2012年9月30日日曜日

2012年9月みみず君総括


9月も初旬は暑かった!
畑では直撃はしなかったものの台風の風被害があった。今日も台風17号の影響だろう。今のところ雨は降っていないが朝から結構強い風が吹いている。運動会の予定になっている学校も多いようだが大丈夫だろうか?
台風の現在位置は種子島の東、福岡には最接近ということになる。不思議な空模様だ



それでは、さっそく恒例の今月のミミズ小屋の状況報告だ。

プラコンは1〜7号+&。すべてチェックを済ませた。原因は分からなかったが、1&2号がみみず君の数が減少、サイズも小さくなっていた。
ミズアブの発生と関係あるのかな?&は赤ちゃん800匹を入れた小さめのプラコン。今月中のチェックが間に合わなかった、来月のチェックで堆肥状態が良ければプラコン8号に昇格の予定。


さて、続いてボックスのみみず君。 ボックス1号&2の堆肥収穫はそれなりに上等。堆肥収穫量はバケツ1杯程度。
ボックス1、2号のみみず君には大きいものが多かった。やはりミミズ小屋の広さとみみず君の成長とは関係があるのだろうか?

横プラは堆肥は上等な感じだった収穫はバケツ2/3。しかし今月もなぜか子供〜青年みみずが多かった。

縦プラは堆肥はバケツ1/2ほど収穫。この小屋のみみずは先月に比べ大きく成長していた。

金子1号は順調。みみず君に上から下への移動してもらいで日々の食事の野菜クズの後処理をお願いしている。上の段に残った堆肥はバケツ2杯近くの収穫だった。最終的に上の段の堆肥収穫時にその中に残っていたみみず君は100匹近く居たように思う。

金子2号は昨日チェック。600匹ほどの生まれたての赤ちゃんを投入して3ヶ月半程。大きいものでは大人みみずの大きさになっているものがあった。よくぞここまで大きくなったと少し感激した。赤ちゃんや卵はまだ見られなかった。もう立派に一つのミミズ小屋として機能する。堆肥収穫はバケツ2/3。

3段重ね、下から上への移動小屋を2個、稼働している。まだ2段目が一杯になる程の餌がまだ足りていない。どちらの小屋も2段目の状況は餌をやる時確認しているがみみず君の状態は極めて良好。どちらかというと箱型の方がより環境は良さそうだ。2段目の小屋が餌などの内容で一杯になったら一番上の小屋を設定するつもりだ。どちらの3段重ねのの小屋も上の段に時々食材を追加しているのだが、今のペースだと3段重ねて最下段の堆肥収穫が出来るのはかなり先のことになるだろう。

こちらは、プランターを3段重ねる予定の下から上への移動小屋。畑の側で管理している。現在2段目の内容がまだ不十分。2段目が一杯になったら、最上段にもう一段重ねる、


畑の方は、夏野菜がほぼ終わり、秋野菜(様々な葉っぱ野菜や大根、カブ、ジャガイモ、ブロッコリーなど)の植え込みをしている。もちろんミミズ堆肥が活躍している。収穫ではサツマイモなど芋類の試し掘りを始めた。来月終わり頃から本格的に里芋やサツマイモ、ツクネ芋の収穫が始まるだろう。夏から収穫が続いているモロヘイヤ、ナス、ピーマンはもうしばらく収穫出来そうだ。

我が家の畑の前の広大な水田は、きつね色に色付き始めた(一昨日の写真)。いよいよ収穫の時期が近づいてきた感じだ。


2012年9月29日土曜日

金子2号寿命実験開始、数チェック

朝晩涼しくなり、みみず君にとっても過ごしやすい季節になってきた。

今日は土曜で、若干の時間の余裕があるので金子2号のみみず君チェックを行うことにした。金子2号といえば6月16日赤ちゃんミミズを600匹程投入した小屋だ。赤ちゃん投入から3ヶ月半になる。
前回8月30日チェック時は青年ミミズに成長しているものもかなり多く、みみず君の環境が良いことを伺わせた。
下の写真は8月30日(設定から2ヶ月半)の写真
前回は全体の2/5のみチェックした。
その時の堆肥は小箱に1/2
前回チェック時のみみず君。成長具合いは同じ時期に赤ちゃんミミズを入れて設定した小屋の中で一番だった

