ウコンの種芋、保存状態は土の中が一番！ウコンの種芋植え付け

ウコンの植え付けは１畝２列、２８個を予定していた。

今年は種芋を３カ所に分けて保存した。
１）小屋で袋の中（→室内）　２）深めのプランター　３）ビニールを掛けた土の下。
小屋に保存していたものは２ヶ月前覗いてみたらカビが生えかけていたので慌てて室内保存に切り替えた。

さて、この３カ所のウコンの種芋、どこに保存したものが一番状態が良かっただろうか？
また、使える種芋は予定の２８個残っていただろうか？

まず、室内保存の芋から見てみよう。
こちらは小屋の中でカビが生えかけていた種芋を新聞紙に包んで室内保存に変えたものだ。一度カビかけた種芋は、チェック時全滅しているのではないかと心配していた。
２〜３個取り出してみた。どうやら全滅は免れたようだ。

カビが生えかけていた種芋を、写真上に見えるように新聞紙で包んで室内に保存していた。
この方法は、先日植えたツクネ芋の種芋の場合は一番保存状態がよかった。

続いて、室内保存の全ての種芋を皿に取り出してみた。

あまりいい状態とは言いがたい。しわしわになったり、変に柔らかかったり。

それでも何とか種芋として使えそうなものが１０個近くはあった。
カビが生えかけても持ちこたえたところは、ツクネ芋の種芋とは違う。

皿に取り出してみた。しわがれている種芋が多い。妙に柔らかくなっているものもある。
それでも、親指以上の大きさで何とか緊張感のある種芋が１０個くらいはありそうだ。
もし、室内で新聞に包む方法を最初からとっていたら、もっといい状態だったに違いない。

次に、やや深めのプランターに保存した種芋をチェックしてみた。
表面の土は乾いているが奥の方は適度に湿っていると思われる。

このプランターの下１／３の場所に種芋を置いていた。

下の写真は全ての種芋を取り出したところ。

こちらの方は概ね使える状態。左に外したのはクズになる小さすぎる種芋。
調べたところでは、ウコンの種芋は親指以上のサイズのものが望ましいとのことだ。
もちろん小さな種芋でも芽は出るのだろうが。

そして最後が肥料袋のビニールを置いた土の下約３０cmの深さに保存したものを掘り出してみた。
ビニールを掛けているとはいえ、自然の条件に曝されるので、この種芋が一番厳しいのかと思っていた。ところが、今回はこの種芋が一番いい状態で保存出来ていた。

このビニールの下、約３０cmの場所に種芋を置いていた。掘り起こした種芋の状態は良かった。
ただ、掘り起こしの時いくつかの種芋を鍬で傷つけてしまった。
種芋を貯蔵する時、網袋にまとめて入れておくと、掘り起こしが簡単に且つ安全に出来そうだ。

ところが、肝心の掘り出した種芋を写真に撮るのを忘れてしまった。

写真には撮れなかったが、状態は極めて良く、芽が出始めと思われる白い突起が出ているものもたくさんあった。

ということで、ウコンの保存状態は、状態のいい方から

土の中＞プランター内＞家の中（小屋の中）　の順だった。

ただ、家の中に保存した種芋は最初小屋の中で袋に入れていたものだ。

最初から家の中で新聞紙に包んで保存すればもっと良い状態だったに違いない。

この結果を受けて、次回のウコンの種芋保存の際は、１カ所保存ではやはり不安があるので、今回と同じ条件の土の中と、最初から新聞紙に包んだ家の中の２カ所保存でいこう。

また、土の中での保存では、取り出しが楽になるように、網袋に種芋を入れて貯蔵した方が良さそうだ。実は今回取り出すときに鍬でいくつかの種芋を傷つけてしまったのだ。

今日は、種芋を取り出した後、用意していた畝にマルチを張って、予定の２８個の種芋植えが無事終了した。

畝幅調整中のため、左のたまねぎの畝との間には溝がない。
たまねぎ収穫の後にきちんとした形にするつもりだ。

春ウコン、秋ウコン、紫ウコン、それぞれ場所を別々に植えようと思っていた。
しかし植える段になると、余裕なくバラバラに植え付ける形になってしまった。

何とか今年は、２８カ所にいい種芋を植えることができた。

昨年のウコンの苗は、８月までは順調に育っていたが台風の時、葉がかなり傷んだ。

その後苗の元気がなくなり、最終収穫も今ひとつだった。

さあ、今年のウコンには、収穫までどんな試練が待っているのだろうか？