2021年8月31日火曜日

2021年8月の菜園&果樹園。

今年も8月はこれまでの記憶にないほどの雨が降った。
多くの野菜の苗はこの大雨にも耐えてくれたのだが、7月に十二分の収穫が出来たトマトは雨の後ほぼ姿を消した。
トマトの苗に付いているのはトマトの葉ではなく隣から這ってきた宇宙芋の葉だ。

この雨のためか盆過ぎ20日くらいまでは熱さもそれほどではなかった。
ところが、月末にかけて雨が上がるとともに急に暑くなり、畑仕事はなかなか大変だった。
そんな8月の畑仕事ではやはり雑草管理が大変。
それでも最近少しづつ秋冬野菜の畝を準備している。
苗が育ったら植える予定の畝。
そんな畝に移植する苗は、色々な方法で育てるのだが、種蒔き法での中心はバラ蒔き法
もうじきこの場所にたくさんの秋野菜の苗が育ってくるはずだ。


8月の収穫の中で一番楽しんだのは、トランペット型ズッキーニ
形がユニーク。

生命力も強く、一部が腐れても大部分は生き残る。
この逞しさと個性ある形は魅力的だ。


代表的夏収穫の収穫では、ピーマンやシシトウ、ナス、ゴーヤの収穫が順調だった。
ジャンボシシトウはまだまだ元気。

小さなシシトウを袋いっぱい収穫して帰る日もあった。





珍しいところではハバネロの収穫が出来ている。


オクラは盆前までは極めて順調、盆明けから急に収穫量が減っているたが最近復調の兆しがある。


四角豆は最低量の収穫は出来ているが、本格的収穫は9月に入ってからだろう。
小さなものは生で、大きなものは料理してもらって食べている。


長いズッキーニは8月に入ると収穫量は激減、通常のズッキーニは8月に入ってからは全く収穫出来なかった。
そんな中、ズッキーニの種採りは順調に出来ている。
こちらはズッキーニの種採りの風景。
1個からこんな大量の種が出るのだが、来年のために収穫するのはその一部。


カボチャは収穫はほぼ終わり種採りの時期だが、まだ草刈りの時などに収穫忘れの食べれる状態の実を収穫することもある。
そして以前収穫していたカボチャで腐れが出始めたものは次々に食用に回り、種採りもすすんでいる。
長いカボチャは今年もいい種が採れた。


アーティチョークの枯れた株元からは新芽が出てきている。
こちらは、初めて見つけた落ちた花ガラからの自然発生苗
こんな小さな自然発生苗は移植してみたし、たくさん出てきた新芽はもう少し大きく育つ晩秋に株分けするつもりだ。


ツクネ芋や宇宙芋の苗は順調に育っているようで、これからの台風被害が出なければ、とても大きな芋が収穫出来そうだ。
今年3年目の宇宙芋は10cmくらいのムカゴが幾つもみられる。
今後の成長をさらに期待しよう。


端境期の葉野菜の中では、エンツァイ(空芯菜)とモロヘイヤがそれなりの収穫ができ、助かる葉野菜だ。


デストロイヤーは種芋を植え付けた。
今年も去年と同じくらいの数の種芋を木陰に植えた。
こちらは8月の初め植え付けた時のデストロイヤー。
8月中旬からの長雨で、どれくらい種芋が腐っているかちょっと心配だ。


ヤーコンは、今のところ順調なようだ。
苗の高さは2mくらいになり、周囲の雑草にも負けていない。
ヤーコンもツクネ芋などと同じくこれからの台風に注意が必要だ。


ウコンの苗では花が綺麗に咲き始めている。


果樹園では、大雨で石垣の崩れを心配したが問題なかった
去年はこの時期に落ちてしまっていたはそれなりの数の実を付けている。

ミカン類は出来不出来がはっきりしているが、晩白柚、ポンカンが順調のようだ。
こちらはもう15㎝くらいの大きさになっている晩白柚。


イチジクは、雨が多かったにも関わらず順調で、甘くてとても満足だ。
この時期は、毎日こんな感じで大量収穫だ。
これまでの収穫で今年が最高だと思われる。
多くは生や、ジャムで食べているのだが、今年は食品乾燥機によりドライイチジクも作っている。