この小屋は、50匹で行っている観察小屋と同様、今月から寿命実験スタートの予定だ。とは言え、この小屋のみみずの数を数えることは今日が暇な日とはいえ骨が折れる。当然少しは手抜きチェックになっているかもしれない。

まず、金子2号を上から観察。少し餌の残渣が見えるが堆肥の状態は良いようだ。
小さな種がいっぱい見える。恐らく冬瓜のものだろう

 次に内容をすべてバケツに移した。

こちらは、上の空っぽのミミズ小屋に投入する餌。上の小皿にあるのが今回の分別時残っていた餌。
今回の餌:右下の釜には色々な餌がココ繊維と共に入っている。左下の小皿には今朝近場に山登りに行った際、みみず君たちのために拾ってきた落ち柿。
堆肥とミミズの分別はバケツから小皿分別法で一気に行った。 みみず君は予想通りとても元気だった。
数は620匹。ということは最初投入した赤ちゃんを結構正確に数を数えていたということだろう。またこれまでに死亡したミミズもほとんどいなかったと思われる。
大きさは一部に大人ミミズと判断してよい大きさのものも数十匹いた。ほとんどが青年ミミズの大きさ。明らかにまだ子供ミミズのものも100匹近くはいた感じだ。全体的に、前回チェック時より一回り大きくなった感じだ。

今日チェック時のみみず君。前回より一回り大きくなった感じ。

 堆肥収穫量はバケツに2/3。

堆肥の状態は上等。

こちらが今日最終的に収穫した堆肥、上等だと思う。前回チェックから1ヶ月でこの感じなら今回も餌は十分に与えて良さそうだ。


みみず君を小屋に戻し、新しい餌を投入して、次はまた1ヶ月後のチェックの予定だ。

さて、ここからがこの金子2号の寿命実験のスタートだ。
スタート時のミミズの数は620匹。
スタート日時はおおよそだが6月15日ということにしておこう。

今回の堆肥の中に、卵や、赤ちゃんの姿はなかったが、次回のチェック時には見つかる可能性が十分にある。
そうなると、寿命実験を成功させるためには、卵や赤ちゃんを確実に外す必要があり、このサイズの小屋になると分別が結構大変な労力になる。
今日、堆肥ミミズ分別に要した時間は1時間10分。今後の分別時はもう少し時間を要するだろう。
今後、卵や赤ちゃんの分別が労力的に不可能と判断した時点でこの小屋での寿命実験は中止ということになる。
何とか最後まで実験を遂行したいのだが.....。

2012年9月28日金曜日

みみず君の餌:銀杏1週目、経過報告

1週間程前に設定したこの実験。
1年前にもやったことがあるので1週目の経過はおおよそ予想していた。観察小屋を外から覗いてみたが、やはり1週間みみず君が銀杏の果肉を食べようとした形跡はない。
ただし銀杏は発酵はしたりしないので下の写真のようにあちこちにみみず君は分散している。
見にくいが、上部のココ繊維の中や、銀杏の間、下部のココ繊維の中と分散してみみず君の姿がある。
この観察小屋では久しぶりにヒメミミズが大量に見受けられる。


去年は3週間フォローしてみみず君が銀杏を食べる気配を示さなかったのでそこで実験を中止した。
今回はしばらくみみず君が銀杏に口を付けなかったとしても、よほどみみず君が弱ったりした様子がなければ、この実験は2〜3ヶ月このまま見ていくつもりだ。
みみず君が処理してくれた銀杏で一杯やるのを夢見ているのだ


ところで、下の写真はタマスダレ。この時期きれいな花が咲いている。
スイセンに似ているがスイセン科ではない。ヒガンバナ科の植物になる。
我が家のバルコニーの小さなプランターの中で群生し10年程咲き続けている。
非常に強い球根植物だ。


