これまでは、収穫した堆肥をバケツからそのまま堆肥袋に入れ、それを畑に撒いていた。今回バケツから、バケツ3〜4配分の容器に取置いた。下の写真がその容器だ。
こうして2〜3ヶ月取置いていると堆肥の中の卵が赤ちゃんになり、ある程度救出出来るのではないかと考えたのだ。
現在このような容器が4個程ある。
さて、今日はその中の一番時間が経った(3ヶ月近く経っている)容器をチェックしてみよう。
一体どれくらいの赤ちゃんが居るだろうか?
元々そのまま畑に撒かれるはずの堆肥だから、この中から赤ちゃんをある程度救出出来れば目的達成だ。
まず、上に載せてある数枚のダンボールを外して見よう。ドライな環境が堆肥の中の卵や赤ちゃんに悪いことは分かりきっていたのでウェットなダンボールを数枚上に置いていたのだ。下の写真が一番上のダンボール、まずこれを外して見た。
数えていないが剥いだダンボールの中だけでも、数百匹の赤ちゃんミミズは居たのではないだろうか。彼らはひとまずダンボールと一緒に別の容器に保管した。
もしかしたら赤ちゃんはすべて上の方に集まっているのだろうか?
容器の堆肥をかき混ぜ少し下の方も見ていた。
いやいや、表面程ではないが下の方にも結構赤ちゃんミミズは居る。
さあ、どういう風にしてこの堆肥の中の赤ちゃんを分別しようか?
先日、金子1号の赤ちゃんを600匹分別した時は、光振動法が役に立たなかった。
大人ミミズ程動きが良くないのだ。少々刺激を与えても赤ちゃんミミズはちょっと身を寄せれるものにしがみつくようにしている。いい案が頭に浮かばない。
まずは堆肥の中にどれくらいの赤ちゃんがいるのかを推測するために、容器の中程の深さから茶色い小皿に堆肥を取り出した(下の写真)。
この中の赤ちゃんを数えてみよう。
赤ちゃんを緑の小さな皿に分別したが、たったこれだけの堆肥になんと140匹の赤ちゃんが居たのだ。ほとんどが1.5〜3cm程の長さでとても細い。
この1〜2ヶ月内に卵から孵化したのは間違いない。
小皿に140匹の赤ちゃんが居たということは、堆肥を入れている大きな容器の中には一体どれくらいの赤ちゃんが居るのだろう?
また、今日見た限りでは卵はほとんど発見出来なかった。
堆肥の中の卵はこの2〜3ヶ月の間にほとんどすべてが孵化したのだろう。
今回の取り置いた堆肥の一部をチェックして分かったことは
1)年中産卵するといわれるシマミミズだが、我が家では産卵のピークは2〜4月。
2)出産のピークは4〜6月だ。
3)3〜4月に収穫した堆肥の中にはかなり大量の卵が含まれていた。
4)おそらくそのほとんどが堆肥の中で孵化している。
5)一部を救出するくらいなら良いが、堆肥を入れている大きな容器から赤ちゃんミミズを救出する作業はきわめて困難な感じだ。
今日の大きな容器が4つも取置いているのだ。
今のところ、畑に使える堆肥は残っているし、日々新しい堆肥も出来ている。
慌てて回収する必要はないので、赤ちゃんミミズの回収法は色々考えてみよう。
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