さて、ここはどこ?
みみず君が集まっているのは、金子ミミズ小屋の下段の下に敷いている網ネットの上だ。
ここに500匹程のミミズ君が下段から旅をしてそのまま居座っていたのだ。
ここに来てそんなに時間は経っていないのだろう。 餌がないのにミミズ君はサイズ的に痩せているといった感じはなかった。 |
どうして餌もないのに、これだけののミミズがここに居すわったかというと、考えられることは
1)金子3段の下の段の環境が悪くなったか
2)下の段に食べる餌がなくなったか
3)下の段のミミズがオーバー気味になったか
のどれかだ。
金子ミミズ小屋はこれまでも何度も紹介してきたが
下の写真のような3段重ねのミミズ小屋だ。
広島の業者の方から購入してもう3年半以上経つだろう。
金子ミミズ小屋は、元々下から上へミミズ君を移動させるように作られている。
このミミズ小屋を機能させるには。よほど下の内容をその上段と密着させるようにしなくてはいけない。しかし餌は上の段に入れるので、下の段は最初上の段と密着していても、次第に容積が減って密着度がなくなる。するとミミズ君の下から上への移動効率が一気に悪くなるのだ。
そこで、我が家ではこのミミズ小屋だけは下から上にミミズ君を移動させてはいるものの、堆肥収穫時に下段に多くのミミズが残る状態には目をつぶっている。
金子の下の段のミミズ君を、一旦どんぶり2段の下段に移す。
そこでミミズ君を餌のあるどんぶりの上段に移動させ、そのみみず君が移動してきたどんぶりの上段を金子の上段に移動する。という2度手間なことをしているのだ。
それでも、この方法で堆肥分別時間は大幅に短縮出来るのだ。
さて今日は、下段の下の網ネットに大量のみみず君が居たので、金子3段の状態を環境悪化がないかを含め、よ〜くチェックしてみよう。
金子の上の段には日々の食材の残渣を投入している。
今日覗いてみると、まだ設置して2週間程なのだが、最近与えた餌と別に、上の段にもかなりの堆肥が出来ている。
この段にもかなりのミミズがいる.そのため餌を食べるスピードは速いようだ。 設定して2週間で、餌の周囲に結構堆肥が出来ている。 |
ということは1ヶ月、2ヶ月と置いた中の段、下の段はもっと堆肥が出来ているはずだ。
さっそく覗いてみた。
下の写真は中の段。
ほぼ予想通り。
中の段にも環境悪化は全くない。 表面のダンボールが食べかけ状態ということは中の餌はかなり減っているに違いない。 |
かなり堆肥が出来ている。
表面のダンボールが食べかけで残っている。まだ中の方には餌成分が残っているのだろうか?
そして下の写真が下段を上から見たところ。
堆肥の内容をチェックしてみた。堆肥は出来上がり、食べれる餌はほとんど残っていないようだ。
ざっと、堆肥の中には2000匹近いミミズが居た感じだ。
ミミズは大人、青年、子供と様々だ。卵もそれなりにあった。
心配された環境悪化は全くなかった!
この中に2000匹近いミミズが居た。卵や赤ちゃん子供も多く含まれていた。 ざっと見たところ、もう食べれる餌はこの中にはほとんど見当たらなかった。 |
一応ネットの下に置いている液肥溜めもチェックしたが、環境悪化を思わせる液肥の濁りはなく、液肥の状態は極めて良好だった。
受け皿の液肥も濃厚で透明。上等液肥だ。 |
ということで、今回下段の下に敷いている網ネットに500匹程のみみず君が居たのは
2)下の段に食べる餌がなくなった
3)下の段のミミズがオーバー気味になった
の2つがその理由だろう。
もちろん食べる餌がこの時期になくなったのも、ミミズ君の数が増えたのが原因だ。
ということは、突き詰めるとすべての原因はみみず君がこの小屋に対し定員オーバーになってきたためかもしれない。
今後、この小屋にミミズ君の定員制限をおこなうかどうか考えてしまう。
やはり、みみず君が多い方が堆肥を作る力は強いので、明らかな環境悪化が認められるまでは今のままでいこう。
さて、今日の堆肥ミミズ分別。
2000匹近いミミズを分別するのは骨が折れる。
そこで今日も、どんぶり2段を使ってのミミズ移動&堆肥収穫をすることにした。
すなわち、金子の下段の大部分のミミズ君と堆肥をどんぶり下の段に移し
これがどんぶりの下の段。 ここに金子下段の堆肥と大部分のミミズが移されている。 |
上の段には餌リッチなどんぶりを用意して、ミミズ君の移動が良好などんぶり2段を設定した。この操作は5分程で終わる
2週間程して多くのみみず君が移動してきた上の段はそのまま金子小屋の上段に移す。 移動でミミズが減るであろう下の段はその時点で堆肥ミミズ分別を短時間でおこなう予定だ。 恐らく堆肥は下の段からバケツ2杯近く収穫出来るだろう。 |
この段は現在の500匹に、どんぶり2段から移動してくるみみず君約2000匹が加わる。 最終的に2500匹程のミミズ君で溢れるはずだ。 |
これまで上の段は設置してから堆肥収穫までは約3ヶ月かけていたが、ミミズが増えることによりそのスパンは短くなる。すなわち、同じ期間でより多くの堆肥が収穫出来るということだ。
これは嬉しことなのだが、先程も述べたようにミミズの数がオーバーになると環境悪化による大量死に極めて注意して管理していく必要が出てくる。
今日のチェックでは問題なかったが、特に梅雨から夏の暑い時期は最も危険な時期だ。
今後の金子ミミズ小屋は、環境悪化が起きていないか鼻と目を凝らしてみていくことになる。
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