2012年9月27日木曜日

みみず堆肥実験:ジャガイモの生育、ブドウ実験失敗


今日はジャガイモの種芋植えの第2段だった。植えたのはズッキーニを植えていたマルチのかかった畝。
芋を植える場所に小さな穴をあけ、小さな鍬で耕してミミズ堆肥をいっぱい入れた。20個くらい植えてみた。
種芋として使ったのは春植えて7月に収穫した芋だ。自家採取した芋は病気が起こりやすいと園芸の本などに書いているが、「それは業者が種芋を売るためにそう書かれているのですよ!私のところでも全部種芋は自家採取したもの、それに今種芋買ったら高いでしょ」という近所のおばちゃんの言葉に励まされて自家採取した芋を種芋とした次第だ。種芋は特別消毒などはしていないが、見た目に病気をしていないことだけは確かめて使っている。

種芋は上の写真のように植えたが、予想通りいくつか種芋が余った。しかし、畑を見渡してももう種芋を植える場所がない。

そこで、プランターでジャガイモ生育実験をやってみることにした。

ジャガイモの芽出し実験はこの春、一度やったことがある。その時は、芽出し専用の土と、ミミズ堆肥の比較ということで、それらが入った箱に種芋を植えて日当りの良い場所に置いておいた。結果は、ミミズ堆肥の圧倒的勝利だった。

今回はミミズ堆肥と牛糞堆肥の比較実験をやってみよう。丁度プラコンに使うプランターで余っているものが2個程あった。
下の写真のような感じで実験設定した。
手前と奥のプランターに種芋を2個づつ植えることにした。両方ともベースはバーク堆肥にした。
まず底の部分に同量のバーク堆肥を入れ、その上にそれぞれバケツ一杯のミミズ堆肥と同量の牛糞堆肥を入れかき混ぜた。

左のプランターにはバケツ一杯のミミズ堆肥を入れた。バーク堆肥とかき混ぜたあとで芋を深さ5cmのところに植え、更にその上にバーク堆肥を5cmほど被せた。
同様のやり方で右のプランターには牛糞堆肥が入っている。
2個のプランターは地面の上に直接置いた。よほど雨が降らない時は水やりくらいはするつもりだが、あとは収穫のときまで放置して収穫量の比較をするだけだ。



ところで、3日程前の設定したみみず君の餌:ブドウの実験が見事に失敗した。
やはり発酵したのだろう。蓋の下には写真では分かりにくいが多数のショウジョウバエが入っている。
どこから入り込んだのだろう?空気穴?
実験はブドウを食べてすぐに設定したのだが。


ふたを開けてみると、観察小屋の表面にはカビが見えるし、亡くなったミミズの残骸が見える。はっきりしたアルコール臭ではないが、若干アルコールぽい臭いがする。 

どうやら実験は完全に失敗だ。
ブドウは加減して入れたつもりだったのだが、やはり観察小屋の狭い空間の中では多すぎたのだろう。やはりブドウは間違いなく発酵しやすい餌なのだ。
観察小屋の内容は、ミミズ小屋に入れても問題を起こさない量なので、今日ミミズ小屋のチェックをした縦コンにそのまま入れておいた。



2012年9月26日水曜日

コンビネーション法で堆肥ミミズ分別する小屋でミズアブ幼虫大量発生

最近どんぶり型ミミズ小屋(プラコン)でおこなっている堆肥ミミズ分別法はコンビネーション法(フロースルー光振動法と小皿分別法のコンビネーション)。
この方法は小皿に入れた堆肥も、プラコンで移動させる堆肥も、光と手で表面を振動させることによりみみず君を下の方に集めて堆肥収穫を容易にさせようというもの。結構ネットを掛けないで放置される時間が長かった。

