山椒は小粒でもピリリと辛い。小さい頃から背が低かった私をお袋がこんな言葉で励ましてくれたものだ。
山椒はピリリと辛いと決めつけていた私がビックリしたことがあった。
以前中国に旅行したときのことだ。
成都で麻婆豆腐の発祥の店と紹介された店で麻婆豆腐を食べたのだが、そこに出てきた麻婆豆腐。何となく豆腐の色が赤茶けてすごいな〜と思って目を近づけると、豆腐の上に山椒が載っていた。その量も半端ではなかったが、口に入れてさらにビックリ。その山椒はピリリと辛いどころか一瞬で舌がしびれてしまった。旅の記念にと頑張ってはみたもののほとんど食べれなかったのを思い出す。
その店でお土産に山椒を買っている日本人が居たが、日本の山椒とはちょっと種類が違う印象でとても買って帰ろうとは思わなかった。
さて、こちらは我が家の山椒の剪定後の枝。1本の木からこれだけの枝を切り落としている。ピリリと辛い山椒が出来る日本産だ。
ぶどう山椒と呼ばれている種類だろうか?確かに房状に実がついていた。
この枝は私の背より高いところを剪定した枝だ。
この山椒の木にはトゲが多く高いところの実がそのままでは痛くて収穫出来ないので、剪定ついでに切り落とした枝から収穫している。
これが剪定収穫後の山椒の木。今は私の背の高さだが、きっと来年も同じように枝が伸びてくるのだろう。
ところで、今の時期に剪定して山椒の木のために良いのかどうかは定かではない。
山椒の様子は普段は忘れ去られているため、剪定も実を収穫するこの時期になってしまう。それでここ数年はこんな感じで実の収穫と剪定をしている。
木の勢い,実の成り方から判断すると今の時期の剪定でも問題はないのだろう。
そして、剪定した枝から刺が刺さらぬように注意して大雑把に山椒を収穫したのが下の写真。大雑把な収穫なので取り残しは倍程あるだろう。実だけを収穫しようとすると収穫に時間がかかるので下の写真のように葉っぱをつけた収穫になっている。
実だけを集めると、え〜これだけ?といった感じになる。
それでも、我が家で使用するのは、来年のキクイモの味噌漬けのために味噌に入れる分だけで十分なので、残りはオババん家にお裾分けだ。
さて、今週末はこの時期の一大行事、大梅の収穫と梅干し作りが待っている。
明日は雨らしいのでかなりの梅が落ちてしまうかもしれない。
それでも落ちた梅はみみず君の良い餌になるのでそれもよしとしよう。
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