2014年3月26日水曜日

ハーブをいくつか植えてみた。

先日これまで育てたことのない小さなハーブの苗をいくつか買ってきた。
買ってきたハーブのことを全く知らなかったので、植えたついでにちょっと勉強してみた。

こちらは“ペインティドセージ”
セージと名がついているがシソ科の1年草らしい。
小さな花も可憐なようだが、苞(ほう)と呼ばれる葉っぱのようなものが、色づいたものが紫やピンク色でかなりきれいで、これを見て楽しむのが普通のようだ。シソ科なら種を採って来年まくことも出来るだろう。

こちらは“フリンジラベンダー”
これもシソ科で花がとてもきれいなようだ。
ただ、育てるのに、弱アルカリ性の土と乾燥気味のところがいいらしい。ということは私の菜園では育てるのは難しい?
遅ればせながらプランターの外側に苦土石灰をばら撒いておいた。
この花も、風呂やお茶に使われるより観賞がメインになりそうだ。
とにかく、雨の続く梅雨時期には軒下に移動させよう。

こちらは“ローズマリー”
愛や貞節の象徴とされるこのハーブ、草丈1.8mにもなるらしい。
臭みのある肉料理に添えてもいいし、ドライにしてお茶としても楽しめるとのことだ。
記憶力や集中力を高める効果があるとのことなので、私には必要なハーブのようだ。
やはり、シソ科で種でも増やせるとのことだが、たくさん使いたい時は挿し木で増やすのがいいらしい。
買ってきた苗はまだ5cmにも満たない。
大きくなるとのことなのでやや大きめのプランターに植えてみた。

こちらは“コモンタイム”
タイムは古代から使われてきたハーブ。エジプト人は香油として用い、ギリシア人はお風呂に入れ、また寺院のお香に用いられたとのこと。その芳香と殺菌作用から空気を清浄にするために重宝され、悪臭や疫病から身を守るとして、ノーズゲイと呼ばれる花束に加えて携帯されたりもしたらしい。
こちらは小さなプランターに植えてみた。



さて、昨年冬越しに失敗した“レモングラス”は先日3株買ってきて3カ所に植えてみた。
こちらは花壇の端に植えたレモングラス。

昨年のレモングラスは収穫後ハーブティーに使ったが、美味しかったので1ヶ月も持たなかった。
今年は収穫後しばらく絶やさない程度の量を収穫したいものだ。


一方、同じレモンの名がついても“ レモンバーム”の方は寒さに強かった。
昨年種から育てたレモンバームがしっかり冬越し出来ている。
レモンバームは高血圧、神経性の消化不良、頭痛、ストレスなどに良いとされ、更に脳の活性化や若返りといった嬉しい効果も秘めているとのこと。
実際、この香りはかなり気持ちよい。夏の蚊よけに体に擦り付けて使っている。
冬を越した苗はさっそく使える程に葉を茂らせてきた。
レモンバームは強かった。株分けしたものも別のプランター内で負けないくらいに元気だ。

一方。こちらのハーブは“レッドヤロウ”
一苗は室内に置いていたいと家人が言うので、窓際に置いた。
初夏になると赤いかわいい花を咲かせるとのことだ。
兵士の傷薬とも言われ、創傷治癒を助けるらしい。
これも葉っぱでもハーブティーが作ろう。
葉の形から、西洋ノコギリソウとも言うらしい。
ところで、ハーブとは何か?と聞かれてもうまく答えられない。
苗屋さんで、ハーブ売り場で売られているものがハーブだろうと思っていた。
また、スカボローフェアーという曲の歌詞の中にくり返されるParsley, sage, rosemary, and thymeという、4種のハーブの名が出てくる一節が妙に心には残っていた。

それでハーブとは何かを調べてみると、広い意味では“人間に役に立つ植物”をハーブと言うらしい。

ただ、一般にハーブという場合、薬用やスパイス等として有用な植物を指すようだ。
だから野菜や穀物、それから観賞植物は除外されるのが普通のようだ。
しかし、香りや辛み、苦み等の風味を楽しむための植物を指すのなら、最近収穫しているダラの芽やツワブキ等の山菜や、紫蘇、梅、ショウガやウコンも当然ハーブだろう。
ダラの芽には山菜の王様という言葉しか浮かばないが、これもハーブだろう。
こちらは野生のもの。この状態は天ぷらで食するのに最高、まさに山菜の王様だ。
手の届かないところにあったものを、今日知人に採って頂いた。

こちらは芽を出したばかりのサンショ。今日採ってきたものだ。
これも当然ハーブだろう。さっそく味噌漬けの味噌に入れるつもりだ。

ハーブという言葉が舶来なので、やはりその言葉が指す植物も舶来(主にヨーロッパ)になるのだろうか?

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