プラコンの堆肥はプラコンと小皿に適当量ずつ分け、プラコンに入っているみみず君は日光の力を借りてフロースルー方式でで上から下の小屋ににみみず君に移動してもらっている。小皿に分けた、みみず君を含んだ堆肥も同じように日光に当て、分別しやすいようにみみず君に下に集まってもらう。これらの方式はどうしても日光に当てる時間、放置されるのでミズアブに産卵の機会を与えることになる。


以前はネットを外し一気にみみずと堆肥の分別を行っていた。その頃にはほとんど姿を消していたミズアブの幼虫。
予測はしていたが、先月ぐらいから急にプラコン内に認めるようになった。下の写真のミズアブ幼虫は一つのプラコンから堆肥分別した時のもの。



写真をアップしてみると全く大きさの違うミズアブがいるのが分かる。こうして見るとミズアブの幼虫もダンゴムシみたいでかわいい?

ミズアブの大きさに色々あるのには、理由がある。
我が家ではミミズ堆肥分別を一つのミミズ小屋で月に1回行っている。コンビネーション法でみみずと堆肥分別を行うようになって5ヶ月程になる。先程述べたように、光を十分当てようとして堆肥分別時にネットがかかってない時間が長時間できてしまう。ミズアブの大きさの違いは月に一回の堆肥分別時にその都度ミズアブが産卵にきた証拠だろう。


しばらくは今の堆肥ミミズ分別法を継続しようと思っているが、日光に当てる時間帯に、小皿もプラコンもネットカバーをすることでまずは経過観察だ。これでミズアブ産卵の機会を減らせると良いのだが。
それでもミズアブの幼虫が減らないようであれば今の分別法を続けるかどうか考えてしまう。



ところでこちらは、昨日収穫したキクイモの花とヤーコンの葉。どちらも私のスペシャルティーの材料だ。キクイモの花は今がシーズンで毎年今頃収穫している。

サッと湯掻いて干したところ
今日は気持ちのよいカラカラ天気だったので、一日で気持ちよく乾いていた。




2012年9月25日火曜日

みみず君の餌:古いモロヘイヤの茎&新しいモロヘイヤの茎

今年はモロヘイヤを1本だけ植えた。
下の写真が最盛期9月4日の写真



この苗がずっと元気よい。
夏の間、葉っぱ野菜が少ないときは栄養価の高い野菜として重宝するし、大量に収穫した時は、湯掻いて刻んで小分けして冷凍保存も出来るのでシーズンが終わってもしばらくはカレーなど色々な料理に入れて食べている。
9月9日の大量収穫

湯掻いた葉は刻んで小分けして冷凍庫に収まる


ところで、下の写真に見える大量の茎は9月9日収穫時モロヘイヤの葉を湯掻いたあと残ったもの。

今まではモロヘイヤの茎はすべて捨てていた。
雑草の茎以上にモロヘイヤの茎は繊維が強い。繊維がしっかりしているからインドやバングラデシュではジュートという繊維の原料になるのだそうだ。
以前、繊維の強い雑草や、菜の花の茎などをみみず君の餌として与えた時は茎繊維が3ヶ月くらい食べられずに残った。またこれらを大量に与えたミミズ小屋のみみず君は、太るどころか痩せてしまった。これらは餌として栄養が少なかったのだろう。
モロヘイヤの茎も同じだろうか?ネバネバ成分があるので少しは栄養が多いのかな?
この茎の食べっぷりを観察小屋で見てみようと思った。
食べ易いようにと水に数日浸しておいた。


すると何だか臭みが出てきた。発酵したのだろうか?このままでみみず君に与えるのは危険があると考え、このモロヘイヤの茎はココ繊維の中にしばらく置いておいた。予想通り臭いは無くなった。もう餌として与えるのに全く問題ないはずだ。この茎は収穫して15日経ったことになる。

