2016年9月9日金曜日

キクイモとの長〜い付き合い。今日は『重陽の節句』。酒にキクイモの花びらを浮かべて、何を思う?

こちらはキクイモの花
この時期、キクイモの花を摘んで帰り、お茶を作っている。

思い起こせば、私とキクイモの付き合いは長い。
もう10年くらい続いているだろうか?
最初は、その芋を味噌漬けにするだけの利用法だった。
色々な料理にトライしてもらったが、思ったより美味しくなかったので、他の料理法はほとんど消滅。
余った芋は冷凍してシマミミズ君の非常食になっていた。

でも、キクイモの生命力は凄い。
第2菜園に最初数個植えていたキクイモが、セイタカアワダチソウなどの雑草にも負けない力強さを見せ、そのうち完全に野生化してしまっていたのだ。
これは、3年前の11月の写真。
野生化したキクイモが倒れて、何とも殺伐とした風景。
ところがここ数年、第2菜園に畝を広げる努力をして、以前のキクイモの最大繁殖エリアは、今ではデストロイヤーの種芋が植えられている。
以前の名残りは、左手に見えている倒れてきたキクイモ。
畝の周りには、まだキクイモがたくさん自生している。
陣地をかなり失って、以前程の勢力は無くなったキクイモだが、畝の周りでは、まだしっかり野生化状態で陣取っている。
こちらは、笹竹と陣地争いをしているキクイモ。

そんな力強いキクイモの芋には、よく知られている血糖値を下げるイヌリンという物質の他にも、抗酸化作用や老化防止作用のあるキクイモサポニンやキクイモポリフェノールが含まれ、アトピーにもよいとのことだ。
また、私が最近お茶として使っている花や葉には、カロティン、ビタミンE、ビタミンKなどが含まれているらしい。

ところで、その葉でお茶にするのには、5月がベスト
この頃の葉は、蜘蛛などの虫も付かず、とてもきれいなのだ。
今年5月に収穫したキクイモの葉。
この頃は、汚れのないきれいな葉が収穫出来る。
湯掻いて天日干しでお茶になる。
カラカラになったこんな感じのキクイモ葉茶が出来るのだ。

一方、その花でお茶を作るのは、9月、まさにこの時期なのだ。
今年は例年より早く8月の初めには、花を付け始めていた。
8月の初め高いものでは3mに達する高さになっていた。
そんな、背高くそびえていたキクイモがここに来て、次から次に倒れ出した。
キクイモは倒れると、その状態でまた枝が上に伸びてくる。
そんな倒れた枝先に咲くキクイモの花が、収穫するには丁度いい。
倒れたキクイモでは、花の収穫は容易。
今の時期、花の付きはピークはもうちょっとという感じだが、それでも最近は週に1〜2回、キクイモの花を少しづつ収穫している。
今日収穫してきたキクイモの花。
こちらも湯掻いて天日干しにすると、美味しいお茶になる。
もちろん、収穫した花では、私の好きなキクイモ花茶を作っているのだ。
こちらは、前回の収穫でのキクイモ花茶。
カラカラ状態

で、今日は『重陽の節句』
この酒を飲む頃から、本格的な秋が来る。
今年も上の写真のように、酒にキクイモの花を浮かべて飲んでみた。
隣では、何かアホなことをしているな、という顔をして家人がこちらを見ている。

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