2012年6月30日土曜日

6月ミミズ総括:小屋移動とネーミング変更

ミミズ小屋の呼び方は
これまで、室内においていたミミズ小屋が室コン
畑に置いていたミミズ小屋が畑コン
その後プランター型で追加したものがプラコンと名付けていた。

現在14個の堆肥収穫出来るミミズ小屋があるが、先日の室コン5号全滅事件の後、金子ミミズ小屋と縦型プランター以外をすべて野外管理にしたため
ネーミングの変更をした。

月末のミミズ総括もそれぞれのミミズ小屋に対する報告はやめて、タイプ別に変化のあるもののみの報告とする

一番多いどんぶり型プランター9個をすべてプラコンとした。
これは今月,チェックごとに1号から順に名付けることにした。
今月中に9号まですべてをチェックを終えた。
これらのプラコンは概ね堆肥の状態もみみず君の状態も良好だった(ランドリーネットの外にまで旅する輩もちょくちょく見受けられるが)。
堆肥とミミズの分別時ランドリーネットを外す時間が長くなったためか全体的には小バエ(ショウジョウバエ)が増えた印象だ。ショウジョウバエ以外の小バエの発生したプラコンもあったが今のところ気にしていない。今後ミズアブの発生も見ないと良いのだが。

大きな蓋付きプラBoxを ボックスと呼ぶことにした。
これは今のところ1号、2号の2個だ。
ボックス1号は現在横移動実験中だ。
このボックスはサイズが大きいので、もしみみず君の横移動がうまくいかなかった場合は、堆肥収穫法をどういう風にするか思案中だ。
今月はまだボックス1、2号の堆肥収穫は出来なかった。
ボックスによる堆肥収穫が今後どのようになるか全く未知数だ。

横型プランターは今のところ一つしかないから 横プラ。
縦型プランターも一つしかないから 縦プラ
縦プラは先日入れた餌がアルコール発生してちょっと大変だったが何とか発見が早く被害は少なかった。それでも堆肥はバケツ1杯収穫。
横プラは野外管理。今月は堆肥収穫出来なかった。

金子ミミズ小屋を 金子と呼ぶことにする。
6月5日に、我が家のミミズ小屋で最大数を誇るミミズ小屋を全滅させてしまった。
考えられた原因は
ミミズ小屋に対してみみず君が増え過ぎ、酸欠に陥り易かったことと、暑い日が数日続き風通しが悪いところに小屋を保管していたことにあった、と思っている。
それで、保管場所を風通しの良いベランダに移動した。金子2号の赤ちゃんミミズによる実験開始は先日報告した。
堆肥作りは金子ミミズ小屋は1号のみでしばらくおこなうことになる。


観察小屋の方だが、こちらは特に面白い実験はしてないが蓋付きやや大きな観察小屋で繁殖実験、寿命実験をおこなっている。金子2号の成長&寿命実験には興味を持っている。

この時期、大きな容器(4個)に入れた堆肥に赤ちゃんが異常に多く産まれている。先日一つの容器から赤ちゃんを救出しようとしてみて、あまりに多い赤ちゃんで、分別作業を一旦中止している。何か効率的に分別する方法はないだろうか?しばらく検討課題としておこうと思う。しかし、もしこれだけの赤ちゃんを救って大人ミミズに成長していったらどこに管理すればいいのだろう。小さなミミズ小屋にあまりミミズが増えすぎると先日全滅した金子ミミズ小屋みたいになりかねない。ボックスだとサイズ的にまだかなりのミミズが収容出来そうだが。

ところで、先日田植えが終わったと思っていたら、もう緑一色の田園風景。
稲の成長も早いが、時の経つのはもっと早い。
そう、今年に入ってもう半年が過ぎた。
時間を大事にしなくては!

