2014年3月22日土曜日

“ふかし”作業中のダラの芽、6日目でまず第1弾を収穫。レモングラスは条件の違う場所に3株植えた。

小さなダラの芽の付いた枝を水に浸けて、その状態で芽を成長させて収穫することを“ふかす”と言うらしい。
私の果樹園にあるダラの芽の初収穫を誰かさんに持って行かれたので、残っている小さな芽は確実に自分のものにしようと“ふかし”作業で芽を成長させて収穫しようともくろんだ。
先週の日曜のことだ。

枝を切って水に付けたとき、芽の状態は下の写真位の大きさだ。
この写真は私が小さな苗から育てた栽培種だ。
栽培種のダラの木は背丈も2mほどでトゲもなく、芽を収穫し易い。
しかし、程よく育ったところで誰かさんに持っていかれるのではかなわない。
こんな小さな芽の付いた枝を40cm程に切ってバケツの水に浸けておいた。

一方、我が果樹園には天然もののダラの木も1本自生している。
この木は高さが4m程ある。
こちらも小さな芽を付け始めていた。
しかし、そのまま置いておくと、また誰かに持っていかれるのではないかと不安になったので、同じ先週日曜日に手の届くところにある芽だけは枝を切って、同じようにバケツに浸けた。
こちらは野生のダラの芽。今でも食べれそうな感じだ。
しかし、十分葉が開いてきた頃の方が美味しい。
ダラの芽で、通常市場で売られているものは、栽培種の枝を芽の付いた節を2〜3個付けて切り、その多数の枝を発泡スチロールの箱などで3月初め頃から“ふかし”をおこなう。そこから出てきた大量の芽を出荷しているようだ。
これら売られているダラの芽は、葉がしっかり開き始めているものはない。
そのためなのか、それとも“ふかす”作業に問題があるのか?食べてみてもダラの芽特有の苦みばしった感じが少ない。

今回、折角手元に置いて、芽の状態を観察出来ているので、一部葉が開いたくらいの状態で収穫することは出来る。
毎日見ていると、小さなダラの芽が少しづつ開いていくのが分かる。
今日は水に浸けて6日目。まだ、多くの芽が開いているわけではない。
野生のダラの芽も、栽培種の方も食べれそうなものがいくつか出てきた。
先日私のブログを見た方から、「水に枝を浸けて伸びてくる芽は美味しくなさそう」
と指摘があった。果たして、“ふかし”で伸びた芽は水っぽくて美味しくないのだろうか?

水に浸けて伸びた芽が美味しいor美味しくない?は置いておいて、いくつかの芽は収穫してもよさそうだ。
それに、毎日見ているとこちらの舌がもう待ちきれない?
ということで今日、我が家で“ふかし”作業をおこなっているダラの芽を一部収穫した。

ついでに、果樹園に行って野生のダラの芽を見てきた。
手の届かないところにあった芽がしっかり開いていた。
本当はこれくらいのものが一番美味しいのだ。
野生のダラの芽は4m近い高さの木の先端にある。
真ん中に見えているダラの芽は絶品間違いなし。
収穫したいのだけれども、木はトゲトゲでこの高さのものは手が出せない。
大きくなるスピードはやはり自然にしておいた方が少し早い感じだった。

ということで、少し果樹園でも収穫して、今日の収穫は全体でこれだけ。
残念ながら“ふかし”たものとそうでないものを一緒に持って帰ってしまった。
舌でその差をチェックするのは次の機会にお預けだ。
左が栽培種。右が天然もののダラの芽。
“ふかし”たものと、そうでないものは区別がつかなくなった。
明日はこれで天ぷらを作ってもらおう。
日本酒が美味しくなりそうだ。


ところで、今年はレモングラスは冬越しに失敗した。
そこで、まだ少し早いかも?と思ったがレモングラスの苗を買ってきた。
安かったので3株買ってきた。
一つは昨年の同じプランターに植え、一つは花壇の隅に植えた。
そして、もう一つは腰水法をおこなっていた土嚢袋に植えてみた。
腰水法をおこなっているプランターの中の土嚢袋はべちょべちょ状態。
通常の野菜はとても育ちそうにない環境だ。そこにレモングラスの苗を植えてみた。
田んぼに稲を植えたのと同じような状態だ。同じイネ科で無事育つことを期待しよう。
腰水法をおこなっている土嚢袋は、プランター内に水がいっぱい溜まっているものでは土がビチョビチョ状態になっている。
しかし、レモングラスはイネ科らしい。この状態でも育つのではないかと思っている。



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