2012年5月31日木曜日

5月ミミズ総括


バルコニーのガクアジサイもきれいな花をつけてきた。
5月はみみず君たちにとっては活発に活動する季節だったみたいだ。

どのミミズ小屋でもみみず君は元気だった、
また、畑コン3、4、5号を除いてはそれなりの堆肥を作ってくれた。
この3つのミミズ小屋は小屋の大きさに対してみみず君の数が足りないのだろうか?


一方、どのミミズ小屋でも赤ちゃんが増えてきた。卵が少し減っているので産卵は終わり孵化のピークに入っていると思われる。


堆肥の状態は上等なものが多かったが、以前入れた菜の花の太めの茎は繊維として残り堆肥取りに若干邪魔になった。
また、収穫した堆肥はしばらく堆肥袋に入れず大きな容器の中で放置。恐らくこの時期かなりの数の赤ちゃんミミズが堆肥の中で産まれてきていると思うので,もうしばらく時間を置いて、ある程度救出してみようと思う。

芽だし実験は、みみず堆肥が一方的に勝利と決めつけていたが、
つくねの種芋では市販の種まき用の土が勝利した。これは種芋そのものの要素によるのかもしれない。

畑は水菜,春菊などの葉っぱ野菜を収穫している。
蔓無しインゲンも収穫が始まった。
もうすぐキュウリやズッキーニ、ジャガイモが食べれそうだ。
ウコンとショウガの芽が出ていないのが気になる。雑草の勢いに負けないでほしい。


雑草の勢いと言えばここのところの雑草は凄いの一言。
これもみみず君の餌になっているので,雑草の収穫をしていると言っても良いのかもしれない。こう思うと、雑草抜きにも少しは気合いが入る。
ただ、これからの季節。青虫などの害虫がかなり発生してきた。駆除にはこれから益々手がかかりそうだ。
気がかりだった畑の側に植えた4本の植木は元気になり、ひと安心だ。

