2014年3月23日日曜日

ミミズ小屋堆肥収穫風景;ボックス3段重ね。今年のワラビ、ツワブキ初収穫

我が家のミミズ小屋は全部で8個ある。
昨年の夏、猛暑の時期どのミミズ小屋でもかなりのダメージがあった。
その際、ミミズ君の数が激減。ミミズ小屋も以前13個あったものを8個に減らした
それでもミミズ小屋1個当たりのミミズ君の数はかなり減少し、そのため1回の堆肥収穫作業で収穫出来る堆肥も少なめだった。その後ミミズ君の数は順調な回復を見せ、やっと堆肥収穫量も以前の量に近くなってきた。

ということで今日は、久しぶりにミミズ小屋の堆肥収穫風景の紹介だ。
今日登場するのはボックス3段重ねだ。


初めこのボックスを買った時は中に網の付いた敷居を置いて、ミミズ君を横移動させようとしていた。もう2年以上前の話だ。
ところが、ミミズ君の移動状況が予想より悪く、堆肥収穫もやりにくかったので、約1年半前に今のボックス3段重ねの形になった。

ボックスタイプの3段重ねを作る上でポイントになったのは底の形状だ。
少しでも箱形の底のような非常にミミズが移動しやすい形状にするために、まずボックスの底に1cm程の穴をいっぱいあけた。下の写真のような状態なら、きっとみみず君はスムースに移動できると判断したのだ。
一年半前にボックスの底にこのような穴を多数開け、このボックスを3段に重ねた。
このだけの穴があれば、みみず君が移動し易いと考えた。
このような底に穴が多数あいたボックスを3段に重ねた。
初期の思惑は大体予想通りで、ミミズ君の下から上への移動状態はまずまず
この1年半、毎回バケツ1杯強の堆肥を収穫出来ている(やはり昨年の猛暑の影響でミミズ君の数が減ったのだろう。その頃から若干収穫量は減った)。

下の写真は現在の3段重ね。
さすがに汚れてきたが、一年半前から基本的には変わっていない。
変わったのは、受け皿で、これを液肥のみ収穫出来る下の段と逃げたミミズや落ちた堆肥が溜まる上の段の2重構造にした。
受け皿は堆肥やみみず君用の場所と液肥を専用に溜める場所の2重構造になっている。
まず、蓋を開けて、上の段を見てみよう。
まだ食べられていない餌が残っている。
同じくらいの容量の金子3段の場合は、日々餌を入れていくので堆肥収穫時には上段の容量は満タン状態だが、こちらのボックスタイプでは上段の餌は1ヶ月前に与えたままの状態。だから餌を入れた時は満タンに近い状態だったと思われるが、堆肥収穫時には下の写真の様に2/3くらいの容量になっている。
1ヶ月間での量の減少が、金子3段との堆肥収穫量の差になっているのだろう。
さらに上段を外して2段目(中段)を見てみると、餌はほとんどなくなっている。
表面には少しみみずが見えているが、少し掘って下の方を見てみるとそこにはかなりの数のミミズ君が居る。その辺りにはまだ食べれそうな餌も若干残っている。
3段目(下段)も上から見た景色は同じだ。しかしこちらは堆肥の奥を覗いてみてもミミズ君はごく僅かしか居ない。そこには餌カス(サツマイモの蔓繊維)はいっぱいあったが、食べれそうなえさは見当たらない。
上から見ると中段と同じ景色だが、奥を見ると全く違う。
こちらにはミミズ君が少ししか居ない。それでも卵は結構あった。
そして、これが受け皿の状態。受け皿の上の段には小さな穴を開けているので液肥だけが下の段に溜まる。
受け皿の2段を横に並べたところ。右が液肥が溜まった下の段。
下段の堆肥は設定してから3ヶ月目に収穫する形になる。最初はサツマイモの蔓などもいっぱい詰め込んでいたのだろう。蔓の繊維だけがしっかり残っていた。
今回も堆肥収穫量はバケツに約1杯
それにしてもサツマイモの茎繊維はしっかり残っていた。
このミミズ小屋で収穫出来る堆肥は最近大体バケツ1杯だ。
ほぼ同じ容量を持つ金子3段の場合、1回での堆肥収穫はバケツ2杯近くある。
やはり日々餌を入れていく方が堆肥収穫量は多くなるのだ。

ということで、今回も新しい餌を上段に入れているところ。
100匹程のミミズが下段に残っていたので上段に再投入していた。
サツマイモの茎繊維の中にはミミズ君が時々隠れている。
それで新しい上段にそのまま戻しておいた。
それに、新しい餌、ミミズ、救出した卵や赤ちゃん、新しいココ繊維などを入れる。
堆肥に卵がいっぱいある場合、一生懸命卵を救出すると堆肥分別時間が余計にかかる。
でも、たくさんの卵を全く救出しないのもかわいそうな気がするし勿体ない。
そこで、今回も卵が多かったので、全体が1時間で収まる程度に可能な分だけ卵や小さな赤ちゃんを救出して上段に加えておいた。
こうして設定した時はほぼ満タン状態。
これを次の堆肥収穫の時まで放置するので、容量が約2/3になるのだ。
ということで、今日は先日のボックス3段重ねの堆肥収穫風景の紹介をさせて頂いた。
最近、どの小屋でも卵や赤ちゃんが多い。そのため、どんぶり型や、箱形は堆肥収穫時間は大体30分。この小屋と金子3段が大体1時間かかる。
下段に大人ミミズが少数残るだけで、赤ちゃんミミズがいないで卵もない時期には、これらも半分の時間で終わっていた。
最近ミミズ君の数がやっと元に戻ってきたので、そのうち堆肥収穫時に卵や赤ちゃんを無視して短時間で終わるようになるかもしれない。


ところで、今年はワラビが顔を出すのが遅かった。
昨日ダラの芽収穫に果樹園に行ってみると、やっとワラビが生えていた。
ワラビは日が当たるところが大好きだ。
雨上がりなどに天気がよくなると、凄いスピードで伸びてくる。
最初は頭を垂れて出てくるのだが

そのうち顔を持ち上げる。地面から顔を出してこの状態まで恐らく1日はかからない。
持ち上げた顔が開いてしまうともう食べられない。
一方、ツワブキの方は、斜面の半日陰にいっぱい自生している。
 収穫するツワブキはまだはが開いてないものだ。
地面からこれくらいしか顔を出していなくても
タケノコと同じで、土の中に埋もれている部分が長くて、太い茎のものが美味しい。
柔らかい斜面の土には茎がこれくらいの長さ埋まっている。
茎や葉が全て茶色い産毛で覆われている状態のものが美味しい。
ということで、昨日の収穫はこんなもの。
ツワブキ料理の際は、皮むきで家人の指が黒くなっている。
こちらは採ってくるのと食べるだけ。ちょっと申し訳ない気がする。

今日は、午前中の山歩きのあと、さっそく最高の食材を料理してもらったが、旨かった。
思わず、昼間から友人に頂いた美味しい日本酒を飲んでしまった。


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