ドライイチジクも生やジャム同様美味しく食べれている。

まだまだ暑い日が続きそうだが、9月からは台風に注意しながら、まだまだ元気な夏野菜の収穫と秋冬野菜の準備を進めたいと思っている。

2021年8月30日月曜日

今年収穫した最大のカボチャの種採り。この時期のニンジン、穴あきマルチでの芽出しが悪かったので、例年通りのバラ蒔き足踏み法に切り替え。

こちらは今年収穫した中で最大のカボチャ
薄緑の長いカボチャだが、長さ50㎝、重さは4.8kgもあった。
ここ数日急に暑くなったためか、ヘタの方に少し腐れが出始めたので食用に回すことにした。

腐れ始めたところを外し、種をくりぬいても十分な存在感がある。

これだけのボリュームがあると、何日かはカボチャ料理が続きそうだ。
カボチャ料理は大好きなので、少々続いても問題ない。

当然取れた種も大量。
実が大きいので種も上等だと思われたが、種の大きさなどは前回採った薄緑の長いカボチャと変わらなかった。

それでも薄緑の長いカボチャの種は、前回収穫したものを破棄して今回収穫したものを来年から使おう。
種蒔き用に保存しない種は酒のつまみに料理予定だ。
フライパンで炒って、皮を外して食べるのだ。


さて、春ニンジンが穴あきマルチを使ってうまく育てることが出来たので、秋ニンジンにも同じ補法をやってみようとしたが、芽出しからうまくいかなかった
今年はご近所のニンジン作りの名人も7月、8月に蒔いた種は、8月の雨で流されて今種を蒔きなおしているとのこと。
失敗の原因は定かではないが、先日例年通りバラ蒔き足踏み法を狭い場所でやったらさっそく芽が出た。
ということで、7月に種を蒔いて芽が出なかったニンジン栽培のメインの場所はマルチを剥いで例年通りバラ蒔き足踏み法をやることにした。
これからしっかり芽が出ることを期待しよう。

2021年8月29日日曜日

アーティチョークの花ガラに自然発生苗を発見。ひと夏を超えて減った株はごく僅か。

 今年は初めて種採りも出来たアーティチョーク。

ただ夏前に一回株が枯れるので、どれくらいの株から芽が出ているかが気になるところ。

昨日から雑草を片付けながら少し株を発見していたので、今日はさらに雑草を片付けてひと夏を乗り越えた株がどれくらいあるのかをチェックしていた。

そんな時に見つけたのがこちら。

これはアーティチョークの芽だがポットに蒔いた種から出ているわけではない。
落ちていた花ガラから自然発生した芽なのだ。
種も今年初めて採種できたのだが、こんな芽を見たのも初めてでちょっと興奮した。
この芽にはそれぞれ1本の長い根が付いていたが、まだ花ガラを超えて土には達していなかった。

今日も暑い中畑仕事を頑張った。

昨日はこれくらいまで雑草抜きをしていくつか苗を確認できていたが

今日はさらに雑草を抜きながら、この場所に10本近い株を確認することが出来た。

こちらは少しづつ雑草を片付けているところ。

そして、最初の写真のような花ガラから出てきた芽を発見したのだ。
他にも探してみると、もう1個こんな芽が出始めていた花ガラがあった。


こんな芽は苗があった場所近くに植え付けをした。

自然発生で芽が出たということは、種蒔きにも適期であるのは間違いなさそうだ。
ということで、アーティチョークの種まきはいつも3月にやっていたが、この夏に収穫した種がたくさんあったので、試しに少し蒔いてみた。
写真手前の小さな芽を植えた畝には、今年収穫した種も撒いてみた。
これから芽が無事に育つか、また新たに蒔いた種から芽が出るかとても楽しみだ。