さて、それでは個々のミミズ小屋の経過報告(5月)だ。
1)室コン1号(金子)屋外月6日堆肥の状態チェック。上等。ネットを外しフロースルーを設定。堆肥収穫は5月7〜12日振動法のみを加え、少量づつ堆肥を収穫。黒々とした立派な堆肥!バケツ2杯強。実質堆肥収穫時間1時間45分。下の段(新しい小屋)に一部上の段に接するくらいに餌(冷凍後里芋)とベッドを入れておき、フロースルーを利用。堆肥収穫が終わったあとはそのまま新しい小屋に、日々出る野菜くずなどを5/16まで餌として与える。
2)室コン2号(横型)小屋内月24日〜28日。今回畑コン5号にみみず君を分譲したためみみず君の数、見た目かなり減った堆肥はやや早めの感じ。量はバケツ1杯ちょっと。前回の餌も少し残っている。イネ科雑草の茎繊維はしっかり残っている。一旦どんぶり型プランターに移しフロースルー光振動法で堆肥収穫。実質堆肥収穫時間約1時間。
3)室コン3号(縦型)屋外月28〜29日チェック、堆肥は上等、バケツに2/3。餌は観葉植物(セローム)、冷凍後里芋、キクイモ、豆。みみず君は元気。コンビネーション法で約45分で収穫
4)室コン4号 小屋内:前回4月22日堆肥収穫。今月はチェックできず。来月に延期
5)室コン5号(金子)屋外月16 〜22日チェック コンビネーション法で収穫。バケツ1杯と2/3、少しウェット気味なれど立派。ミミズは大人、赤ちゃん多く、卵も多い。数はミミズ小屋で一番多いかもしれない。最初の餌は冷凍(キクイモ、里芋の親芋)、ヤーコンなどあたえる。日々出る野菜くずなどを5/30まで餌を与える。
6)畑コン1号野外月6日、堆肥の状態チェック,堆肥は出来ているが小バエが大量に発生。やはり光り振動法では開けっ放しにする時間が長いため小バエが卵を産みつけたのだろう。野外設定なので小バエは無視することにする。5月17〜21日フロースルー光振動法で堆肥を収穫バケツ1/2。餌は雑草を与える。
7)畑コン2号野外月6日、堆肥の状態チェック、こちらもまずまずの堆肥。やはり小バエかなり見られる。5月15〜17日今回もフロースルー光振動法で堆肥を収穫。立派な堆肥、茎の繊維葉残っている。バケツ1/2。餌は、雑草、キクイモ茶用新芽収穫後の葉と枝。ダンボールも多め野外設置
8)畑コン3号小屋内月23日チェック。ミミズは元気?全体に乾燥気味で堆肥の出来よくない。収穫せず。少しウェット環境にして、戻す。
9)畑コン4号野外(蓋付きプラBox)5月8日チェックするも堆肥はまだ収穫には早い。餌を横に追加(みみず君の横移動実験開始)。菜の花の茎の繊維は残っていた。餌は大量のピーピーマメと新芽付きキクイモ。
10)畑コン5号野外(蓋付きプラBox):4月13日室コン2号からみみず君を分けて設定。餌は大量のピーピーマメと新芽付きキクイモ。
11)プラコン1号屋外月14日堆肥は上等、ドライ。コンビネーション法で収穫。量はバケツ1/2弱。餌は冷凍里芋親芋、キクイモなど中心。
12)プラコン2号屋外月15日チェック,コンビネーション法で収穫。堆肥バケツ1/2、状態は良好、黒々堆肥。、大人多い。食べ残し餌も結構ある。今回は豆、野菜クズなど少し少なめに与える
13)プラコン3号小屋内菜の花を入れた堆肥の状態気になり月8日〜14日チェック。まずまず堆肥。フロースルー光振動法で堆肥を収穫。バケツ1/2。菜の花は繊維だけが残り,卵は非常に多い。ボリュームは激減。餌は雑草などをたっぷり与える。
14)プラコン4号屋外月27日堆肥の状態上等。コンビネーション法で収穫。堆肥バケツ1/2。落ち梅、蘭の花などを餌として与える。
15)プラコン5号野外月20〜22日チェック、フロースルー光振動法で収穫。バケツ1/2ミミズは赤ちゃんから大人まで、元気。卵もまだあり、餌は多量の雑草
16)予備小屋野外:5/29ウェットなれど立派な堆肥。赤ちゃん多数。バケツ1/3雑草を与える。
観察小屋1号1.21〜 4匹の大人ミミズで繁殖実験をしている、4匹のミミズが通った道が小さなトンネルのようにあちこちに見受けられる。チェックする時は上1/3が乾いていることが多い。産卵した卵や赤ちゃんの姿今のところまだ見られない。

観察小屋2号4/17みみず君の餌:ダンボール。多めのダンボールを入れたが今の所まだ残っている。この実験小屋も時に乾燥気味だ。気を付けよう。
観察小屋3号4.21スイセンの花後刻んだものをある程度の量(写真左)追加投与した。1ヶ月後跡形もなく食べられていた。
観察小屋4a、b号(1/11~5/24)餌因子によるみみず君の成長の差、結果は予想通り、3倍の餌を与えた方がはるかに大きく成長していた。みみず君死亡はどちらの瓶にも認めなかった。
観察小屋5号:4/4に入れた菜の花はほとんど食べられている感じだったが何せチェック時にミミズが1匹も居なくなっていた?これは原因不明のまま。5/7〜14菜の花堆肥〜通常の堆肥へ移動実験。19匹/20匹が通常堆肥の方に移動。やはり菜の花堆肥の中に何かよくない要素が混じっていたのか?
観察小屋6a,b号(1/5~)みみず君の成長因子:環境の広さ30匹づつシマミミズの赤ちゃんを広さの違う瓶に入れていた。広い方が大きくなっていたし,数も全く減ってなかった。狭い方は何とか生き延びているものも全く成長していなかった。乾燥の影響もありそうだ。5/27よりみみず君の餌:ランの花実験開始
観察小屋7号a&b:みみず君の餌雑草。4.16設定1ヶ月後広葉雑草もイネ科雑草も良い餌であることが判明。体積は減る。5/17よりイネ科雑草量を増やして実験開始
観察小屋8号卵孵化実験(乾燥しない条件で)2月に入れた卵は全く孵化してなかった。
4.22再設定(卵100個投入、赤っぽい卵が多かった)、1ヶ月後の孵化率8%と納得出来ない結果に終わった。
観察小屋9号細長い小バエB−29、3/24全滅後もそのままフォロー中、次世代に続く卵は残っているのだろうか?2ヶ月過ぎた時点で何も生き物の姿が見えない。
観察小屋10号1/23~寿命実験放置され乾燥厳しかった。5/24チェック時何も居なくなり実験終了。
観察小屋11号:4/23設定、畑コン4号と同じ条件の観察小屋作成(餌はピーピーマメ)1ヶ月後非常に良く食べていた。5/23〜同じ条件でスナップエンドウとキヌさやをチェック中。

