2020年5月31日日曜日

2020年5月の菜園&果樹園。

 * 福岡ミミズ日記は引っ越ししました。           

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5月の菜園
ではいろいろなが咲いていたが、例年通りディルはきれいだ。
春ウコンも2年ぶりに顔を見せてくれて嬉しかった。
根茎が元気でないと花は咲かない。
今年の根茎は元気なのだろう。
収穫遅れのプンタレッレの花もきれいだった。


さて、今月の菜園は夏野菜の植え付けが忙しい時期だった。

トマト、ナス、ピーマン、カボチャなどの夏野菜の植え付けは終わったが、中でも今年たくさん育てているイタリアントマトが順調なのは嬉しい。
こちらは加熱して料理にも使われる『ローマ』
こちらは大きくなる『サンマルチーノ』
こちらは、去年もおいしく食べたミニトマト。
ナスももう少しという大きさになってきた。



ブロッコリーは先日初収穫が始まったが、どの苗も同時に一気に大きくなるので、これからの収穫がいそがしくなりそうだ。
防虫ネットを掛けた畝の真ん中にブロッコリー。
両サイドにチーマディラーパを育てている。
実は最近ブロッコリーにヨトウムシ被害が出ているので心配だ。
このやり方で、モンシロチョウ被害がないのが良かったのか、今年はこの時期にチーマディラーパを順調に収穫出来ている。
ただ、花が咲き始めるまでの期間が短く、収穫適期が短いのが難点だ。


カボチャの畝では、全体的に育ちが遅くアブラムシにやられた苗もあった。
花が咲いたり小さな実を付けた苗もあるので収穫までもう少しだろう。
アブラムシにやられて苗が枯れた場所には追加種まきをしている。
なぜか、1/3くらいの苗がアブラムシ被害で枯れた。
梅雨には、この小さな苗はたっぷり水をもらって元気に育ってくれるだろう。

ズッキーニの収穫は今年も黄緑ズッキーニで始まった。
丸型ズッキーニも先日から加わり、今日は5種類のズッキーニが揃い組。
こうなってくると消費の方が問題だ。
最近では消費を手伝うのに、オーブン料理も活躍している。
今年の花ズッキーニは、これまでより更に美味しくなった。
今のところ収穫できているのは5種類だが、6月に入るとUFO型、トランペット型、白ズッキーニなどももうじき加わるはずだ。
そして、6月の終わりには長いズッキーニも収穫出来るようになるはずで、こちらも楽しみだ。
長雨に弱いズッキーニにとっては、6月の梅雨がひどくならないことを祈りたい。

オクラエンツァイは、去年と同じように育てている。
オクラの周りにはエンツァイが育っている。
エンツァイの方は、2週間もすれば収穫出来そうだ。

サツマイモは土嚢袋に直接挿し穂苗を植え、乾燥予防に雑草マルチなどをおこなったが、うまく育っているようだ。
ただ、例年より植え付けの時期が2週間ほど遅れているので、苗はまだそんなに育っていない。
もう少し蔓が伸びたら、挿し穂苗を取り畝にも少し植え付けようと思っている。

植え付けが遅かったツクネ芋は数株以外はまだ小さく、これからの成長に期待だ。
こちらは第1菜園のツクネ芋。
ここでは期待通り100%芽出しした。

宇宙芋の方も極めて順調に育っている。

里芋は、第2菜園がほぼ100%の芽出し率で、植えた種芋も多いので今年も期待できそうだ。
ただ、一番大きな親芋を植えて一株からの収穫量を楽しみにしていた第1菜園では芽出しは半分で、出てきた芽も今一つ元気がなかった。
理由は分からなかったが、芽が出なかったところには、第2菜園の余った苗を移植した。
こちらは第2菜園で、今年のメインになりそうな里芋の畝。

ヤーコンは育てている株がとても多い。
ただ、今年はすべての場所でマルチを掛けていないので、雑草被害が少し心配だ。
うまく育ったらお裾分けが大変になりそうだ。
株分けして植えたところ(手前)とそうでない所(奥)の比較もしている。

ウコンは3箇所に植えているが、それぞれの場所で元気に育っているようだ。
一番大きく育ってきたのが、最初春ウコンの花を紹介した第1菜園。
お茶用に収穫していたウコンが枯渇してきたので、近いうちに古株を収穫しよう。
お茶用に収穫していたウコンもいよいよカスみたいな小さなものが残っている。
芽を出している2個は使える大きさだ。

アーティチョークは、3回ほど収穫したが3回目はこれまでで最高の量を収穫できたので感激した。
料理はとても美味しかったが手間がかかる料理なので、今後しばらくは花を楽しもうと思っている。
オリーブオイルが効いた、とてもおいしいアーティチョーク料理。
ご飯のおかずとしてもおいしいし、パンに挟んで食べてもおいしかった。


