そして、手前の1〜2株を掘ったら、予想をはるかに超える大きな芋が出てきた。

下の写真のような小さな種芋がこんなに大きな芋になったのだ。
3cmというミニサイズの種芋を15cm間隔で植えていた。
6〜8cmの芋が取れれば上出来と思っていた。
ただ、この畝には、多量のミミズ堆肥を施していた。
この畝にはマルチをかけて、しっかり芽が築き上げてきたところのマルチを破った。
しかし、植えた全ての種芋の場所をマルチを破ったわけではない。
今日の収穫時、芽が出てそのままマルチの下で眠っていた種芋も出てきた。

で、この畝のデストロイヤーはまだ花は咲いている状態だったが、収穫OKと判断し、全ての芋を収穫した。
それらは大きな容器にいっぱいになった。
雨の日に収穫した芋は、泥だらけ。
出来るだけ早く洗って乾燥させる必要がある。
でないと、この時期すぐ腐れ始めるのだ。

今日は、時間がなかったので大き目の芋だけをいくつか洗って並べてみた。
何と16cmという、今期最大の芋が採れていた

今年のデストロイヤーは芋の出来が良くて、これまで全体の8割ほどの収穫が終わったのだが、育て始めた5年間くらいの中でも、最高の収量になっていた。
下の写真は、それらの中で大き目の芋をダンボールの上で乾燥させているところだが、大きさ的には、一番長いものでも14cm止まり。
とにかく、今期はこれまでで最高の収穫状況なのは間違いない。
重さ的には500gが最高だった。
今日の3cmの種芋からの収穫では、この500gを超える芋は出なかった。

とにかく、3cmの種芋から今季16cmという最大の芋が採れたのだ。
これには感激というか、かなりビックリした。

これまで種芋を植える時に、大きな芋を収穫したいがために大きな種芋を植える傾向にあったのだが、どうやらその必要はなさそうだ。
種芋を植える間隔もかなり狭くしても全く問題なさそうに思われた。

そんな感激の畑仕事の後、夕暮れ時の田んぼでは、紛れ込んだ魚を食べようと、多くのサギたちが集まっていた。
また、福岡市内の夕焼けもとてもきれいだった。

2018年6月28日木曜日

カボチャ、今年3個目の収穫で2850g。順調なカボチャだが、バターナッツがちょっと心配。2週前に蒔いたモリンガの種、2本が芽を出した。

こちらは嬉しい報告。
まだ3個目の収穫カボチャ(ほぼ球形)だが、2850gを記録した。
昨年記録できなかった3kg超えは、今年は期待できそうだ。

今年も、少しでも立派なカボチャを収穫したいと、カボチャの苗は第2菜園の端の一番スペースが取れるところに植えている。
ここがカボチャの苗を植えている場所。
今から、次から次にここでカボチャの収穫があるはずだ。

2個目の長いカボチャも、密かに大きさ記録を狙っている。
あと1週間くらいで収穫予定の長いカボチャ。
先週収穫した1個目のカボチャは2.7kgで34cmだった。

その他、7月に入ったらボチボチ収穫できそうなえびすカボチャなどもこのエリアに見られるのだが、昨年うまく育てられなかったバターナッツカボチャだけがちょっと心配だ。
こんな感じで、20cm近くまで大きくなって、そのまま萎えてしまっているのだ。
他のカボチャに問題がないので、この場所で、受粉するための虫が少ないということは考えられない。
なぜ、ある程度大きくなって萎えてしまうのか原因は分からないが、このまま様子も見ていくしかなさそうだ。
それでも、小さなバターナッツカボチャの実はたくさんある。
そんな中で、この実だけは収穫にありつけそうに思えるのだが。。


さて、今回友人に頂いた、15個ほどのモリンガの種の半分を蒔いたのが、6月14日
ポット蒔きと直蒔きをしておいたのだが、2週間経って、ついに直蒔きの芽が2本出てきた
気温から考えても発芽するだろうとは思っていた。
ポット蒔きの方も、そのうち芽を出すに違いない。
それでも、2年前に一度種を蒔いた時、発芽しなかったので感激だ。
残しておいた種もさっそく、ポットに追加蒔きしておいた。

2年前はわずか数個、それも3月の終わりに種蒔きしたので、芽が出ずに終わってしまった。
その時は、大きめのポットに植えて、室内の暖かい窓辺に置いていたのだが、いつまで経ってもいっこうに芽は出なかった
暖かい窓辺だとはいえ、モリンガが発芽するには温度が足りなかったのだろう。

前回種を蒔いた時まで、モリンガという植物、聞いたこともなかったのだが、根、新芽、花、実と全て食べれる、夢のような植物とのことだ。
北インド原産で、現在は熱帯や亜熱帯でかなり広まりつつあるらしい。