2012年6月29日金曜日

赤ちゃんミミズの回収法(1)小皿分別法その1

昨日大きな容器に溜め込んだ堆肥から赤ちゃんを取り出すのが大変であることを報告した。

多数の赤ちゃんが居る大きな容器が4つあるので、それぞれの容器に対してこれからいくつかの赤ちゃん分別法をトライしてみようと思う。

昨日紹介した大きな容器の赤ちゃん回収法は、最も原始的なやり方、小皿分別法をおこなってみることにする。このやり方にも色々要領がありそうだ。

大きな容器では光振動法がうまくいかない赤ちゃん。小皿で浅く堆肥を入れてた場合は、光振動法で、赤ちゃんは少しは下に集まり、取り出し易くなるだろうと考えた。

昨日は小皿一杯に堆肥を入れて、赤ちゃんミミズの数をチェックした。140匹程の赤ちゃんを救出したが、小さな赤ちゃんをバラバラに救出するのはとても疲れる作業で、このままのやり方ではとても拉致があかないと思われた。

そこで今日は試しに、下の写真のように小皿に浅く堆肥を取り、2時間程蛍光灯の下に置いた。表面は少し乾燥気味になっている。この状態で赤ちゃんは下の方に固まっているだろうか?

 表面の堆肥には確かに赤ちゃんはあまり居なかったが、まだ赤ちゃんは下に固まっているという状態でもなかった
堆肥がこの量では固まる程の赤ちゃんの数ではないということか?
蛍光灯の光では光に対しての反応が弱かったのか?
それとも、小皿分別では赤ちゃんを一カ所に集めて収穫するのは難しいのか?


ちなみに、今日は40匹の赤ちゃんを救出したが、要した時間は15分。
やはりこの方法では今後の作業が続かない。
その上、短時間でも結構眼が疲れる作業だ。

次回は日光の下(しばらく雨の天気予報みたいだが)にもう少し長い時間置いて、赤ちゃんが下の方に固まるかどうかみてみよう。



2012年6月28日木曜日

取りおいた堆肥にみみず君の赤ちゃんどれくらい居るだろう?

この3月から4月にかけて、堆肥の中に卵が多かった。
これまでは、収穫した堆肥をバケツからそのまま堆肥袋に入れ、それを畑に撒いていた。今回バケツから、バケツ3〜4配分の容器に取置いた。下の写真がその容器だ。



こうして2〜3ヶ月取置いていると堆肥の中の卵が赤ちゃんになり、ある程度救出出来るのではないかと考えたのだ。
現在このような容器が4個程ある。

さて、今日はその中の一番時間が経った(3ヶ月近く経っている)容器をチェックしてみよう。
一体どれくらいの赤ちゃんが居るだろうか?
元々そのまま畑に撒かれるはずの堆肥だから、この中から赤ちゃんをある程度救出出来れば目的達成だ。

まず、上に載せてある数枚のダンボールを外して見よう。ドライな環境が堆肥の中の卵や赤ちゃんに悪いことは分かりきっていたのでウェットなダンボールを数枚上に置いていたのだ。下の写真が一番上のダンボール、まずこれを外して見た。

 一枚目を剥いでみると、2枚目との間に赤ちゃんミミズがうようよいた。

 さらにもう一枚剥いでみると、そこにはもっとたくさんの赤ちゃんミミズがいた。ミミズが下の堆肥を運んできたのか?それともここに居るミミズが糞をしたのか、ダンボールの上にかなり堆肥が積もっていた。


 場所によっては明らかに堆肥分別のときに救い忘れられたと思われるミミズも、赤ちゃんミミズに混じっていた。下の写真のミミズはもう大人ミミズだろう。


 こちらは青年ミミズくらいだろうか。これも恐らく取り残しの輩だ。

数えていないが剥いだダンボールの中だけでも、数百匹の赤ちゃんミミズは居たのではないだろうか。彼らはひとまずダンボールと一緒に別の容器に保管した。

 ある程度赤ちゃんミミズが救出出来ればと思って置いていた堆肥に、これだけの赤ちゃんミミズが居ることは予想をはるかに超えていた。
もしかしたら赤ちゃんはすべて上の方に集まっているのだろうか?
容器の堆肥をかき混ぜ少し下の方も見ていた。
いやいや、表面程ではないが下の方にも結構赤ちゃんミミズは居る。

