今年育てるのが2年目のこの野菜。 今日が今年の初収穫で、長さ32cm太さは10cmちょっとだった。 |
何という名で呼んだらいいのか分からなかったので、これまでは中長ズッキーニと呼んでいた。
ヒョウタンと同じ形の種からは、本当はズッキーニの仲間ではないのに、長いズッキーニ(シチリア名産の野菜、我が家でも今年137cmのもの収穫)と呼ばれている実ができるのだが、こちらも同じ形の種で、それより短い実ができるのでこう呼んでいたのだ。
こちらがその種袋で、種の形はヒョウタンそのもの。 TAMBULIと表示されているが、フィリピンのセブ島の町の名前からつけられたもののようだ。 |
この中途半端な長さのズッキーニ、長いズッキーニのような見ための面白味はないのだが去年も育てて食べてみたのだが、冬瓜そっくりの食感で美味しかった。
今回収穫できた実は、去年のものより早い時期のためか、とてもきれいだ。
この実を収穫したのは、予定の場所ではない。 種を蒔いたところから10mほど離れた場所だ。 |
去年はつる野菜専用のネットのある畝で育て、今年はつる野菜用に準備した竹支柱がある場所に種を蒔いた。
当初は竹支柱に沿って上に育ってもらおうと思っていた。 竹支柱からぶらぶら下がる実をイメージしていたのだ。 |
そして蔓はものすごい勢いで周囲の畝にも伸び、今日収穫したのはサツマイモを育てる予定で、先日挿し穂を植えた畝だった。
サツマイモを育てるはずの畝が、ほとんど中長ズッキーニの蔓葉で埋め尽くされている。 この蔓葉の成長力はとにかく凄い。 |
こんな中長ズッキーニ『TAMBULI』についてもう少し情報を得ようと調べていると、栃木県で栽培されている『夕顔』に当たった。
日本で育てられている『長夕顔』または『夕顔』と呼ばれているものと全く同じ顔つきで、種の形もまさしく同じだったのだ。
『ユウガオ』は夏の夕方に咲いた花が翌日の午前中にはしぼんでしまうことから、アサガオ、ヒルガオに対して命名された名らしい。
アサガオ、ヒルガオはヒルガオ科の植物(我が家でこの時期収穫しているエンツァイもこの仲間)だが、種から見てもわかるように、ヒョウタンとユウガオは同一種なのだ。
アフリカで栽培されていたヒョウタンがインドに伝わって栽培されるうちに苦味の少ない苦味の少ない品種が食用として分化したとのことだ。
また、ユウガオの実を帯状に剥いで加工したものが干瓢(かんぴょう)だ。
そこで、これまで中長ズッキーニと呼んでいた『TAMBULI』はこれからは『ユウガオ』と呼ぶことにする。
8月が収穫適期とのことで、これからかなりの数の『ユウガオ』が収穫できるのではと思っているが、今年は冬瓜をうまく育てることができなかったので、ちょうどよかったかもしれない。
ただし、『ユウガオ』の蔓葉の勢いに負けてしまう野菜が、今後周囲の畝でたくさん出てくるかもしれない。
夕方畑に出向いた時に、我が家の『ユウガオ』が花を咲かせていたら、その写真も収めて帰ることにしよう。
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