2012年5月30日水曜日

小梅で梅干し作り

さあ、小梅を収穫するときが来た。
大梅ちぎり&梅干し作りは毎年の一大イベントなのだが,小梅ちぎりはその前の前夜祭みたいなものだ。
先日,今日のために小梅の木の下までの下草刈りをおこなっていた。
そのとき今年の梅は不作であることは分かっていた。
今年は梅の木の剪定をさぼったため,成りが良くないのだ。

まあ,それでも我が家で食べる分位は収穫出来るだろう。
梅の木に10本の大きな枝があるとしたら成っているのは2本だけだった。
少しづつ全体に成っているわけではないんだ。
枝の風通しなんかが関係あるのかな?
下の写真が今年の小梅収穫のすべて。
ん〜それにしても収穫少なかった。

今年の冬は思い切ってバサバサ剪定しようなどと反省しつつ
家に着いたら

さっそく,梅干し作りの下ごしらえだ。
初めは水洗い、


 へた取りをして、灰汁抜き2時間。

 こちらは落ち梅、着いている虫が死ぬように、一旦冷凍してみみず君の餌になる。
甘い香りがしていかにも美味しそうだ。


梅干し作りの行程は、次に,塩と焼酎で手もみだ。

ところで、小梅の漬け方としては一般には12〜15%の塩分で漬けるところが多いようだ。
この塩分で梅酢が出るとそれに漬けることでカビの発生を抑えられるのだ。

我が家では昨年から通常の大梅(10%の塩分で漬けている)と差を付けるため、小梅を漬ける時はさらに塩を減らし(8%)、変わりに砂糖と焼酎を入れている。

あくまでも私見だが、塩辛さがなくなかなか美味しかった。
また、昨年はカビが発生することもなかった。
今年もこのレシピでいくことにする。

小梅が1.05kgだったので,これに塩80g、更に砂糖100g、そして焼酎を100ml加えた


焼酎と塩で手もみを行うときれいな色になる。

毎年使っている梅干し作りのための樽を出してくる。大,中、小の樽がある。

今回の梅の量では一番小さな樽でも底の部分に広げる程しかない。
樽を使う意味なさそうな感じ。

ちなみに、これは昨年3.5kgを漬けた時の様子。一応梅酢が上がってくるので重しとの間にビニールの袋を敷いている。



今年の量ではビニールは必要なさそう。


ちょっと寂しい小梅の梅干し作りスタートとなったが、今年も美味しい梅が食べれることを期待して時を待とう。

2012年5月29日火曜日

農作業用水

毎日いい天気が続いている。我が家の農作物もどしどしミ〜水をほしがっている。
ということで、自慢の愛車キャリー君のお出ましだ。
 目的地は、畑の前にある用水路だ。ここには大きなコイが泳いでいるし、最近はウシガエルの鳴き声も響くようになった。
急カーブがあってもドライブテクニックには自信があるので大丈夫だ。キャリー君の置かれた場所から水汲み場まで約1分。その長〜い道のりの終点がここだ。
ここから畑まで1分の道のりでもバケツを両手に抱えてエッサホイサと何回も往復するのはとても骨がいる仕事だったのだ。


 ところが、このキャリー君は一度に8杯分のバケツの水を運ぶことが出来る。
実にありがたい!運ぶ時も肩は凝らないし楽勝だ。
運んだ水は余裕があれば下の写真のタンクに保管だ。
もちろんボーフラ予防に網(洗濯用ネット)をかけている
ところで、先日から何度か紹介した土壌改善材アクアリフトに、こういう水タンクに入れて使うタイプも市販されている。
昨日、報告したツクネ芋の芽出し実験。
今後、アクアリフトを入れた土で育てているツクネ芋の成長に目を見張るものがあれば、少し値が張っても水タンク投入型のアクアリフトを購入してみようかとも思っている。

2012年5月28日月曜日

土壌改善材などを入れたツクネ芋の状態は?