さあ、どういう風にしてこの堆肥の中の赤ちゃんを分別しようか?
先日、金子1号の赤ちゃんを600匹分別した時は、光振動法が役に立たなかった。
大人ミミズ程動きが良くないのだ。少々刺激を与えても赤ちゃんミミズはちょっと身を寄せれるものにしがみつくようにしている。いい案が頭に浮かばない。

まずは堆肥の中にどれくらいの赤ちゃんがいるのかを推測するために、容器の中程の深さから茶色い小皿に堆肥を取り出した(下の写真)。
この中の赤ちゃんを数えてみよう。


赤ちゃんの数は予想をはるかに超えていた。
赤ちゃんを緑の小さな皿に分別したが、たったこれだけの堆肥になんと140匹の赤ちゃんが居たのだ。ほとんどが1.5〜3cm程の長さでとても細い。
この1〜2ヶ月内に卵から孵化したのは間違いない。


近づいてみるとこんな感じだ。

小皿に140匹の赤ちゃんが居たということは、堆肥を入れている大きな容器の中には一体どれくらいの赤ちゃんが居るのだろう?
また、今日見た限りでは卵はほとんど発見出来なかった。
堆肥の中の卵はこの2〜3ヶ月の間にほとんどすべてが孵化したのだろう。

今回の取り置いた堆肥の一部をチェックして分かったことは
1)年中産卵するといわれるシマミミズだが、我が家では産卵のピークは2〜4月
2)出産のピークは4〜6月だ。
3)3〜4月に収穫した堆肥の中にはかなり大量の卵が含まれていた。
4)おそらくそのほとんどが堆肥の中で孵化している。
5)一部を救出するくらいなら良いが、堆肥を入れている大きな容器から赤ちゃんミミズを救出する作業はきわめて困難な感じだ。

容器の中の多量の赤ちゃんをどのようにして救出するか頭が重くなりそうだ。
今日の大きな容器が4つも取置いているのだ。
今のところ、畑に使える堆肥は残っているし、日々新しい堆肥も出来ている。
慌てて回収する必要はないので、赤ちゃんミミズの回収法は色々考えてみよう。

2012年6月27日水曜日

みみず君の餌:ランの花結果

5月27日にランの花と茎を入れて食べっぷりを見た実験。

予定通り1ヶ月が経ったのでチェックしてみよう

瓶の外からは元気なみみず君の姿が見て取れる。全体のボリュームは当然減っている。
外からはランの花びらは全く見えない。


ということで、内容を広げてみた。30匹入れたみみず君は極めて元気。
やはりどこにも花びらのカケラもない。堆肥は結構ウェット。花びらの中に結構水分があったのだろう。花びらが食べられてしまっているのは間違いない。


一方、茎の方はしっかり原形のままの残っている。

ということで、ランの花はみみず君にとって非常に良い食材だと考えられた。
ランの茎の方は他の植物の茎と同様完全に無くなるのに数ヶ月はかかるのだろう。

みみず君にとって滅多に手に入る食材ではないが、咲き終わったランの花はゴミに捨てるよりみみず君に与えた方が良さそうだ。


2012年6月26日火曜日

ご褒美

ご褒美

このブログが9ヶ月も続いた。
何をするにも飽きっぽい私がこのみみず日記を9ヶ月も続けることが出来たのだ。

ということで何をもらった?
105mmのマクロレンズだ。
ずっと前から欲しかったレンズだ。
どんな風に写る?
さあ、何か撮ってみよう。
まず、第1枚目の写真はみみず君
お〜いいじゃないか。
 2枚目の写真もやはりみみず君
食べ物の陰に隠れようたってレンズは逃しはしない。
 みみず君だけではない。金太だってバッチリ写せる。

最後に今日の収穫野菜

 手前のズッキーニにピントを合わせてアップしてみるとこんな感じ。すげ〜

これでまたちょっと楽しくなってきた。

ところでこのレンズ、誰から頂いたご褒美?