今月は我が家の主力野菜、デストロイヤーの収穫が始まったが、まだ小さなものが多い。
今日の収穫から、やっと万ぞ黄な大きさの芋が採れ始めた。
Beetrootは順調に収穫出来ている。
今年のBeetrootは順調に収穫出来ている。
で、Beetrootのスープを飲む機会も増えている。
左下は小さいが美味しい新ジャガ。
Beetrootはトウが立ち始めているので、収穫はもうそんなに長くできないかもしれない。
デストロイヤーは6月に入ってからが本格的な収穫だ。


葉っぱ野菜では、大きく成長を続けるレタス類やスイスチャードに加えて黒キャベツが収穫できた。
湯がくと、明るい緑色に変わる。
癖がなく、とても食べやすい野菜だった。

豆類は、絹さやとグリーンピース、空豆が最高に楽しめた。
グリーンピースでは、長い期間毎日大好きな豆ご飯を食べれた。
空豆は、孫の離乳食にもとても喜ばれた。

豆類でも、これから育つインゲン豆や四角豆などは芽が育ちつつあるところだ。
枝豆は、今年も芽出し率が若干悪かったので、時間差で種まきした。

最近不調のアスパラは、今年蒔いた種から芽が出ている。
畝でので芽出し状態が悪いので、今年は梅雨に入って移植するつもりだ。
どちらにせよ、残念ながら今年もアスパラの収穫は望めそうにない。

収穫時期を迎えたニンニクは、かなりの収穫が半終わったが、病気で腐ったものが多発して収穫量が少ない。
茎が早めに枯れたニンニクは分球せずに終わっている。
逆に収穫出来たニンニクは早めに分球して開いてしまっている。
もちろんこれらは食べれるので、大事に消費していくことになりそうだ。


果樹園の方では、小梅を収穫して小梅漬けを作ったが、今年の小梅はカメムシ被害が多くて状態はあまりよくなかった。
去年の1/3量だが、6.5㎏(小樽に1個)は漬けることができた。
オリーブは、今年は3本の木に花を付けている。
特にレッシーノの花の付け方は凄い。
今年はこの木からの収穫が一番期待できそうだ。

ミカン類と富有柿には小さな実がたくさんなっている。
富有柿の木は2本あるのだが、昨年収穫できなかった木にもたくさん実が成っている。
ただ、渋柿の方は今年も実の付きが悪い。

大梅の方は、我が家で梅漬けを作るくらいは問題なく収穫できそうだ。
今年は都合で少し遅めに、収穫&梅漬けの予定だ。
今もどんどん実が落ちつつあるが、何とか収穫できる程度には実が残ってほしい。
小梅の方は、カメムシ被害はそれなりにあったが梅漬け1樽を作った。
今ではきれいな梅酢がしっかり出ている。
イチジクは今年も元気そうで、小さな枝がたくさん出ていたので半分くらいに剪定した。

というようなことで、6月からは夏野菜の収穫や大梅の収穫で、また嬉しい忙しい日々が続きそうだ。
というようなことで、それなりに忙しかった5月だが、6月は夏野菜の収穫や梅干し作りなどで、さらに忙しい月になりそうだ。

2020年5月30日土曜日

ビロードモウズイカの花芽が伸びてきた。落花生の花が咲き始めたので、マルチの穴を少し広げておいた。

こちらは、この時期に咲き始めたビロードモウズイカの花

この苗は今年の3月中旬に、菜園の真ん中付近で大きく成長し始めていた苗をこの場所に移植した。
畑の真ん中で大きくなってもらったら困るので菜園の端っこに移植したのだ。
こちらが、3月中旬に畑の隅に移植したときのビロードモウズイカ。
ここなら、高く成長しても、葉を広げても構わない。
5月中旬にはまだこんな高さだったのだが、
この時期には、てっぺんに小さな花芽が見えてきた。

このビロードモウズイカ、何が凄いかって、この時期大きくなるのが早くて雑草とは思えない存在感があるのだ。
この苗が最近では日に日に成長して、今では1m近い高さになってきた。
今から上に伸びるはずだが、花穂が曲がっているのは移植で弱った?

我が家の菜園で、このビロードモウズイカ(Verbascum Thapsus)という植物を最初に見たのは5年前。
最初は何という植物か分からなかったのだが、3年前に調べて初めて分かった。
この植物は地中海が原産で日のよく当たるところに自生するらしい。
日本には明治時代に観賞用に「ニワタバコ」という名で入っていたらしいが、今では日当たりの良い場所で、全国的に広がり雑草として自生しているとのことだ。
1.5m前後の高さになることが多いらしいが、我が家では数年前高さ2mになっていたので、その時は発育条件が良かったのだろう。

