6月6日に設定したボックス1号
みみず君を横移動させて、堆肥の収穫を簡単にしようとする実験的試み。
6月6日には古い堆肥とみみず君を左に集め、右に新しい餌を入れた。
みみず君に横移動してもらい、今日、左側の堆肥を収穫し、次に新しい餌を左に投入して、1〜2ヶ月して今度は右側の堆肥を取り出そうという魂胆だった。新しい草などが多量に入って、ボリュームとしては新しい区画の方が多い感じだった。
真ん中の金属メッシュの差サイズが合わず右と左の区切りは斜めになっているのはお愛嬌。私の工作能力はこんなものだ。
さて、早速チェックに入ろう。
まずは、ボックス1号を包んでいる座布団袋の内側をチェック。やはり数匹の旅好きみみず君がいた。座布団袋も破れることなく役目はしっかり果たしてくれている。
次に下皿の役をする2段重ねの下のボックスをチェック。
ここは液肥を溜めるのが目的の空間。ただし、上の段から脱出してきたみみず君はここで死ぬことがないように枯れ葉を入れていた。
その上にウェットな堆肥が溜まり、中にはかなりの数のみみず君が生息していた。
液肥もほぼ予想通りの量が溜まっている。
置きっぱなしにしておくはずのこの新しい区画。仕方なく、すべての内容をひとまずどんぶり型プランターに移した。新しい区画にも餌になるものが何もない。これが移動失敗の原因だろう。
次に、堆肥収穫予定の古い区画の内容を、大きな皿2個に入れた。こちらは当然堆肥は出来ているのだが、まだかなりの雑草の茎が残っている。残念なことに移動してくれなかったみみず君の姿もチラホラ見える。そこに敷いていたネットはほとんど意味をなしていなかった。
ネットの下にもみみず君が散見された。
仕方ない。すべての区画を詳しく内容チェックしよう。
それぞれの区画にはどれくらいの数のみみず君が居るのだろうか?
まずは受け皿として使っている下のボックスからチェック。
液肥でかなりのウェット状態だが、枯れ葉の下などに予想以上のみみず君が居た。そこに居るみみず君は元気だ。ざっと数えてみると数は250匹を越えていた。
やはり、上のミミズ小屋(ボクス1号に美味しい餌が無くなっていたことを意味するのだろう)
続けて新しい区画の方を調べてみた。こちらは200匹強だ。移動したミミズはこれだけだ。受け皿の方に逃げたミミズより数が少なかった。
さらに古い区画の方を調べてみた。こちらにも100匹弱のミミズが残っていた。
1)結論的にはミミズ移動は不十分だった。
その原因は新しい区画に十分な餌がなかったこと。雑草はボリュームはあってもミミズを引きつける餌としては不十分だったようだ。
ミミズをしっかり移動させるためには日々新しい餌を新しい区画に加えていくのが好ましいと思われる。
今回のボックス1号ではそのような餌のやり方が出来ないので今の時点ではこのボックス型のミミズ小屋での横移動を利用した効率的堆肥収穫はあきらめることにする。
2)金属メッシュの高さが箱と合わなかったのもどうも今後横移動実験を続けるのに引っ掛かる点だ。今回のようにメッシュを斜めに設定した場合、上の方が狭くなった区画の堆肥取り出しはやりにくい(今回は上が広くなった新しい区画の内容を取り出した後に古い区画の内容を取り出したので問題なかったが、もし横移動がうまくいっていて古い区画のみを取り出すことになった場合は大変だったろうと思われる。)やはりメッシュを置く場合は箱に垂直に設定したい。
なかなか高さを合わせたメッシュを作るのはなかなか難しそうだ。金物屋さんに作ってもらうとべらぼうに高く付きそうだし....。 |
4)堆肥収穫量は古い区画と新しい区画の堆肥を追わせてバケツ1杯程だった。
5)ミミズの数は全体的にはあまり変化なかった。
それで、ボックス1号今回は、堆肥の移動はさせず、2号と同じくただ餌を入れて通常通りの堆肥収穫法で見ていくことにした。
今回はミミズの餌になる果物や木の実などもたっぷり餌として与えた。 |
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