60歳過ぎてこんなプレゼントをくれる人など居るわけがない。
もちろん私自身からのプレゼントだ。

2012年6月24日日曜日

桃とヤマモモ

桃をいっぱい頂いた。
 この桃は果樹園農家の方が市場に出そうとしたら、傷み始めているとのことで返品されたのだそうだ。生活をかけて作った立派な桃が返品された時はさぞかし悔しかったろう。
とても甘く美味しかったので、家人と2日間で半分程頂いた。
それでもまだこれだけ残っている。十二分に熟れた桃なので、残った桃は確かに傷み始めている。

この2日間で食べたあとの皮などはさっそく餌としてミミズ小屋(金子1号)に投入している。
ミミズ小屋のふたを開けて上に載せているだけだが特に変わりはないようだ。
残った桃が傷んできたので今後、みみず君の餌になる分が増えていきそうだ。
とても糖分の多い桃なので発酵し易いかもしれない。
一応観察小屋で、発酵しないかどうかのチェックをしておこう。

昨日冷凍解凍後の果実(梅と柿)がアルコール発酵したことを報告した。
冷凍してはないが、やはり糖分の多い果実は発酵するかどうかが気になるのだ。

実験に使う桃は下の写真のように果汁が染み出てとてもウェットな状態のもの。

 これに下の写真のような、乾燥したココナッツ繊維をまぶして、甘い果汁を水代わりにちょうど良いウェット状態にした。

そして、設定した観察小屋(観察小屋7号)では、万が一桃が発酵した時は逃げ場になるようにややウェットなダンボールを上層に多めに入れておいた。
みみず君は大人ミミズ20匹に参加してもらった。

発酵するかどうかを見るのが第一の目的なので、10日間くらいして最終チェックをしよう。短期間実験なので蓋なし観察小屋でOKだ。

ところで下の写真、桃は桃でもヤマモモだ。
この木はは我が家の畑の近所にある。
そういえば私の産まれ育った家にもヤマモモの木があった。大きな木だったのでよく木登りをしていたが、雄株だったのだろう、このような実を付けることはなかった。ヤマモモがこんな実を付けることすら知らなかった。
実を取りにきている人から話を聞くと、この実は梅焼酎のように焼酎に漬けたり、塩漬けしたり、十分熟れたものや落ちたばかりのものを水に漬けて虫を追い出してからそのまま食べたり、ジャムを作ったり、色々使えるそうだ。







発酵してアルコール臭のする餌、時間を置けばみみず君食べるか?

こちらが酔っぱらってしまいそうだ。

昨年冷凍庫に保存していた落ち柿と今年冷凍庫に保存した落ち梅を解凍してココナッツ繊維をまぶし、縦コンのみみず君に餌として与えたら1日でかなりのみみず君がダウン。

臭いは嫌気性菌の悪臭ではない,まさに果実酒のアルコールの香りだ。
ミミズの救出作業を行っていたらこちらが酔っぱらいそうになった。

一度に多く取れた穀物や果物、特に落ちたものを拾ったものの中には虫が入っていることが多いので、冷凍解凍してみみず君の餌として与えている。
穀物類はよほどのことがない限り発酵することはないのだが、果物類を多量に与えた場合、しばしば発酵する。
特に落ちたものを拾った果物は糖度が高いためか発酵し易い。

