2013年9月27日金曜日

ペットボトル点滴灌水法、中にミミズ液肥を入れたものは詰まってしまう?ならば腰水法の水にミミズ液肥を加えよう。

屋上菜園の手間入らずの水やり法として、点滴灌水法(drip infusion system)と腰水法(storage water infiltration system))を検討している。
長時間(1週間水やりなしで)灌水するという目的では、今のところうまくいったのは大きな(20L)のビニール袋による点滴灌水法と腰水法だ。

最初にトライした、ペットボトルでの灌水法は、最長6時間しか持たなかった。

ただ、このペットボトルによる灌水法、旅行時の長期灌水の役には立たないが、少し他の使い道があるような気がした。
ペットボトルでの少しずつの水やり法では、水分や養分を吸収しようとして根が活性化されるらしい。
だから、ペットボトルによる液肥入りの灌水は、非常によい方法だと思えたのだ。


そこで試しに、通常ジョウロで与えるミミズ液肥を、ペットボトル灌水法で与えてみることにした。
まず、薄めたミミズ液肥が入ったプランターを、ニラを植えているプランターとナスを植えている土嚢袋に置いてみた。
ミミズ液肥の濃度はきわめて適当だ。
下の写真はニラのプランターに設置した翌朝のもの。
設置した翌朝見ていると、まだ水が半分以上残っている。
どうして?と思ってペットボトルを調べてみると水が出ていない。
ちょっとペットボトルを振ってみると、また水が出だした。
水が出なくなった理由は、小さな穴が液肥の中の物質で詰まってしまったのだ。
ナスの方も、すぐ穴が詰まってしまったようだ。
翌日の夕方見てみると水不足でカラカラ、悲惨な状況になっていた。
この後、すぐに水やりをして事なきを得たが、天気がいいと地植えでない野菜の乾燥は早い。
このプランターもペットボトルを振ると、しばらくはまた水が出るようだった。
ペットボトルにミミズ液肥を入れたものは2本とも半分も入らないうちに詰まっていた。
やはりミミズ液肥に含まれていた小さな粒状のものが穴を塞いでいたのだろう。

ということで、点滴灌水法で液肥を与えるという試みは失敗した。

点滴灌水法で液肥を与えるということがダメなら、腰水法で液肥を与えたらどうだろう。
これは全く問題ないはずだ。これならミミズ液肥がゆっくり時間をかけて根の方に移行するに違いない。
下の写真は水やりを数日続けて元気を取り戻した、土嚢袋にナスの入ったプランター。
ペットボトル点滴法での液肥やりに失敗したあと、苗は元気を取り戻した。
新しい実もいくつか成長している。
この土嚢袋の外側に、水を入れ、さらにミミズ液肥を適量入れた。

下の写真では分かりにくいが、土嚢袋の外側に水を入れ、そこに液肥を加えている。
これでぶりぶり元気なナスが育ってくれると嬉しいのだが。
ところで、この腰水法をおこなっているプランターの側を通った家人、「これ何?ボウフラが湧くんじゃないの?」

確かに、ただでもヤブ蚊が多い我が家の畑。
畑の側に置いている土嚢袋の入ったプランターに腰水法をおこなうのは2個目だ。
ん〜屋上のプランターならまだしも、畑の側のプランターで腰水法にハマるのはちょっと控えた方がよいのかもしれない。


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