調べてみると『クロコノマチョウ』という蝶だった。 静止時に羽を開かないのはジャノメチョウ科の特徴らしい。 樹液や柿の汁がが好きらしいので、果樹園では柿が目当てだったのかも。 菜園では、イチジクが目当てだったのかもしれない。 |
さて、9月の初め不完全な密閉の防虫ネットで育てた苗がことごとくコオロギにやられたが、その後完全に密閉して種まきをするやり方は概ねうまくいっている。
こちらでは、白菜を完全密閉型の畝で育てている
少なめに種を蒔いたつもりだが、間引きは必要になっている。 |
こんなに混み合った苗は大幅に間引きした。 この防虫ネットの外側にはコオロギの姿が見えるが中には入れない。 |
間引きが終わった後も、コオロギが中に居ないことを確認した。 |
これ以外の同じように完全密閉した畝も、概ねうまくいっている。
ところが、下の写真は同じ完全密閉型の小さな畝なのだが、こちらのターツァイの畝だけは、ほぼ全滅状態。
果たして、この小さな苗を食べた犯人は誰なのだろうか? |
ネットを外して近づいてみると、残っている苗もこんな感じだが、防虫ネットの中を見渡しても一番心配していたコオロギも他の害虫も見つからなかった。
そこで、苗の入れ替え戦をするために、ここの苗をすべて掘り起こした。
ここに、僅かに残っている苗はどう見ても復活不可能だ。 |
すると犯人が見つかった。
犯人は土の中にいたヨトウムシだったのだ。 苗の真下に潜んでいた。 こんなヨトウムシを4匹捕殺した。 |
ここは、移植するためにたくさんの苗を育てている場所。 この防虫ネットの中では、害虫被害が全くないようだ。 |
密集はしているが、根はしっかりしているので、移植には大丈夫だろう。 |
この後は、元どおり完全密閉型で見ていくことにしている。 時に見回りをして、もし食べられている苗があったら、すぐ根元を掘り起こそう。 |
ということで、完全密閉型の場合外から害虫が入ってくることはないのだが、畝を作った時点で、土の中に害虫の卵があったり小さな幼虫が居たりすると、逆に防虫ネットの中で思う存分悪さをすることになるのだろう。
この辺の予防は難しそうなので、今回のように被害があれば早めに害虫を駆除し、その後に苗の植え直しが必要になってくるようだ。
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