土壌改善材アクアリフトとその他の条件の土でツクネ芋の状態をチェックしている。
設定から40日以上経ってやっと芽が出て来た。

テストしたい内容は
1)土の状態がどうなるか?
2)ツクネの芽出しや根張りはどうか?
3)そのあとの成長はどうか?

だが、本日はまず芽出し状態の報告だ。


左から
1)畑の土にミミズ堆肥を半分混ぜたのも
2)畑の土に牛糞堆肥を半分混ぜたもの
3)畑の土にアクアリフト300LNを少量混ぜたもの
4)畑の土に何も混ぜてないもの


4つのプランターにほぼ同じ大きさのツクネ芋の種芋を入れて同じ場所で育ててみた。


何せ一つの条件のプランターにツクネ芋の種芋一個では、その種芋の条件で発芽の状態は左右されると思う。成長に与える土の条件を評価するには出来るだけ長期のフォローが必要と思われる。

というのも、前回のツクネ芋の芽だし実験で、市販の種まき用土とミミズ堆肥を入れたもので比較したものでは,市販と土が先に芽が出てきた。これはこれまでの流れから考えると予想外の出来事だった。
恐らく土の種類より種芋の状態の方が芽の出方に影響を与えたように思う。

ということで、今回の芽出しの状況のみでは、種芋に与える土の状態を判断してしまうのは早速だろう。それでも、まずは芽出し状態の報告だ。
上の写真の左から
これは畑の土にミミズ堆肥を混ぜたもの。元気に芽が出ている。

 つづいて、牛糞堆肥を混ぜたもの

 そして、これはアクアリフト(土壌改善材)をまぜたもの。ほんのちょっぴり芽が出ている。

 最後に,畑の土に何も混ぜていないもの。こちらもちょっぴり芽が出ている。



すなわち、牛糞堆肥を混ぜた土に入れた芋だけが芽を出してない。

先程も述べたように芽出しが土の条件より,種芋の条件の方が大きく影響を与える可能性があるので、この実験はここで終わるわけにはいかない。今後の苗の生長や、可能なら収穫状態まで見るべきだろう。
しかし,ここで用意したプランターはツクネ芋の成長には狭すぎる!
また、このプランターには支柱を立てることも出来ない。イヤー困った。

どう頑張ってもこの条件では大きなツクネ芋は収穫出来そうにない。
しかし,この実験を継続するために、後日プランターの位置を動かし、プランターの内容を土や堆肥を設定の条件のままで,プランター一杯になるくらいまで入れ、プランターの側に支柱を立てて、何とか芋が収穫出来るまでこのままの条件で見てみよう。
設定が終わったらまた報告する。

2012年5月27日日曜日

みみず君の餌;ランの花

今日は非常に暑かった。
こんな日のミミズ堆肥分別は、日光の力を利用しないわけにはいかない。

今日はプラコン4号の堆肥取りをしたが最近よく行っているコンビネーション法。
いくつもの皿に分け,しばらく光に当てて,上の方のミミズの居ないところから堆肥を収穫し、下に固まったミミズを分別。
全体の堆肥収穫に要する時間を減らしている。
この方法で今日も実質分別時間は30分程ですんだ。我が家での現在の分別法では最も短い方だ。収穫した堆肥はバケツに1/2程。

ところで,今日餌として使ったのは右下に見える冷凍解凍後の落ち梅と右上に見える時期終わりの蘭の花と茎。蘭の花や茎はこれまで餌として使ったことがなかった。
いつも手に入るものではないが初めて使うみみず君の食材なので、恒例により食べっぷりのテストをしておこう。

下の写真のように実験小屋を設定した。最近乾燥による実験失敗が多いので,やや大きめの瓶で上部にウェット なダンボールを詰めた。みみず君は30匹を投入。
観察期間は1か月とする。観察小屋は6号としておく。