一方、下の写真は今日収穫したモロヘイヤ。
もう花が咲き始めた。ということは有毒とされる実を付けるのも時間の問題だろう。
モロヘイヤの実は強心作用があり、うっかり家畜などに食べさせると命を落とすこともあるそうだ。
 下の写真は、葉を収穫したあとの茎だ。
 このモロヘイヤの茎と、先程の15日間置いた茎。
予定外に2種類のモロヘイヤの茎が揃った。
もちろんメインの実験は新鮮なモロヘイヤの茎の食べっぷりを見ることなのだが、折角2種類の条件の茎があるので、みみず君が処理出来るスピードはこの2種類でどれくらい差が出るだろう?というテストをやってみよう。
どちらの繊維成分も数ヶ月置いても変わらず残るのかもしれない。
ということはみみず君にとっては痩せてしまうかわいそうな条件?
参加してもらうみみず君は青年ミミズ中心にそれぞれ20匹づつにしておいた。

今回は久しぶりに2分割比較実験だ。
2分割実験の境はいつものように下の写真のようなダンボール。

 こちらが15日置いたモロヘイヤの茎

 こちらは新鮮なモロヘイヤの茎
それぞれの部屋に20匹づつみみず君を入れた。あとはしばらくこのまま放っておくことになる。
最初のチェックは外側から眺めた感じで決めるが、一応2ヶ月後位を予定している。

ところで、秋になり初物の芋類が取れ始めた。こちらはオババから頂いた里芋。収穫には少し早すぎたとのことだが、どっこい立派な芋で、さっそく今日ミソ汁で頂いたが実に美味しかった。

そして、こちらは今日試し堀りしたサツマイモ。土嚢袋に育ったサツマイモだ。
一袋掘り出してみた。まだまだ小さいが十分食べれそうだ。
そのうちつくね芋やヤーコンの収穫も始まる。
芋掘りというのはなぜかとても充実感があるのだ。

2012年9月24日月曜日

みみず君の餌:ブドウ

ブドウの美味しい時期になった。

最近ブドウの種類も増えているようだが、私が好きなのは巨峰。


 さて、今日はみみず君にこのブドウを食べた後の片付けをお願いしよう。
観察小屋のみみず君の餌として提供されるのは皮、といっても多少実はついているし、熟れすぎた実も一緒に入れておいた。

一つ間違えれば葡萄酒が出来る。参加してもらうみみず君は10匹にとどめておこう。

アルコール発酵しなければこんなに美味しい餌はないだろうし、発酵が起これば全滅だろう。みみず君の数は少ないが、いつも通り2週間後のチェックとしておこう。
さて、ミミズ君たちの運命やいかに?

ところで下の写真、何か分かるかな?

正解はカラスウリ。晩秋、実が真っ赤になる頃、里山などでよく目にするやつだ。
昨日、みかんの木の下草を刈っていたら、みかんの木にツルが絡んでいっぱい実を付けていた。赤くなり始めたものもあるが、スイカみたいな模様の入った青いのが見た目には面白い。草を払うついでにいくつか取ってきた。
切ってみると、もう赤くなり始めた実には種のまわりに果肉はあまり付いていないが、青い実はゴーヤを小さくしたような果肉で、結構みみず君の良い餌になりそうだ。
カラスウリは滅多にみみず君の口には入らないので実験はせず直接ミミズ小屋に直行だ。




2012年9月23日日曜日

みみず日記初めて1周年、倒れたイチジクの手入れ


彼岸花がきれいなこの時期、去年の9月23日にこのブログを立ち上げた。続けることに意味ありと考え、旅行なので不在の時を除いてほほ毎日更新してきた。

それでは、この1年間のみみず君生活を簡単にまとめてみよう。

畑や果樹園用にミミズ堆肥を収穫するのと家庭ゴミを減らすが目的(ある程度の収穫量が欲しい)
→これに関しては一応合格だろう。昨年末からこの3月まで畑が使えなかった時期にかなりの量のミミズ堆肥を溜め込んだこともありこれまで畑に使うミミズ堆肥が足りなくなったことはなかった。家庭ゴミも野菜くずやダンボールなどかなりの量をみみず君が処理してくれたと思っている。

