2013年11月16日土曜日

ナスの苗近くの土の中にクロメンガタスズメの蛹は見つかるか?

今年クロメンガタスズメの幼虫はナスやトマトの葉を食べていた。
これらの幼虫はある時期、土の中に潜って蛹になる。

実際、黄緑のクロメンガタスズメの幼虫を観察小屋の中で飼育中、土の中に潜って下の写真のような蛹になったところを確認出来た。
クロメンガタスズメの成虫の背中に現れるドクロのようなの顔を見てみたいと、時に観察小屋を覗いてみる。
しかし、まだ成虫は姿を見せていない。

一方、グロテスクな幼虫の方も観察小屋で飼育して蛹への変身を期待したが、最初の1匹がダメで、2匹目の幼虫も、願いむなしく蛹になる前に観察小屋の土の上でダウンしていた。
残念な結果になった。

ならば、畑にナスが植えてあった近くの土の中で蛹を見つけることが出来ないだろうか?

先ずは畝に植えた、2本のナス撤収時に土の中をチェックしてみた。
蛹がいる可能性は高いと思っていたが、蛹を発見する事は出来なかった。
ただし、それらしい蛹の抜け殻は1個あった。

ところで、下の写真の蛹。
これは恐らくクロメンガタスズメのものではないだろう。
見つけた場所が、里芋を掘り起こした畝の側だった。
里芋の土を掘り返した所に転がっていた。間違いなくまだ生きている。
里芋の畝の側で見つけたのでセスジスズメの蛹だろうか?
ところが今度は同じタイプの蛹が、サツマイモを掘り起こした所から出てきた。
泥がついて分かり難いが、里芋の所に居た蛹と同種のようだ。
しかし、こちらはサツマイモを掘り起こしたときに見つかった。
ということはエビガラスズメの蛹?

 どちらの親になるのか確かめたくなったので、この2匹の蛹は、カマキリの卵嚢を入れている観察小屋に同居させた。

セスジスズメの成虫が出てくるか?それともエビガラスズメの成虫が出てくるか?
土の中に2体の蛹を入れている。
この観察小屋には土の上にカマキリの卵嚢が見えている。
こちらは2〜300の卵がいつ頃孵化するのかを確かめようと思っている。





そして、今日は今年最後のクロメンガタスズメの蛹探し。
植えていたナスの中で最後に残ったのが、土嚢袋の中の1本だ。
この土の中で、クロメンガタスズメの蛹を探してみよう。
ただ、この土嚢袋のナスではクロメンガタスズメの幼虫を見た事が無い。という事は蛹が見つかる確率はかなり低そうだ。

実はこのナス、一度弱り果てて、引き抜いて根っこまで水洗いして植え直した。
その後復活したので、なおさら思い入れのある苗なのだ。
下の写真が弱り切っていた頃のものだ。
葉っぱも縮れ、この苗はもうダメだと思った。
苗が弱った原因はアブラムシかと思い、水の入った黄色いバケツを側に置いてみたが無駄だった。
苗自体がまだ小さかったので、丸ごと引き抜いて、根も葉も茎もどっぷり水に漬けて洗ってみた。
植え付けから3週間経っていたが根の張りは極めて悪かった。
茎の根元にはカビが付いていた。これが苗が弱った原因だったのだろうか?

とにかく、水の中でのゴシゴシ洗いが功を奏したようだ。
この苗が復活した。
出来るナスが小ぶりなので、味噌漬けにしたりしてよく食べた。
さて、今日はこの苗の撤去ついでに土嚢袋の中の蛹を探してみることにする。
さて、蛹探し開始だ。
ナスの根に蛹が絡んでいることも考え、ラフに扱うと蛹が傷つく可能性があるので、まず茎ごと土嚢袋の土を広い容器に移した。
そしてゆっくり土を崩していった。
ざ〜と土の中を見渡した。
居ない。
どこかに蛹が潜んでいるのではないかと探してみたが、やはり居なかった
次に、しっかり探してみた。
やはり蛹は居なかった。

それらしい蛹の抜け殻はグロテスクな幼虫を見つけた苗の側の土の中にあったのだが、結局、ナスの苗の近くの土の中にクロメンガタスズメの蛹を見みつけることは出来なかった。


グロテスクな幼虫は又来年も現れるに違いない。
来年こそは、蛹、成虫へとうまく育ててみよう。
グロテスクな幼虫が成虫になった姿を見る夢は、また来年のお楽しみだ。


まだ、観察小屋の中では黄緑色のクロメンガタスズメの蛹が成虫になる時を待っているはずだ。
こちらの蛹が成虫になった時の顔はそのうち拝めるだろう。
ところで、蛹が成虫になるのはいつ頃?



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