土作りの一環として、使えそうだと判断したからだ。
ミミズ堆肥のkey wordは微生物。
先日購入したEM1のkey wordはやはり有用微生物群。一昨日のブログではEM1による発酵液肥作りについて紹介した。
一方、その前に始めた有機質肥料による発酵液肥作り、これは有機態の窒素を無機化して植物に吸収させやすくし肥料に即効性を持たせるのが目的だった。
しかし、発酵の過程で微生物がつくりだしてくれる生育促進物質にも意味があると考えられる。やはり微生物が関与しているのだ。
つまり、今考えている土作りというのは土の中の微生物を活発化させること。
みみず堆肥や発酵液肥を使う目的は
作物の成長に必要な養分を補うことの他に
肥料そのものが微生物資材として、土壌中の善玉菌を増やし、腐敗や病気を招く菌を抑えようということだ。
これが出来るなら理想的な無農薬栽培に近づくことになるだろう。
肥料としての成分をあまり期待しているわけではないのだ。
ミミズ堆肥では普通の土より窒素分が5倍、リンが7倍、カリウムが11倍多く含まれているとのことだ。作物の成長を促す3大養分といわれる成分だけれども、それ以上に作物の成長を助ける大量の微生物たちも豊富。ミミズの糞にはフミン酸(腐植酸)という土壌の状態を調整する物質も多く含まれているとのことだ。pHはちょうど中和されており、これについては私も酸度計で確かめた。
更にこれに微生物のエサになる糖を加え発酵させ
2週間程すると、甘酸っぱい香りがして出来上がりとのこと。
こちらのphは3.5以下とのこと。
現在活性液作りは進行中だが恐らくうまくいきそうだ。
これはかなり薄めて与えることになるので、肥料成分はほとんどなく有用微生物だけをばらまいていると考えた方が良さそうだ。
一方、有機質肥料(油かす、鶏糞堆肥、牛糞堆肥)を発酵させて作る発酵液肥。
設定してからもうすぐ1週間。温度の関係だろうか?今のところ発酵のサインが出ていない。途中でかなり臭いガスが発生するようだが、こちらも出来上がるといい香りがするらしい。油かすは窒素が多く、鶏糞はリンが多く、牛糞はNPK大体同じバランスと言われているが、発酵液肥になっても同じようなNPK成分なのだろうか?薄めて使ってもある程度の肥料成分はあるだろう。その肥料は吸収し易い形になっているはずだ。
下の写真は、米のとぎ汁に納豆を入れて日向に置いて発酵するかどうかをみているもの(納豆菌発酵液肥作り)。
左が米のとぎ汁に納豆を少量入れているボトル。右はEM1発酵活性液を作っているボトル。 どちらも日向で日光浴させている。温度は上がってくれるだろうか? |
ということで、こちらも一晩風呂のお湯に浮かべておいた。
ふたを開けると少しプシュー。少し発酵を始めたのか?
うまくいけばこれも有機質肥料の発酵液肥の仲間入りが出来るだろう。
ところで、これらの発酵液肥で本来の目的である微生物の力をより引き出すためには、原材料に微生物の餌になる糖分を加えた方がいいのではと思っている。これは今後の課題だ。
微生物の力によって植物生育促進物質が生み出されるなら、これら発酵液肥もすばらしい肥料だと思われる。
これら肥料の投与法だが、一般に有機質肥料は有機態の窒素が吸収されるのに時間がかかるため元肥に向いているとされ、化成肥料は窒素が無機態の形なので吸収が早く追肥にも向いているとのこと。
ミミズ堆肥は元肥になると思っているが、EM1活性液や発酵液肥は発酵という過程で有機態の窒素が無機態のものとなり、吸収し易くなるため追肥として考えるべきだろう。
ただ薄めて与えるので肥料成分は極めて少なく、回数を多く与えるというのが基本らしい。
怖いのは肥料の与え過ぎのようだ。特に窒素過多になると、微生物による腐食が起こり易く、植物にはよくないとのことだ。
さて今年はどんな肥料がどのように活躍するだろうか?
もちろん、ミミズ堆肥信奉者の私にとってミミズ堆肥がその中心であり続けることに変わりはない。
ところで、最近畑の側の水田や川で時々見かける鳥がいる。
鳩くらいの大きさの夫婦仲のよい鳥だ。かもの仲間だろうか?
雨の日は特に餌になる虫がよく見つかるのだろう。忙しそうに何かをついばんでいる。
嘴が赤いこちらがオスだろうか? |
こちらはメス? |
0 件のコメント:
コメントを投稿