その時、福岡で見かけない蝶がいたので、その時のブログに写真を載せていた。
つい先日、絵の上手な方と食事する機会があり、途中のタクシーの中で絵の話をしていた。彼の絵はとても繊細で、カレンダーなんかにも使われているので仕事場に飾っている。そのとき、来年のカレンダーに使われる絵には、自宅の庭に遊びにきたアサギマダラが描かれているという話が出た。
何千キロも飛ぶと言うアサギマダラのことはこれまでどこかで聞いて、名前だけは知っていた。
どんな蝶なのか詳しく聞いてみると、ネギの茎のような透けたような薄いブルーに黒の縁取りや下の方は茶色が入ってとてもきれいなのだと話されていた。
また、大きさはクロアゲハ程あるとのこと。
彼の奥様が、アサギマダラの好きな花の苗を花屋さんで買って庭で育てたら、たくさんのアサギマダラが飛んでくるようになったとのことだ。
その方が住んでいるのは、小倉の足立山の麓に近い所だ。
その方の話を聞いているうちに、先日の開聞岳の麓で見かけた蝶のことが気になった。
とても似ている気がしたのだ。そこで、家に帰って旅行のときの写真を見直した。
大きさは、話に出てきた蝶より小さめだが、どうやら間違いなさそうに思える。
さっそく、ネットでアサギマダラの写真を確認した。
大当たりだ!!
調べてみると、“あさぎ”という色は浅葱と描いて“ねぎの茎葉の色”を表わすもので、淡い水色から濃い青、緑色に近いものまで幅広く含むとのことだ。
アサギマダラは春から夏にかけては本州等の標高1000メートルから2000メートルほどの涼しい高原地帯を繁殖地とし、秋、気温の低下と共に適温の生活地を求めて南方へ移動を開始し、遠く九州や沖縄、さらに八重山諸島や台湾にまで海を越えて飛んで、冬の間は、暖かい南の島の洞穴で過ごしているのだそうだ。
季節により長距離移動(渡り)をする日本で唯一の蝶らしい。
私が、11月の初めにこの蝶の一群を見た開聞岳の麓は、北から更に南の島への渡りの中継基地だったのだろうか?
それとも、冬の間ずっとそこで過ごすのだろうか?
そんな蝶とは知らずに、その美しさだけに惹かれて撮っていた写真。
飛んでいる写真はピンぼけしてうまく撮れなかった。
撮れたのは、同じ種類の花にとまった時だけだ。
その花の蜜を吸っていたのは間違いない。
今日は彼らに再登場してもらおう。
アサギマダラがとまっている花はアサギマダラが好きな「フジバカマ」だろうか? |
それとも「ヒヨドリバナ」?あとでよく調べてみよう。 |
それにしても、こんな蝶が次から次に自分の庭に飛んでくるなんて、さぞかし彼の奥様も喜ばれたことだろう。
もし、アサギマダラの好きなフジバカマの花の苗を手に入れることが出来るのなら、私も我が家の果樹園の空き地にでも植えてみたいと思っている。
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