今回は落ち梅と落ち柿のコンビで入れたので発酵が気になって翌日チェックしてみたら案の定、というわけだ。

下の写真が事件の起こったミミズ小屋(縦コン、再設定後)だ。
下の段のバケツ(受け皿)には元々ココナッツ繊維のみが入れてあり、上の段のみみず君がある程度移動出来る状態で設定していた。それで、今回、事件が起こる前、下のバケツには結構な数のミミズが下に降りてきていたように思う。
そのバケツに,冷凍解凍後の柿と梅をココナッツ繊維をまぶして餌として投入し,上の段の底にあるネットを外し、フロースルー移動で堆肥とミミズの分別時間の短縮を図ろうとしていた。餌は下のバケツが一杯になるくらい入れていた。
その餌が1日でアルコール発酵したというわけだ。
下の写真は、その中から生き延びていけそうなミミズ君だけを上の段に入れ、下の段には餌は入れず新たにココ繊維と新聞紙を入れ、再設定が終わったところだ。



一方、元々の上の段の堆肥の中には、みみず君たち1000匹以上は居た。
こちらはまだ元気にしていた。
しばらくは弱ったみみず君と別々の方がよいだろうと2つの別の箱に入れた(下の写真)。


そして、このみみず君たちは今回は小皿分別で少しづつ縦コンの上の段に戻すことにした。

再設定した上の段に入れたミミズは、下の段に居てノビかけていた元気のないミミズ約300匹程だ。さすがに死亡確認出来たものは外した。
発見がこれ以上遅くならなくてよかった。


上の段の餌もズッキーニやキュウリなど腐れにくいものを適度に入れたが、小皿分別でみみず君を戻したびに餌もその都度入れることにする。



 さて、こちらがこちらがアルコール臭の漂う餌とそれを入れていたココナッツ繊維を集めたもの、どんぶり型プランターに入れた。
アルコール臭が早く消えるように風通しの良いところに置いている。

嫌気性菌のクサイ臭いなら餌としての使用をあきらめるところだが果実酒のとても甘くていい匂いなので しばらく待って餌として使えるようになるかどうか見てみよう。
アルコール臭が無くなったら餌として使ってみようと思う。
ただ管理中、ランドリーネットを掛けておかないと小バエなどがどんどん集まってきそうだ。

さて,今日も一日中しっかり雨、仕方なく家の中でゴロリとしていた。体に染み付いたアルコール臭を消すには夕方から一杯飲むことにしよう。

2012年6月23日土曜日

量を増やしたイネ科雑草実験結果

イネ科雑草をミミズが食べるなら,雑草を収穫してミミズ君に食べさせよう。
なんて、きれいごとを考えて始めた実験。
ということでイネ科雑草を収穫

こんな感じで

やや大きめの観察小屋(蓋はダンボール)に設定

ところが,今の畑はどうだ。イネ科雑草も思う存分暴れているし

抜いた雑草の置き場もなくなっている。


もちろん雑草をみみず君には餌として与えている。
それでも処理しきれない。
そこでコンポストのお出ましだ。今日ホームセンターで買ってきた
あっという間に満タン近くなっている


ミミズ小屋に与えた雑草はその食べっぷりに問題ないことは実証されている。
さて、遅ればせながら観察小屋の食べっぷりの方も見てみよう。

上の方が乾燥状態になっていたが,みみず君の食べっぷりは合格といっていいだろう。
ミミズ小屋,そしてこの観察小屋の結果からみみず君たちに雑草をどんどん与えてよいこと間違いない。
ところが,今のところ雑草の成長に対し収穫が追いついていない。
可能な限り餌として与えていき、あとは雑草処理用のコンポストに頑張ってもらうしかない。

ところでこちらは先日設定したみみず君の餌:ダンボール実験
上のイネ科雑草実験と全く同じ容器で,蓋付き条件(空気穴付き)。明らかに乾燥が少なく、観察小屋としての機能が優れていると思われた




2012年6月22日金曜日

みみず君の餌:豆実験、30匹のみみず君が居ない!

