2018年9月10日月曜日

少し色が変わった実も出てきたので、オリーブ(レッシーノ)を収穫。塩漬けはまず苛性ソーダでの渋抜きから開始。

今年はオリーブの実が2本の木に成っている。
収穫時期が分からなかったのと、先日の強風の時かなりの実が落ちたていたので、オリーブ栽培をしているイタリアの友人にメールした。
すると、イタリアでは2月全ての実が紫色に変わった頃に収穫し、風の強い日に実が落ちるのは仕方ないとの返事だった、
また、この時期に収穫しても美味しくないとのことだった。

ところが、一昨日見てみたら2本の木のうち1本で、一部の実が紫色になっていた。
こちらはレッシーノという種類のオリーブ。
そこで、慌ててネットで調べ直したら、塩漬けにするなら少し早めの収穫の方がいいと載っていた。
で、一昨日レッシーノの実を全て収穫して帰った。
『小さいね』とは家人の一言。
確かに』とは思うが、それでも貴重な初収穫なのだ。
家に帰って、日本におけるオリーブの種類別の収穫時期などをもう一度調べてみると、レッシーノの収穫時期は10月の終わりから12月終わりにかけてとのことだった。
ということは、やはり収穫が早すぎたのだろうか?

早めの収穫では、渋みがとても強いらしいので、渋みを取るためには一般的に苛性ソーダを添加してアク抜きをするらしい。

アク抜きに使う苛性ソーダは1%溶液らしい。
これを実の重量の1.2倍準備するようにネットでは紹介されていた。

そこで、まず収穫したオリーブの実の重さを測ってみると370gだった。
次に薬局でゲットした苛性ソーダで1%の水溶液を作ってオリーブの実を漬け込んだ。
苛性ソーダは劇薬扱いなので、薬局で買う時に“はんこ”が必要だ。
実が空気に触れると酸化が進むとのことで、ラップを落としぶたの要領で掛けた。
ここまでは一昨日やっておいた。
ネット記事での教えの通り、18時間苛性ソーダに漬けているとかなりアクが出たようだ。
この後の処置も教えの通り、丼の縁に流水を落とし込むように入れていった。
漬けていた水が透明になったので、しばらくそのまま放置。
この後は、数時間するとまた水が茶色く濁り出したので、水換え操作を何度か行った。

そして、今日はもう水が濁っていないようだった。
そこで、まず1〜2%?の食塩水を作って、実を漬けた。
正確に食塩の量を測って食塩水を作るべきなのだろうが、1〜2%は目分量だ。
これからも、目分量で少しずつ食塩水の濃度を上げるつもりだ。

最終的にオリーブを漬ける食塩水の濃度は4%〜10%と様々の記載があったが、あまり塩辛いオリーブは食べたくないので、4〜5%でコントロールすることを考えている。
どちらにせよ、この実を試食するのは10日後位になりそうで、その味で最終的な食塩濃度を決めることになる。
小さなオリーブとは言え、私にとっては念願の初収穫のオリーブ。
試食する時が楽しみで仕方ない。

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