もちろん南方の植物なので、九州の地で芽が出てある程度育っても冬越しは不可能だと思う。
それでも、これからどんな感じで育ってくれるのか楽しみに見ていこう
可能なら、温室の中で冬越しにも挑戦してみたいのだが。。

2018年6月27日水曜日

虫被害の少ないうちにと思って収穫したトウモロコシはヤングコーン。少し採れすぎ傾向の夏野菜。

先日から収穫していたベビーコーンにアワノメイガの幼虫被害だ出始めていたので、まだあまり被害が出ていないと思われるトウモロコシを5本収穫した。
ヒゲ部分が茶色くなっていたので、もう収穫OKと判断した。
というか、トウモロコシの外側に幼虫被害の痕跡が出始め、慌てての収穫だ。
皮を剥いで見ると、大打撃ではないが、やはりほとんどがとうもろこしの先端の方に幼虫がいて、ちょうど食べられ始めたところだった。
そこを外しての写真がこれ。
明らかに、実が白っぽくて若すぎる。
さっそく湯がいてもらったのが、下の写真。
十分美味しかったのだが、黄色いはずの実は真っ白。
ボリュームは少なく、これはまさしくヤングコーン。


若すぎたとは言っても、もう少し実が成熟するまで置いていたら、幼虫被害はもっと広がるはずだ。
これから先の収穫は、もうちょっとは遅めにするつもりだが、虫被害で食べれるところが激減する可能性はある。
種まき後の発芽など、ここまでは極めて順調にいったトウモロコシ栽培だが、いよいよ収穫の段になって黄色信号が灯り始めた。


ところで、この時期収穫できる夏野菜が少しづつ増えてきて、全体的に採れすぎ傾向になってきた。
3日前からインゲン(モロッコ)の収穫も始まった。
ミニトマトも初収穫だった。

台所のシンクの中は、こんな感じ。
ナス、ピーマン、シシトウ、セロリ、キュウリなど少しづつ収穫が増えつつある。
下の葉っぱはスイスチャード。
どれも美味しい、貴重な夏野菜なのだが。。

トマトも、食べる分が十二分に収穫できるようになった。
大中小、揃い組だ。

ジュースに使っているBeetrootもこの時期大きなものになってきた。
バナナ、ニンジン、セロリ、スイスチャードなどと一緒にジュースにしている。
大きなBeetroot1個をそのまま使うと、ゴワゴワ感が出て評判が悪い。

野菜が採れすぎ傾向になって悲しいのは、収穫する時の喜びが減ること。
初収穫の時はもちろん、どの野菜も収穫する時はとても嬉しいのだが、採れすぎ傾向になってくると、その喜びが少し減ってしまう
特に今日のような蒸し暑い時や、蚊が多い時の収穫には、若干プレッシャーさえ感じることもある。

それでも採れた野菜を並べて眺めていると、なぜかとても満足で平和な気分になるのだ。
根っから、私は野菜が好きなようだ。

2018年6月26日火曜日

ズッキーニ類で、若干評判が良くないUFO型ズッキーニと長いズッキーニの収穫が始まった。どうしても増えてくる採り忘れのズッキーニ。

雨は今の所少ないこの梅雨、田んぼではバンが雑草を食べてくれている?
見たところ、稲を踏み荒らしている感じは全くないので害鳥ではなさそう。
田んぼの中にアイガモを放す『アイガモ農法』というのがあるらしい。
雑草や害虫をアイガモに食べさせ、その糞は肥料になるとのことだ。
このバンも稲作にとってそんな益鳥なら嬉しいが。

ユリの花が終わりかけた花壇の一角では、シマトネリコが満開できれいだ。
数本あるシンボルツリーのうちの1本、シマトネリコ。
少し横広がりになり過ぎた?


さて、一昨年から育て始めたUFO型ズッキーニと、昨年から育て始めた長いズッキーニの収穫が1週間前くらいから始まった。
どちらも他のズッキーニより一歩遅れての収穫開始だ。
今年のズッキーニは、まだ梅雨の長雨が来ないので、どのタイプも元気いっぱいだ。
我が家だけでは消費しきれないのだが、お裾分けの評判も上々だ。
そんな収穫に、UFO型ズッキーニも加わり始めた。
こちらは、今日が2回目の収穫の長いズッキーニ。
どれも長さは前回の収穫と同じく80cmくらい。

UFO型ズッキーニは、我が家で色々育てているズッキーニの中で、一番硬いタイプで、形からしても料理しにくく、家人の評判は良くなかった
一方、長いズッキーニも、もともとヒョウタンの仲間ということで、皮は非常に硬く、中は冬瓜そっくりの味なのだが、評判は他のズッキーニ類と比べてイマイチだ。