は、タバコのように巻いて吸うことで喘息などに効果があり、ハーブとしてはマレインと呼ばれ、やはり葉や花が使えるらしい。
風邪気味の時に葉や花をお茶にして飲んだことがあるが、効果は不明だった。
秋になり、枯れた花茎には1㎜程の小さな種がたくさん入っていて、一株から取れる種は22万粒もあるのだそうだ。
しかも、その種は10年以上発芽能力があるらしい。
だから、こんな種が落ちている土壌はシードバンクと呼ばれ、毎年芽が出てくるのだそうだ。
今年はこんなところにも芽が出ているし、
こちらは第1菜園の花壇の側。
最初にこの植物が育ったのは、この花壇の中だった。
その頃落ちた種から発芽したのかもしれない。
また、第2菜園の端にも枯れた花穂を置いていたが、そこにも苗が育っている。


この『ビロードモウズイカ』、存在感のある花だし、ハーブとしても使えることがわかったので、邪魔にならない場所でこれからも育ててみようと思っている。


さて、黄色い花と言えば、もうこの時期に落花生の苗に花が咲き始めていた。
落花生は小さいがきれいな花だ。
先月中旬に種まきをして、しばらくは鳥除けにネットもベタ掛けしていたが、順調に芽が出ていたので先日ネットは外していた。
そして種を蒔くときはまでマルチに小さな穴を開けていたのだが、今日はそんな植穴を苗の大きさに合わせて少し広げておいた
花後に出てくる子房柄が土の中に容易に潜れるようにしたのだ。
もちろん今の時期にマルチを破り過ぎると雑草被害が大変だ。
穴の大きさはあくまで必要最小限だ。
こちらが、今日マルチの穴を広げた落花生の畝。
今年は例年より苗を少なめに育てている。
それでも豊作なら全く問題ないはずだ。
今の苗を見る限り、今年は豊作の予感がする。

2020年5月29日金曜日

自然発生のツルムラサキの苗を畝に移植した。トランペット型ズッキーニは苗がカボチャのように伸びるので周囲にスペースを確保。

こちらはここ数年きれいな花を見せてくれているラン
種類は知らないが、小さ目できれいな花を毎年見せてくれている。
この時期は食卓の真ん中に鎮座している。


さて、ツルムラサキは、夏の葉野菜が枯渇しやすい時期に貴重なネバネバ系の蔓野菜なので、毎年数本を育てている。
そんな苗は買ったり、種を蒔いて育てているわけではない。
生命力があるツルムラサキはこぼれ種からの自然発生苗が出る。
そこで、毎年そんな苗を数本畝に移植して育てているのだ。

今年も、この時期の菜園を歩いていると、そんな自然発生苗があちこちで目に付くようになってきた。
こちらが、今日見た中では一番立派だった自然発生苗。
今日はこんな苗を数本、つる植物専用の畝に移植しておいた。
ツルムラサキは強いので、移植した小さな苗もこれからグングン成長するはずだ。


ところで、ズッキーニの3列の畝では、苗の成長が非常に早く、この1週間は所狭しと育っていきた。
あっという間の成長で、畝間が見えないくらいになっている。
3列の畝なので、その間の畝間を注意しながら歩きながらズッキーニを収穫する。
こんな場所に育つ株からは、大きくなり過ぎないように収穫することが大事だが、いい時期の実を見落とすこともあるので、時に2~3日前に収穫すべきだったと思われるような大きな実を収穫することもある。
今日も収穫したもののうち1個は20cmを超える大きさになっていた。
これ以上大きくなると、食べるのには適さなくなる。
これから先、こんな収穫遅れ気味の実を収穫することも増えてくるだろう。

そんな畝の1週間前の写真を見てみると、まだこんな感じで畝間が見えていた。
こちらは先週のズッキーニの畝の写真。
こんな感じなら、畝間を歩くのも、実を見つけるのも楽勝なのだが。。

そんなズッキーニの苗はその場所から広がらなければ問題がないのだが、周りに広がるタイプものがあると、畝間を歩くのも難しくなり厄介になる。

今年初めて育てるトランペット型ズッキーニは、まさにそんなタイプだった。
畝間の方にも蔓が広がって、歩くとき蔓を潰してしまいそうだった。
写真右側がトランペット型ズッキーニが数本育っている畝。
この苗はカボチャと全く同じように蔓を伸ばすのだ。
左側は収穫時期を過ぎて苗を引き抜いたチコリー類の畝があった。
トランペット型ズッキーニの実は日々大きく成長を始めているので、来週の中ごろには初収穫できるかもしれない。
初収穫を期待している実。
太さはまだ足りない感じだが、長さは30cmくらいになった。
この苗を順調に育てるにはスペースが必要。
運よくこの苗が育っているすぐ隣に、収穫が終わったチコリー類の畝があったので、そちらに、トランペット型ズッキーニの苗を伸ばすことにした。
これで、ズッキーニの畝の間を歩くときに、このトランペット型ズッキーニの苗を踏まずに済みそうだ。
今年は運よく、3列ある畝の外側に、丁度収穫を終えたチコリーの畝があったので良かった。
来年からからも、このズッキーニを育てるときは、畝の外側に蔓を伸ばせる場所に育てることにしよう。