蓋付きで空気穴を蓋と容器の上方に、液肥用の穴を底に空けているこの観察小屋。
観察小屋としての機能(乾燥の程度、みみず君の状態など)をチェックした前回のピーピーマメの実験で、この観察小屋は極めて条件のよい実験施設になると確信した。

それで、大人を少し加えて丁度30匹にして5月23日に実験を設定した。
餌は人間が食べるには時期を過ぎたスナップエンドウとキヌさやだった。
量的にはかなりの量を入れた記憶がある。

その観察小屋を1ヶ月経ったのでチェックしてみた。
写真では見にくいが、横から見ると受け皿の役をする外側の容器に液肥?が少し溜まっていた。ボリュームは入れた時の半分くらいになっていた。

上から見るとこんな感じ。
豆の姿は見えないし、ウェットだが堆肥は出来上がっているように見えた。
左の容器は受け皿で茶色い液肥?が少し溜まっている。
この時点で右の容器のどこにもみみず君の姿が見えないのが気になった。

そこで内容をすべで出して広げてみた。かなりウェットな堆肥状態だ。
あれだけ入れていた豆の姿は全くない。みみず君が全部食べてしまったのだろうか?
しかし、どこを探しても肝心のみみず君が1匹も居ないではないか!
死骸すら見あたらない。
一体これはどういうことだろうか?
小さな容器に30匹もみみず君は多すぎた?
先日の室コン5号全滅事件のようにいつの時期か酸欠になった?
この容器も先日の室コン5号の側で全く風の通らないところに置いていた。
途中全くチェックしてなかったのでいつ頃みみず君が死んだのか全く予想がつかない。
死骸が全くないところから察して、みみず君の全滅から1週間は経っているだろう。

これまでの経験からして豆が餌として問題があることはあり得ないので、やはり酸欠が何らかの原因で起こったのだろう。
暑い日が続いていたのでそれも悪かったのかもしれない。

このタイプの蓋付きプラスチックの観察小屋も今後はもう少し大きなものを用いることにしよう。

ところで昨日緑化したジャガイモを入れた観察小屋は今のところ特に変わりないようだ。


2012年6月21日木曜日

みみず君の餌:緑化したジャガイモ

緑化したジャガイモの皮の下や芽の部分にはにはソラニンという有毒成分(アルカロイド)があり,それを食べると食中毒になるという。茹でてもその成分は無くならないというから怖い。

昨日,芋掘りをしたが土寄せの不十分なところには、日に当たってこの怖い緑化が出来ていた。
人間様に毒になるものは恐らくみみず君にも毒になる。

これまで、みみず君の餌としてジャガイモを与える場合は、料理のあとに出る皮を中心にみみず君に与えていた。ジャガイモの皮を与えるとよくそこから芽が出たりする。だがみみず君に対して問題があったのは一度だけだ。その時は大量の皮(芽の部分も含めて)を湯掻いて与えた。
その時、湯掻いたときに出来た濃縮した液を、栄養がありそうに見えたので冷やして皮と一緒にミミズに与えた。すると、液が当たった部分のミミズ君が死にかけていたことがあったのだ。
ただしこれがこのソラニンの影響であったかどうかは定かではない。

ということで、この緑化した芋をみみず君の食材としてテストするのはかわいそうな気がするが一応毒性を確かめておきたいので実験開始だ。
この2個の芋の緑化した部分だけを下の写真のように切り取り
小さくスライスしてココナッツ繊維をまぶした。
みみず君は青年ミミズ10匹に参加してもらった。
最近は観察小屋としては蓋付き、空気穴付きプラスチックの容器を使うようになっているが、今回はプラスチック容器の準備がないので下の写真のようなガラスの観察小屋を用いることにした。

やはり観察はプラスチックの容器よりガラス容器の方がよく見える。短期間の実験の場合はこれでいいと思う。
いつもの様に設定直後はみみず君の姿は見えていない。今後みみず君が蓋に使っているダンボールのところに集まって来るようなら、緑化したジャガイモの皮はみみず君にとってもかなり毒性が強いのかもしれない。

しばらく注意してみていくことにする。

こちらは夕暮れ時の福岡タワー