2013年10月30日水曜日

ツクネ芋、やっと本格的収穫だ。傷つけないでツクネ芋を収穫する方法。

今年はツクネ芋がとても元気に育った。
9月の畑、今年はウコンとツクネ芋が元気に育っていた。

上の写真のように、茂った蔓葉を見ると、少し早くても食べれる大きさの芋は出来ているだろうと思った。
そこで、9月の下旬に2本ほど試し掘りをした。
しかし、その時点ではまだ芋は小さく、いわゆる種芋サイズ。とても食べれなかった。
続いて半月後、10月上旬に、どうしても食べたくなって、また1苗掘り起こした。
下の写真の様に何とか食べれる10cm強のサイズの芋が2個。
これじゃまだ、掘り起こすのはかわいそうだ、


さて、それからまた半月ちょっと経った。
もうそろそろ本格的に収穫出来る時期だろう。

もちろん、まだ全体を収穫する時期ではないのだが、今回は元気の良さそうな1苗(下の写真)を掘ってみた。
今日はこのツクネ芋を掘る事にした。
ツクネ芋は大好きなので、かなり前から作っていて種芋を毎年残して使っている。
収穫する芋の状態は、その年々によってまちまちだ。
今の畑になってからは今年が2回目の収穫だ。

ところで、ツクネ芋はとても柔らかい。
ジャガ芋などでも収穫時に芋を傷つける事があるが、ツクネ芋の収穫の時はしばしば芋を傷つけていた。
一番、傷つける頻度が多いいのは、芋を掘り起こすときだ。
特に大きな芋のときには、周りを掘っているつもりでも、芋に鍬が刺さってしまうのだ。

最近は少し学習した。
少しは芋を傷つけずに収穫出来るようになったのだ。
そこで、今日はこの芋の収穫風景を通して、私なりの芋を傷つけないツクネ芋収穫法を紹介しよう。

まず、蔓を地上から10cmくらいの所で切り離す
次に、芋からある程度離れた所を鍬で掘る。
そこから内側に手で土を落とすとツクネ芋の外側が顔を出す。

ツクネ芋の周りが全て顔を出したら、ここからは鍬で掘り起こすのではなく、芋の上に残した蔓を元の部分を持って、少しづつ揺らす。
そして、揺れが大ききなったら一気に引き抜く。
すると、芋が折れる事なく、土と一緒に引き抜ける。
引き抜けた芋の塊をひっくり返したところが下の写真だ。
写真は塊になった芋が引き抜け、それをひっくり返した所。
多くの芋が土と一緒に団子状態。芋は傷ついていない。
ここから一つ一つの芋を引き離すのには、ちょっとコツが居る。
うまく芋を引き離さないと、この作業でも芋を傷つけるときがある。
ツクネ芋には多くの髭が生え、これらが複雑に絡んでいる。
今度は、ツクネ芋のお尻を持って芋を少しづつ揺らしていく。
揺れと共に、周りの土が落ち、髭の辛みが緩み、芋をきれいに外す事が出来る。
下の写真が外した芋。

次に、髭を落とす時も、ちょっと要領が居る。
髭は頭からお尻の方向に生え、特に頭の方では密集している。
だからお尻の方からハサミで切り落とし。頭の方はざっくりまとめて切る感じだ。
要領が良くなって、こんな作業も手短に出来るようなった。
下の写真は、髭を落として、食用、10cm以下の来年の種芋用、さらに小さいミミズ君の餌用に分別した所。
容器の中に8個、右下に大きめの芋が2個、これが食用になる芋だ。
右上には種芋にする小さめの芋が見えている。
右下の大きい芋のサイズは20cm強あった。
と言う事で、素人の私だが、ツクネの収穫法がちょっと上手になり、今日は今年初めての満足出来る収穫となった。嬉しかったので、少し詳しく紹介させて頂いた。

これから12月にかけて芋はもっと大きくなるはずだ。
大きな芋が掘れると、なぜかとても幸せな気分になるのだ。
大好きなツクネ芋、これからしばらく収穫を楽しめそうだ。


さて、先日収穫していた長芋と、今日収穫したツクネ芋を“とろろ”で食べ比べしてみた。
我が家での評価は、全員一致でツクネ芋の勝ち、だった。
ちなみに、我が家のツクネのとろろの食べ方は美味しい醤油を垂らすだけだ。
とろろと醤油は決して混ぜない方がいい。
そして、お気に入りのかけ醤油はこれ。


やっぱりツクネ芋は粘りも凄く、味もいいのだ。


ところで、大根おろしは英語で“grated daikon radish”と言うらしい
近いうちに、外人の知り合いに合うので、ツクネ芋とショウガのお裾分けをしようと思っている。
おろして“とろろ”で食べる方法など、食べ方をいくつか英語で説明したいのだが、英語力不足でうまく説明出来そうにない。
写真でも持っていって説明するのが意思伝達には一番良さそうだ。




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