2020年5月30日土曜日

ビロードモウズイカの花芽が伸びてきた。落花生の花が咲き始めたので、マルチの穴を少し広げておいた。

こちらは、この時期に咲き始めたビロードモウズイカの花

この苗は今年の3月中旬に、菜園の真ん中付近で大きく成長し始めていた苗をこの場所に移植した。
畑の真ん中で大きくなってもらったら困るので菜園の端っこに移植したのだ。
こちらが、3月中旬に畑の隅に移植したときのビロードモウズイカ。
ここなら、高く成長しても、葉を広げても構わない。
5月中旬にはまだこんな高さだったのだが、
この時期には、てっぺんに小さな花芽が見えてきた。

このビロードモウズイカ、何が凄いかって、この時期大きくなるのが早くて雑草とは思えない存在感があるのだ。
この苗が最近では日に日に成長して、今では1m近い高さになってきた。
今から上に伸びるはずだが、花穂が曲がっているのは移植で弱った?

我が家の菜園で、このビロードモウズイカ(Verbascum Thapsus)という植物を最初に見たのは5年前。
最初は何という植物か分からなかったのだが、3年前に調べて初めて分かった。
この植物は地中海が原産で日のよく当たるところに自生するらしい。
日本には明治時代に観賞用に「ニワタバコ」という名で入っていたらしいが、今では日当たりの良い場所で、全国的に広がり雑草として自生しているとのことだ。
1.5m前後の高さになることが多いらしいが、我が家では数年前高さ2mになっていたので、その時は発育条件が良かったのだろう。

は、タバコのように巻いて吸うことで喘息などに効果があり、ハーブとしてはマレインと呼ばれ、やはり葉や花が使えるらしい。
風邪気味の時に葉や花をお茶にして飲んだことがあるが、効果は不明だった。
秋になり、枯れた花茎には1㎜程の小さな種がたくさん入っていて、一株から取れる種は22万粒もあるのだそうだ。
しかも、その種は10年以上発芽能力があるらしい。
だから、こんな種が落ちている土壌はシードバンクと呼ばれ、毎年芽が出てくるのだそうだ。
今年はこんなところにも芽が出ているし、
こちらは第1菜園の花壇の側。
最初にこの植物が育ったのは、この花壇の中だった。
その頃落ちた種から発芽したのかもしれない。
また、第2菜園の端にも枯れた花穂を置いていたが、そこにも苗が育っている。


この『ビロードモウズイカ』、存在感のある花だし、ハーブとしても使えることがわかったので、邪魔にならない場所でこれからも育ててみようと思っている。


さて、黄色い花と言えば、もうこの時期に落花生の苗に花が咲き始めていた。
落花生は小さいがきれいな花だ。
先月中旬に種まきをして、しばらくは鳥除けにネットもベタ掛けしていたが、順調に芽が出ていたので先日ネットは外していた。
そして種を蒔くときはまでマルチに小さな穴を開けていたのだが、今日はそんな植穴を苗の大きさに合わせて少し広げておいた
花後に出てくる子房柄が土の中に容易に潜れるようにしたのだ。
もちろん今の時期にマルチを破り過ぎると雑草被害が大変だ。
穴の大きさはあくまで必要最小限だ。
こちらが、今日マルチの穴を広げた落花生の畝。
今年は例年より苗を少なめに育てている。
それでも豊作なら全く問題ないはずだ。
今の苗を見る限り、今年は豊作の予感がする。

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