2018年12月10日月曜日

四角豆の根茎を“きんぴら”にして食べてみた。

こちらは、12月になったのにまだ頑張って咲いている秋明菊


さて、四角豆通常は若い莢を食べるが、葉も茎も花も豆も、そして太くなった根茎も食べれるとのことだ。
そして、栄養価も高く極めて健康に良い野菜なのだ。

私が最初に四角豆(ウリズン豆)を食べたのは沖縄旅行の時だったが、その時のサラダの味が忘れられなくて、最初の年は苗を買い、2年目は種を買い、3年目(昨年)からは自家採種の種を蒔き育てるようになった。
今年は自家採種の種で苗はこれまででも一番元気に育ち、きれいな花を長い期間楽しめ、思う存分収穫でき、先日種取り用の莢の収穫も終わった。
特に四角豆の収穫で助かったのは秋野菜が収穫できるまでの端境期の9月。
毎日のようにこんな感じで収穫できたのは嬉しかった。

この四角豆、原産地の熱帯アジアやパプアニューギニア、特にパプアニューギニアでは芋を好んで食べている。
日本の家庭菜園で四角豆を育てている方々も、一度は根茎を収穫して食べているようだ。

四角豆の苗を片付けのこの時期、ここ数年は畝を掘り起こした時に芋らしいものを見かけていたのだが、とても料理してもらおうとは思わなかった。
小さいし、表面がゴツゴツしているし、割れた芋はとても繊維質が強そうだったのだ。

それでも、家庭菜園をされている方のブログを拝見すると、口を揃えて予想以上に美味しい、と書かれている。
で、昨日は幾つか根茎を掘って持ち帰ってみた。
一つの蔓元に、直径2cm程の芋(?)が6〜7本ついていた。
チコリーの根を掘り起こした時を思い出したが、チコリーほど硬くない。
持ち帰った根茎は土と皮を落とし、一晩水にさらした。
こうして見ると、芋と呼べるようなものではなく、短くしたゴボウと言った感じだ。
やはり、かなり繊維質だ。
ミネラルも豊富で栄養価も高いらしいが、その味は?
この大きさでは、さすがに主食にするには小さすぎるし、収穫量も少ない。
芋を食べる原産地では、きっと大きな芋になるのだろう。
原産地の一つ、パプアニューギニアでは大きな芋を収穫するために、花を摘んで実がならないようにするのだとか。

料理法は家人に任せた。
見た目、ゴボウが一番近い食材だったので“きんぴら”になったようだ。
確かに繊維は多いが、柔らかくなって美味しい。
ゴボウというより繊維の多い里芋といった食感だ。
珍しい食材で美味しかったのだが、若干料理が面倒?
この時期、他の芋類も豊富なので、来年からも年に1回の楽しみにしておこう。


ところで、収穫した茶色く乾いた莢からは、来年の種まき用の豆を選別している。
莢の中にはこんな感じで種が入っている。
これまで種まき用に、選別したのがこちらの豆。
まず、小さめの豆のみを除外している。
まだ選別が終わっていない莢もたくさんある。
最終的に来年蒔く豆は、大きくて色の濃いめのものを中心に、20個ほどを選別するつもりなので、選別から漏れる豆もかなりの数になるはずだ。
そんな豆は、スープか何かの食材に使ってもらおう。
ということで、根茎の収穫も楽しみの一つに加わった四角豆は、来年からもしっかり育てていくつもりだ。

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