第2菜園には、もう1カ所アーティチョークを10本近く育てていた場所があったのだが、そこも今は雑草だらけ。

今日はその場所の雑草もある程度抜き取った。

ここにも6株ほど苗を確認することが出来た。

大きめの株は10月末に株分けできそうだ。
さらにここでも周りに落ちていた花ガラに芽が出ているものを1個発見。

この小さな芽も同じ場所の空いたスペースに植えておいた。

ということで、ひと夏を超えて育っている株は少しは減っていたが、予想範囲内。

花ガラからの自然発生苗にはびっくりで、とても嬉しかった。

晩秋の株分けや今回発見した自然発生苗などによって、これからもアーティチョークは楽しく育てていくことが出来そうだ。

2021年8月28日土曜日

色々な秋野菜の種をバラ蒔き予定地にバラ蒔き終了。枯れたアーチチョークの株元には予定通り新しい芽が出始めた。

昨日食品乾燥機で初めての乾燥をイチジクを使ってうやったが、やはりイチジクのようなウェットな食材は乾燥するのに結構時間を要することが分かった。
今日は、昨夜からおこなった2回目のイチジクの乾燥が終わった。
今回は前回より更に乾燥させるイチジクを増やした。
今回は最初から16時間、60℃に設定した。
大きめの切片は中が少しウェットだが、細いものはほぼ乾燥できた。
どれも美味しく満足だがこれからも色々な条件でもう少し検討してみよう。
ただ、食品乾燥機を置いている部屋は、窓を開けておかないと蒸し風呂状態
基本的にこの乾燥機を使うのは夏より冬の方がいいのかもしれない。


さて、1週間ほど前から、秋野菜の色々な種バラ蒔き予定地にバラ蒔いている。
この時期はポットやプラグトレイやプランターに種蒔きをして育った苗を畝に移植する野菜もあるのだが、時間的にすべての野菜にそんなやり方をやるのは不可能。
で、下の写真のような場所にバラ蒔き方式で種を蒔いているのだ。
もちろんここは野菜を育てる場所ではなくて苗を育てる場所。
恐らくここには大量の苗が育ってくるので、少々たくさんのコオロギなどの害虫がやってきてもすべてを食べきれないと思われる。

そして、害虫被害の少ない苗を選んで、本来育てる畝に移植するつもりなのだ。

このやり方の方が、ポットに苗を育てて移植するやり方より手間がかからないのだ。

今日はこの場所で早くもしっかり芽を出している野菜を紹介。

一番早く、多くの芽が出てきたのはターツァイ

自家採取で大量にある種を蒔いているのだが、蒔き方が均一でないのがよく分かる。
これらの芽からはターツァイと分かる苗も育つが大きなチンゲンサイのような野菜も育つ。

その次に多くの芽が出ているのはルッコラだ。

こちらも自家採取種でたくさんあるので、蒔いた種も多め。
密集しすぎの場所ではいい苗は育たないかもしれない。
そしてこちらはBeetroot

この場所には10種類以上の秋野菜の種を蒔いた。

この場所で育ってくる苗を移植する畝の方も少しずつでも準備したいと思っているのだが、ここに来て恐ろしく暑くなり、畑仕事がはかどらない。


ところで、今年多くの収穫が出来たアーティチョークは2か月前には完全に枯れて、先月は種採りも出来たのだが、そんな枯れた株元に新しい芽が次々に現れてきた。

こんな元気な芽は10月の終わりにはかなり大きく成長する。
その頃にはこんな株は株分けする予定だ。
2年前から始めた株分け方式は株を増やせるだけでなく、株の更新も出来てとてもいいようだ。
このアーティチョークの芽が出てきている場所には昨年10株以上を育てていた。
今年育てた株は恐らくすべて生き残っている。
それらを早く確認したいのだが。。
出てきたばかりの芽は雑草の陰に隠れているので、今日はそれらの芽を雑草を片付けて全て顔出しさせようと思った。


ところが今日の昼間の暑さは半端なかった。

やり残した仕事は明日に持ち越しだ。