下の写真は6月の初め頃だったろうか?
小梅の木は1本だけなのだが、その木の下は辺り一面、落ち梅だらけだった。
こんな落ち梅や、梅干し作りに使えなかった小梅はミミズ君の餌として与えた。 |
小梅が大量にあったので、適当にミミズ小屋に与えていたのだが、生の小梅でどれくらいの量までなら発酵させずに餌として与えられるかをチェックしたくなった。
小梅も果実。与え過ぎると発酵の危険があるのだ。
ということで、3ヶ月程前、万が一小梅が発酵しても、ミミズ君の逃げ道がたくさんある下の写真のような箱形の3段重ねで実験をおこなった。
この小屋でバケツ半分ほどの小梅を一度に入れて、環境悪化が起こるかどうか?
これだけの小梅を3ヶ月できれいに食べてしまうか?
などをチェックしてみることにした。
などをチェックしてみることにした。
まず、小梅を入れて2週程して環境のチェックをしてみた。
環境悪化は起こっていなかった。
環境悪化は起こっていなかった。
さて、今日は小梅を入れて3ヶ月目。堆肥の収穫作業だ。
小梅が食べられてしまっているかということ、堆肥の状態、さらにこの段に残っているミミズ君の状態のチェックをしてみよう。
下段の様子は問題なさそうにみえたので、
まず、下段の下の液肥受け皿を見てみた。
まず、下段の下の液肥受け皿を見てみた。
ン?ちょっと違うのだ、いつもと。
液肥は溜まらず、ミミズ堆肥だけが溜まっている。
この状態だけなら、これまでも何度かあった。餌の状態などによって液肥が出来ないことはしばしばある。
この液肥溜めには今回はきれいな堆肥がたくさん溜まっていた。 またその中には50匹余りの小さめの子供ミミズがいた。 なぜかここには大人ミミズが1匹もいないのだ。 |
いつもと違うのは、ここに居るミミズの状態。
50匹余りの小さな子供ミミズがここに居た。ミミズ君は5〜6月頃大量に孵化して今の時期子供ミミズはどの小屋でもよく見かける。子供ミミズが居ること自体は今の時期当たり前なのだが、なぜか、ここには子供ミミズしか居ないのだ。
下の写真が液肥溜めにいた小さめの子供ミミズ。
液肥溜めに居たのは50匹程の子供ミミズ。ここには大人ミミズが全く居なかった。 |
液肥溜めに大人が居ないのがどうしても解せなかった。
ちょっと不思議に思いながら、下段を分別してみた。
多くの小梅はきれいに食べられ、種以外全く残っていなかった。
堆肥の状態も文句なかった。
小梅がすばらしい餌であったことは間違いない。
堆肥はバケツに1杯と1/4。上等堆肥だ。 梅の実はきれいに食べられて種だけがいっぱい残っていた。 大梅ではこんな時期種が割れていることはないが、小梅ではいくつかが割れていた。 |
不思議なのは、ここにもやはり子供ミミズしか居ない!
写真では立派なミミズに見えるが、ほとんどが子供〜小さめの青年ミミズだ。 |
数は200匹くらい居たようだが、大人が居ないことがどうしても解せない!
子供だけ残して大人だけが上段の方に移動したのだろうか??
どうしても気になったので上段の方もちょっと覗いてみた。
大人は居たが、そんなに多くない。
これまでの状況と比べ箱型3段重ねにいる大人ミミズの総数が明らかに減っているのだ!
これは世代交代?
それとも増えすぎたミミズによる自己制御?
大人が減っているのは、先月のいくつかのミミズ小屋での堆肥収穫の際も認められた現象だ。
特に大人ミミズが基本的に移動しない金子3段で、堆肥収穫時大人ミミズの減少が認められていたので不思議に思っていた。
今年の夏の暑さは生半可ではなかった。そんな天候も関係しているのだろうか?
これから、他のミミズ小屋や観察小屋の寿命実験のミミズ君の状態も注意して見ていこう。
ま、今回の小梅の大量投与実験の結果からは、来年また小梅が豊作の際は、今年より多めに(一つのミミズ小屋に一度にバケツ半分までは)、小梅をミミズ君に与えても心配ないことが分かってよかった。
大人が減っているのは、先月のいくつかのミミズ小屋での堆肥収穫の際も認められた現象だ。
特に大人ミミズが基本的に移動しない金子3段で、堆肥収穫時大人ミミズの減少が認められていたので不思議に思っていた。
今年の夏の暑さは生半可ではなかった。そんな天候も関係しているのだろうか?
これから、他のミミズ小屋や観察小屋の寿命実験のミミズ君の状態も注意して見ていこう。
ま、今回の小梅の大量投与実験の結果からは、来年また小梅が豊作の際は、今年より多めに(一つのミミズ小屋に一度にバケツ半分までは)、小梅をミミズ君に与えても心配ないことが分かってよかった。
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