それでも、どちらのズッキーニも形の面白さもあって、お裾分けして喜ばれる。
そこで、今年もそこそこの収穫を得ようと、自家採種種でUFO型ズッキーニは2本、長い型のズッキーニは長さ記録を作りたくて、竹支柱とノリ網があるところにも苗を植えたので、4本の苗を育てている。
UFO型ズッキーニは、どうやらちょうど良い収穫に収まりそうなのだが、長いズッキーニの方がちょっと心配だ。
今日の収穫は3本で済んだのだが、これから収穫量が増えてくると、お裾分けする方を探すのにも苦労するかもしれない。
何せ、長いズッキーニの方は1本あれば、しばらくは食べきれないほどの量になるのだ。


ところで、こんなズッキーニの最盛期。
どうしても収穫忘れのズッキーニが出てくる。
これまでに、もう3個の収穫遅れが出現した。
こちらが10日ほど前に、最初に見つけた収穫遅れのズッキーニ。
見つけた時から、長さは30cmくらいで変わっていないがかなり太くなった。

そしてこちらが2個目。
こちらも長さが30cmくらいになっている。
1個目のズッキーニと同じタイプなのが残念だ。

そして、こちらが数日前見つかった3個目。
ストライプ柄のズッキーニだ。
細長いタイプのズッキーニだが、こちらは40cmは超えている。

収穫を忘れたズッキーニは、可能なかぎり畑に置きっぱなしにして、株全体が枯れた頃、種採り用に収穫しようと思っている。
もちろん種採りをしようと置いていても、上手くいかないものもある。
昨年収穫した種も基本的には2年目まで使えるのだが、どのタイプのズッキーニも1個だけは種採り用に残そうと思っている。
同じタイプの取り残しがたくさん出来て喜ぶのは、ミミズ小屋のシマミミズ君くらいなのだ。

2018年6月25日月曜日

次々と花が咲き始めたアーティチョーク。

これが私が大好きなアーティチョークの花

今年のアーティチョーク、初めて蕾の収穫を経験した。
最終的に50個くらい収穫し、いろいろな料理をトライしてもらった。
タケノコに似た食感で、とても美味しかったのだが、料理するのは結構大変だったみたいだ。
で、今年の蕾の収穫は、一応打ち切りにして、この後は花を楽しむことにした。

そんなアーティチョーク花を、この時期いくつもの株で見れている。
こちらが、最初に花を咲かせ始めた株。
この株が今年一番大きく成長し、収穫も一番早かった。
第1菜園にあるこの株だけで20個以上の収穫をした。
咲いた花の数も一番多い。

そして2番目にたくさん咲いたのは、やはり2番目に収量の多かった株。

こちらの株に咲いている花はなかなか大きい。
昨年、一昨年は種取りに挑戦したがうまくいかなかった。
これくらいの大きさの花なら、枯れたあと種の収穫ができるかも?

こちらのディルの畝のそばにある株は、3番目に大きかったのだが、他のアーティチョークとは少し離れたところにある。
この株も、ちょうど花が咲き始めた。
なぜか、この株では最近アブラムシを見ない。
側のディルにたくさん居るテントウムシのお陰だろうか?

この株も元気に咲き始めた。

小さな株で1輪だけ花をつけたものもある。

もちろんまだ花が咲いていない株もたくさんある。
こちらの蕾は大きいので、花が咲いたあと種取りまで挑戦したい。
アブラムシの多い株には、先日ディルの畝からテントウムシやその幼虫を移動させた。
今日も幼虫の姿は2匹確認できた。
しかし、アブラムシはまだたくさん葉の裏にいた。

というように、花を咲かせたものも含め、多くのアーティチョークを育てている畝を眺めたのが下の写真。
私の夢見ている花咲く園にはまだ程遠い。
今年種から育てている苗の多くは、まだ風よけビニールあんどんを掛けた状態だ。
風に弱く、雨に弱く、冬に弱く、アブラムシと蟻の被害に遭いやすいアーティチョーク。
今年育てている苗も含め、少しでも多くの苗に、夏、冬を越して欲しいのだ。
こちらの畝にも、十数株あるが、今花が咲いているのは奥の方の3株のみ。
この畝いっぱいに花が咲いてくれることを夢見ているのだが。。

こちらは1年目の苗の中で、一番成長している苗。
こんな苗なら、夏冬越せそうだ。


というようなことで、次々に花が咲き始めたと言っても、全体からするとそれはごく一部。
私が夢見ているアーティチョークの花が咲き乱れる園までの道のりは遠い。
しかし、蕾を収穫できたことや、咲いている花の数を見ても、今年は間違いなく1歩前進した年だった。

ところで、これまで一度もアーティチョークの種取りには成功したことがないので、今年は再度挑戦してみようと思っている。
ただ、花が咲いた株は、これまでの経験では、そのあと株が弱ってそのまま枯れてしまうことが多かった。
株のためには、今咲いている花は完全に枯れる前に摘み取った方がいいのかもしれない。

幾つかの大きめの花や蕾だけをしっかり枯れてしまうまで残して、種取りに再挑戦することになりそうだ。