コンポスト(ミミズ小屋):我が家で使用しているミミズ小屋は
1)1個の大きさが比較的小さく、完全にネットで覆われているどんぶり型プランター(プラコンと呼んでいる、現在7個が稼動)と金子みみずちゃんの家(2つの部屋が稼動、一つは上から下へのフロースルーとして使用)、さらに最近では蓋付きプラボックスも使用している、これは我が家のみみず小屋で最も大きなタイプになる。堆肥分別の手間を考えるとフロースルー型として使いたいのだが、今のところうまくいかず、これからの課題にしている。その他、縦型横型のプランターが1個づつある。
また最近では、餌が与えやすく、堆肥収穫が簡単で短時間で出来るようにということで、下から上へフロースルータイプの3段重ねミミズ小屋を2個設置している(まだ堆肥収穫の時期まではかなり先になりそうだ)。
2)餌の与え方は2つある。フロースルータイプは少しづつ餌が出るたびに追加していく方式。その他のコンポストは餌を入れたら(ある程度まとまった餌を与える)、堆肥を取り出すまで放置している。
3)堆肥収穫時に堆肥とみみず君と食べ残し食材の分別法:分別時間短縮のため、以前の小皿法に変わり光振動コンビネーション法が主流(光や振動によりみみずが下に移動することを利用、これを分別時2〜3個の小皿に入れて行う。プラコンでは2個のプラコンを重ね、光と振動刺激で新しい下の小屋にみみずを移動させる。)になってきた。しかしこの方法では、ミズアブなどの虫が発生しないという以前の我が家のコンポストの特徴が失せてしまい、最近多くのミミズ小屋にミズアブの幼虫が発生してきている。現在対策を検討中だ。

観察小屋:いくつか実験観察用に透明のガラス容器を置いて、卵から大人までの成長過程の観察やいろいろな餌の食べ具合、ミミズ小屋がうまくいかなかったときに、同じ条件や少し変えた条件などを作って、なぜうまくいかなかったかの検討などを行ってきた。ただしガラス容器には蓋がなかったため(ダンボールで簡易蓋は作っていたのだが)長期実験では観察小屋の乾燥が問題となった。
そのため、最近では色々なサイズの蓋付きプラスチックケースに空気穴と液肥の通る穴をあけ使っている。

ミミズの餌:食べ残しや畑で出る野菜くずなどはフロースルータイプのミミズ小屋に投与。それ以外のミミズ小屋には穀物、果樹中心にその時々に取れるものを一度に与え、約1ヶ月後に堆肥を収穫している。時期的に餌不足に陥るときがあるので、冷凍庫に余った穀物、果樹らを保管している。
餌を大量に与えるとミミズも大きくなり、卵の大きさも大きい傾向がある。堆肥もたくさん作る。雑草などの繊維の多い餌はミミズを太らす力は少ないようだ。しかし、夏の時期など大量に与えた餌が発酵すると大変なことになる。

寒さ、暑さ、雨(野外設置ミミズ小屋)対策
暑さの厳しいときはミミズ小屋を風通しの良い日陰に置くことが鉄則。みみず君の逃亡が起こってきたら水掛けをする。
寒さの厳しいときは、小屋が冷凍しない様に断熱シートで覆い、場合によっては米ぬかを餌に混ぜて与えている。
これまで寒さで大量のみみず君を失ったことはないが、暑い時期の餌の発酵でミミズ小屋を全滅させたことは何度かある。

ミミズ管理に使える時間:以前は仕事の関係などから1週間に3時間までと決めていたが、私がレーシック手術を受けて近視が治り、逆に老眼鏡がいるようになったら、ミミズと堆肥の分別操作が長くなると眼の疲れがくる。現在ではその点から1週間に3時間程度が限度のようだ。効率的な堆肥分別は今後も検討の余地ありだ。

