2019年11月18日月曜日

オリーブの葉でお茶作り。炒めてほうじ茶と煮込んで苦い煎じ茶作り。わずかに残った実で今年3回目のオリーブの塩漬け作り。

オリーブの葉は赤ワインや緑茶よりも多くのポリフェノールを含み、健康にとても良いらしく、地中海沿岸地方では何千年も前からいろいろな形で利用されていたとのことだ。
煎じて飲んだり、葉の粉末をマラリアの治療薬としても使われたらしい。
私の使いみちは、炒めてほうじ茶を作り私のスペシャルティーの材料にするのと、乾いた葉を鍋で長時間煮込んで作る苦い煎じ茶の二つ。
は昨日収穫した葉をフライパンの上で炒って作っているほうじ茶
は以前乾燥させていた葉を煮込んで作っている煎じ茶

丁度、昨日実の収穫が終わった2本の木の剪定したので、そのついでにまた新たに葉を収穫していた。
昨日収穫したオリーブの葉は十分に洗って乾燥させていた。
完全に乾いてはいなかったが、これらの葉をフライパンの上で熱を加えてほうじ茶を作った
このくらい葉が巻いて、乾燥してくると、いい香りが広がる。
焦げ目がかなり広がってきたら出来上がりだ。
一方、以前収穫して乾燥させていた葉があったので、こちらでは煎じ茶を作ることにした。
鍋いっぱいに乾燥させた葉を入れ、水を加えた後1時間弱火で煎じた。

今日の昼休みは、雨のため畑仕事が出来ず取り組んだオリーブの葉によるお茶作りだが、出来上がりに煎じ茶のみ少し飲んでみたが、これまでに作ったオリーブの煎じ茶の中では一番苦かった。
飲んだ印象からは、風邪やインフルエンザ予防にはもってこいの感じ。


ところで、こちらが昨日剪定した2本のオリーブの木。
こちらが『アスコラーナ』。
8年目になる木で背が高くなりすぎて、去年は2m切り詰めた。
今年は、向こう側まで透けるくらいに中間部分を剪定したかったが。
せっかく伸びた枝をバサバサ切るのは、私には難しい仕事だ。
こちらは4年目の『レッシーノ』。
こちらは、剪定する前よりかなり風通しが良くなっている。

また、剪定した時に、わずかに残っていた実を収穫して塩漬け作りをすることにした。
極めて少ない量だが、今年3回目の収穫だ。

前回、苛性ソーダをいい加減に入れ(明らかに量が少なめ)、アク出しに失敗して苦いオリーブとなったので、少ない量だがもう一度学んだとおりの量(1%の苛性ソーダ水)でアク抜きをしてみた。
今回は、予想通りにアクが出た。
出たアクを、水を注いで流しているところ。
やはり正確な量の苛性ソーダでアク抜きをすれば全く問題なかった
来年からのオリーブの塩漬け作りでは、もう失敗しないように気をつけよう。
とても少ない量だが、今回は初回のように美味しいオリーブの塩漬けができそうなので、4〜5日してアクが出なくなったら塩漬けを開始予定だ。

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