種まきから収穫が出来るまで5ヶ月程。
やはり、種から育てる野菜には愛着が湧いてくる。
こちらは、2月下旬にまいた種から1週間程で芽と根を出してきたところ。
3月の初めには双葉が出てきた。
こんなちっちゃな苗をポットに移植して、パオパオの中で育てた。
順調に育ったので、畝や土嚢袋の中など数カ所に植えた。
最近はそれら全ての苗から、実を収穫出来るようになってきた。
元々、私はトマトの育て方は下手で、芽掻きや支柱の立て方、そして枝の誘引など適当にしかやらない。
だから、我が家のトマトは枝が上にあまり伸びず、自由奔放に広がる。
それでも元気いっぱいだ。
近づいて見るとあちこちに実を付けている。
土嚢袋で育てた苗もどんどん実を付けている。
屋上菜園のトマトも遮光ネットの上に実を並べている。
いい加減な管理なのだが、それでも一つ一つの実は結構立派だ。
ということで、ここのところ毎日のように下の写真くらいの収穫が続いている。
さて、このスペイントマト。
育てた印象はどうだったろうか。
まず、苗の力は強い。
ここに伸びているのは、1ヶ月程前に芽掻きした枝を適当に3本挿し芽をしたもの。
挿し芽をしたきり、全く管理をしていないので地面を這うように茎が伸びている。 |
1本くらい根付いてくれるだろうか? と思って挿したものだが、3本ともしっかり根付いている。
ここでもよく見ると、地面の上にまだ赤くなるにはもう少し時間がかかりそうな実がいくつも出来ていた。
そして、予想外に雨にも強い。
これまで育てたトマトは雨が続くとすぐひび割れたりしていたが、このトマトは雨が降り続いてもしっかりした実が育っている。
一つの苗に実の成る個数も多いようだ。
さて、スペイン産トマトは私が育てるのにピッタリの雑草のような力のあるトマトだった。
それでは食感や味の方はどうだったろう?
ここに丁度食べごろと思われるトマトがある。
スペイントマトは若干縦長だ。 |
まずこのトマトは柔らかい。
写真では分かりにくいが、容易に形が崩れる。
味はと言うとやや酸味が少ない。
生で食べれないことはないのだが、何かが足りない。
どうやらこのトマト、生で食べるには今ひとつのようだ。
ところが、料理に使っている家人に言わせると料理、特にイタリアンなものには最高だそうだ。また、実も皮も柔らかいので熱をくわえるときれいに溶けるのも料理向きなのだろう。
我が家の今年のトマトは、種から育てた苗がたくさん出来たので、全てこのスペイントマトになってしまった。
私としては、夏の時期には、歯ごたえのある冷えたトマトの丸かじりがしたい。
ということで、来年はスペイン産トマトだけでなく、何種類かのトマトを育てることにしよう。
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