これからものんびりみみず君とつきあっていこうと思っている。

さて、今日は日差しは強かったが、先日の続きで倒れたイチジクの手入れをおこなった。
倒れたため、こんな感じで根が半分程地上に露出している。
 半分残っている根がまだしっかりしているのだろう。
まだ葉っぱもしっかりしていたし、実も先日見た時より大きくなっていた。
下の写真は 鳥にに食べられたあとだろうか?
 これまで、何度も枯れかけた木なので、木のまわりのあちらこちらに新芽が出ている。

木から結構離れたところにも新芽が出ている。カミキリムシには苦しめられているが、何とか生き延びようと頑張っているのだ。
今回は倒れた部分を無理に起こさず、たくさんなっている小さな実を失うのは残念だが枝を大きく切り詰めて、3本の支柱(真竹)で固定した。
 もちろん、殺虫剤とボンド処置はおこなった。


ん〜今回もこの木は生き延びてくれそうな気がする。




2012年9月22日土曜日

50匹の赤ちゃんの3ヶ月後の成長は?寿命実験、正式にスタート

6月14日50匹の赤ちゃんミミズのみを分別し、観察小屋に入れておいた。赤ちゃん相手にしては餌は十分与えておいたと思う。そして、2ヶ月(8月19日)のチェック時、予想を超える育ちだった。数も初回の数え間違いか51匹居た。チェック時はトマトなどを餌として与えていた。


さて、今日は前回チェック時からから1ヶ月。初回から3ヶ月をとうに過ぎた。
今日から1ヶ月ごとのチェック(寿命実験)に突入だ。
みみず君の数を数えるのにはやはりこの大きさが良い。
後日報告することになると思うが金子2号(寿命実験、約500匹)はやはり数が多いので正確な数チェックは不可能だ。みみず君が生きていくにはすこぶるいい環境なのだが、恐らく寿命実験としては不正確なデータになるだろう。

ということで、寿命実験のためこの観察小屋ではしっかり数を数えておこう。

それでは、今日の様子を報告する。
蓋を開けてみると何やら食べカスのような繊維性のものが表層にある。ややドライになっている。
その層を外すときれいな堆肥が見えてきた。

 半分以上の内容量の堆肥を皿に移したところでやっと1匹目のみみずが顔を出した。
50匹はみんな、この下の部分の堆肥にいるのだろうか?ちょっと心配になってきた。

しかし、全部調べ終えたらみみずは54匹もいた。数が増えたとは考えられない。やはり小さい赤ちゃんのときには数える時ミスが出たのだろう。
ただし大きさは先月とあまり変わっていない。
トマトなどを餌として1ヶ月分足りると判断して餌を与えたが、恐らく餌の分量が少なかったのだろう。
サイズ的には子供〜青年みみず。数は減っていなかったが、前回チェックした時から成長の度合いは予想より少なかった。原因は餌不足だろう。

確かに堆肥の中にはもう餌になりそうなものはほとんど見て取れない。
今回は少し多めの餌を与えておこう。
今回の餌はオクラ、ゴーヤ、白菜。体積的にはこれ以上観察小屋に詰め込むことは不可能だが、芋類と違ってこれだけの量でも、もしかしたら1ヶ月は持たないかもしれない。
また、大した量ではないが観察小屋に戻さなかった堆肥は収穫しておいた。
容器の底に僅かに古い堆肥を残し、餌の廻りには新しいココ繊維を入れておいた

さて、今日の結果から分かることは、この観察小屋に6月に生まれたての赤ちゃんみみずを50匹投入後3ヶ月が経過したが、みみず君はこれまで1匹も死んでいないようだ。
今後は1ヶ月ごとに正確に数チェックをしながら平均寿命を算出することにしよう。
寿命実験のスタートの数は54匹だ。スタートの日時は6月14日。もちろん正確に生まれた日はそれよりもう数日〜1週間くらい前になるのだろうが、そこまで正確に知る由もない。

観察小屋のみみず君はまだとても繁殖出来るサイズに成長してないが、その時期が来たら、この小屋の中で卵や赤ちゃんを発見すれば、それらはすべてこの観察小屋から外していくことになる。今後正確な寿命算出のためにはそれが大事な作業になるだろう。