今、スペシャルティーの主要なブレンド材料である柿の葉茶とビワの葉茶を作っている。
こちらは柿の葉 |
こちらはビワの葉 |
柿の葉は湯掻いて干すとこんな色 |
ビワの葉も湯掻いて干すとこんな感じ |
今日はビワの葉茶について少しお話ししよう。
ビワは葉や実が古くから民間療法で用いられている。
ビワの葉による温灸は良く知られている。
ビワの葉茶については、民間でよく飲まれているようだが注意も必要だ。私の勘みたいなヤツでビワの葉はスペシャルティーの成分の一部だが、ここで少し怖い話をしておこう。
ビワの葉にはアミダグリン(VB17)が多量に含まれており強力な殺菌作用や制癌作用(?)があるとされている。
これが胃腸で分解されると猛毒とされる青酸が発生するとされる。青酸はご存知のように猛毒だ。
ビワの葉茶を販売している業者はいくつかあるが、その辺に対する記載が面白い。
ネットでこのように書かれている記事を見た。
アミダグリンが経口摂取されるとシアン(青酸)を少量発生するが、それは正常の細胞には全く悪影響を与えず、がん細胞だけをやっつける。だから毎日飲み続けると医者に見放されたような癌が縮小したり治ったりするとのこと。なぜそこまでのことが堂々と言い切れるのだろう?もちろん彼らが基礎実験をやっているわけではないだろうに。
もちろん、ビワの葉茶が本当に癌に効くのかもしれない、可能性は否定しない。だがそれは多くの臨床実験や基礎実験をやってやっと言えることだろう。
アミダグリンは経口摂取されると青酸が少量発生しますがこれまでこのお茶を飲んだ人に副作用報告はありません。また癌の人に効果があったという実例もあります。もしかしたら、発生した青酸は、正常の細胞には全く悪影響を与えず、がん細胞だけをやっつけるのかもしれません。
位の説明にとどめるべきだろうと思う。
これまでビワの葉茶を毎日飲んで命を落としたという報告は聞いたことがないからそこまでの危険はないのだろう。だが調べてみると、ビワの葉茶を毎日飲んでかなり強い胃腸障害を起こした記録はある。内容を見てみると恐らく胃腸の中で発生した青酸の副作用だ。
ジギタリスという植物をご存知だろうか?紫色のきれいな花を咲かせるが。葉も花も茎もすべて猛毒だ。しかし植物は古くから火傷の処置などに使われ、その後強心剤として広く使われるようになっている。
確かに毒と薬は紙一重なのかもしれないし、ビワの葉にもそんな要素があるのかもしれない。
ところで、話は変わるが漢方薬がどのようにして今の形になったのか興味を持っている。
漢方薬はいくつもの生薬が絶妙の調合量で組合わされている。
生薬の調合については一般的には中国何千年の歴史の中で、経験則の中で少しづつ完成されてきたように言われている。
私はこれは違うと思う。
誰か知らないが、きっと一人の天才が居たのだ。
その彼が症状や体質に合わせた生薬の調合のレシピのほとんどを作ったのだと思う。あとで歴史の中で高名な東洋医学の師と言われるような人たちが僅かな付け加えをしたに違いない。
でないと、あんな見事な調合出来るわけがない。
私のスペシャルティーは正体不明の代物だ。
だから、現時点で他人にこのお茶を勧めるわけにはいかない。
しかし、私の勘ではこのお茶は凄い。もしかしたら不老長寿のお茶なのだ。
だから、私を使って臨床実験をしているというわけだ。
というようなわけで、ビワの葉茶の入ったスペシャルティーは私だけが飲んでる。
ちなみに、ブレンドして使用しているためビワの葉の量は市販のビワの葉茶よりはるかに少ないだろう。飲み始めて3年くらいになるが、青酸によるの症状は今のところ全く出ていない。
もし、わたしがとても長生きしたら、スペシャルティーのレシピを一つの臨床実験の結果として公開して、皆さんの役に立てていただこう。
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