2018年10月12日金曜日

秋の種蒔きは、野菜の種類や育てる場所などを考慮しながら、マルチを掛けて行うかどうかは難しい判断になる。

草抜きは好きな仕事じゃない。
出来れば避けて通りたい。
だから、雑草が少しでも生えないように我が家の野菜作りでは、マルチをよく使っているのだが。。。

この秋、大根の種蒔きをした場所では、マルチをかけたところでは全滅状態
その原因は、マルチの下に住み込んだ形になったコオロギだったようだ。

この失敗した畝を作った時からのことを振り返ってみると、まず8月の終わりにカボチャを育てていた畝を大根の畝にするためにまず周りの草を片付けた。
マルチの下にはダンゴムシなど色々な虫がいた。
確かに、周りの草陰にはコオロギも多かった。
掛けていたマルチを剥いだ。
この畝では、カボチャの苗のためにしっかり栄養を供給したはずだ。
そこで、大根のために栄養ある畝に作り変えようと思った。
畝の真ん中に溝を掘って、将来の栄養になるように抜き取った草などを敷き込んだ。
また、畝のまわりに抜き取った草を積み上げるとそこにコオロギが大量発生するので、この方法は一石二鳥と考えた。

この草は十分踏みつけて潰し、その上に土を盛って畝を作った。
そんな新たに作った畝に、穴あきのマルチを被せた。
ここに大根の種を蒔いていったのだ。
この畝では、蒔いた種から出た芽はすぐ食べられてしまった。
最初は、畝の外側の草むらからコオロギが集まったのかもしれない。
しかし、その後、、マルチの下にコオロギが住むついていたのを確認した。
そのためか、この畝には2〜3度種の追加蒔きをしたのだが、それらから出た芽もことごとく食べられた。
後で考えれば、穴あきマルチでなく、種蒔きする時に小さな穴を開けて蒔いたらどうだったかが気になるところだ。

で、今ではその畝は、マルチを剥いで、畝を耕し直し、半分をディルの小さな苗を植えた。
そこにはマルチを掛けて植えたのだが順調に育っている。
ディルの苗は、マルチに小さな穴を開けて1週間ほど前に植えた。
ディルにはコオロギは寄りにくいのか、今のところ全く問題ない。

マルチをかけて失敗した大根があったので、その後幾つかの畝ではマルチをかけないで種を蒔いた。
そんな中、大根の第2弾はうまくいっているようだ。
手前から、葉大根、聖護院大根、通常の大根を種まきした。
芽は種を蒔いて1週間ほどですぐに出てきた。
手前の葉大根は、1週間ほど前から間引き収穫を続けている。
害虫による葉の被害がほとんどないので、好評だ。
これらの苗は害虫に少しは食べられいるが許容範囲だ。


かといって、この大根の畝のように、マルチをかけないで種を蒔いたところがすべてうまくいくわけではない。
幾つかの畝では、さっそく雑草に悩まされている。
そんな畝の一つが、ここ。
シュンギクの種をマルチをかけないで蒔いた場所。
雑草と、自然発生の大根の芽が一斉に出てきて、シュンギクの芽を凌駕していた。
このままでは、シュンギクの小さな苗が無事育つとは思えなかった。
かといって、シュンギクの小さな苗だけを残して雑草を抜いていくのは至難の技だ。
結局、ここでは雑草をシュンギクも一緒に抜いて、一定間隔にシュンギクの苗を植え替えたのだが、日照りが1日続くだけでも小さな苗にはかなりきつそうだ。
どこに苗があるのか見えない?
もう少し近づいてみるとこんな感じ。
気付いてすぐに水をやったので生き残るかもしれないがそれなりにピンチだ。
このシュンギク、今は雑草がなくなり、水切れさえなければ元気に育つように見えるのだが、恐らくまた雑草に悩まされるに違いない。

後から考えると、害虫には比較的強いシュンギクはマルチをかけて小さな植え穴に種を蒔くのが一番良かったのかもしれない。


秋の種蒔き後の小さな苗にとっては、雑草も害虫も大敵だ。
マルチを掛けると雑草を予防できるが、マルチが害虫の住処になる危険も潜んでいる。
野菜の種類や、畝の場所の状況などを考慮しながら、育てる野菜をマルチを掛けて種蒔きするかどうかはとても難しい判断になるみたいだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