2012年5月26日土曜日

芽出し実験に用いた苗のその後の経過

今日は午前中曇っていたが午後日差しが出て気温もぐっと上がってきた。

先日,芽出し実験に使われていた苗のいくつかを紹介する

下の写真はズッキーニ,そろそろ実を付けそうな感じで日々急速に大きくなっている。
ミミズ堆肥ですべてを発芽させたが発芽率は5/10=50%しかなかった。あまりたくさん発芽してきても植える場所に困ってしまうが今回は発芽したものをすべて畑に植えた。
ズッキーニは私の好きな野菜の一つだ。1週間後には食べれるものが出てくるかも。

 続いてツクネ芋。実験に用いたものだ。こちらはミミズ堆肥で育てた苗。順調だ。

 こちらもミミズ堆肥で育てた苗,特に問題なさそうだ。

 こちらが唯一ミミズ堆肥に負けなかった市販の種まき用土で育てたもの。
70cm程に成長した。

 一方、こちらは地植えしたツクネ芋。こちらもやっと芽が出てきた。

 こちらは,親芋を逆さまに植えた里芋。5/9に植えたが、どんどん成長している。

ところで順方向に植えた里芋はまだ写真を撮る大きさに成長していない。今回は写真を割愛した。
また、種芋をそのまま植えたものもやっと芽が出た程度。こちらも後日紹介する。

これから野菜がどんどん育っていく。苗を育てたものはもちろん、買った野菜もミミズ堆肥で育てている。時々小さな菜園の現状を時々報告しよう。


2012年5月25日金曜日

みみず君の成長:空間因子(結果)

観察小屋6号(a,b)で育つ空間が広いか狭いかでの育ちの違いが出るかの実験をした。設定したのは1月5日。
10倍以上の空間の差がある瓶を用意した。
みみず君はサイズを合わせて赤ちゃんミミズから子供ミミズまで30匹づつ(子供ミミズは2匹づつ)。卵も5個づつ入れておいた。餌も同等量をいれた。観察期間は2か月の予定だったが,子供がはっきり差が見られるように4ヶ月半待った。

これが投入時の写真。左の大きい方が6a、右の小さい方が6b。
どちらも2cm弱の赤ちゃんを中心に30匹づつ投入した。
さて,御開帳。




結論だけ示す、
6b僅かに6匹、ということは環境悪化にてかなりの数が死亡
6a何と34匹、ということは全員生き延び更に卵も4/5孵化したことになる。

サイズは下の写真で示す、同じ数(6匹)を並べてみた。左が6a、右が6b.
見ての通りの違いである。
2cmなかった赤ちゃんは、大きな空間で育てた6aのミミズは6〜7cmに成長。ある程度太さもある。
一方、小さな空間で育てた6bのミミズは4cm程にサイズは伸びたが,極めて細い。

ということで、予想はしていたが大きな成長の違いが出た。

みみず君は出来るだけ大きな空間で育ててあげるべきである。


2012年5月24日木曜日

みみず君の成長に関わる因子:餌の量(結果)

1月11日に設定したこの実験
餌の量の差がいかに成長の差に関与するかの実験だ。
同じ大きさのミミズが入るようにほぼ同じ大きさの青年ミミズを1匹づつ両手につまんで、大きさに差がないことをしっかり確認したあとそれぞれの観察小屋に投入した。それぞれの小屋が10匹、それぞれ小振りの青年から、大人に近い青年まで様々であった

これが設定した当初の観察小屋(左が4a、右が4b)。
餌を3:1の割合で月に一回投与し続けた。
当初観察期間を3ヶ月と設定していたが経過中、外から見る限りみみず君があまり成長しているように見えなかったのでチェックが設定して約4ヶ月半のこの時期にずれ込んだ。
この実験も瓶が小さく蓋がダンボール。時に乾燥気味になりその都度ある程度水は与えてきたが。。。。最近続いている乾燥による実験失敗の公算もある。
最終の餌と水は2日前に与えたばかりだが。
最近乾燥による実験失敗が続いたため、こわごわ御開帳といこう。
まずこれは外から見たところ、今回は右側が4aすなわち、餌をたくさん与えた方。

 内容を広げてみると,もちろん今回与えた餌は2日間では全く食べていなかったがこれまで与えた餌はどこにも見られなかった。
水を与えて2日間しか経っていなかったこともありベッドはドライにはなっていなかった。
一方、ベッド部分の色が4aの方が黒っぽく,いい堆肥になっている感じだった。
みみず君のサイズにははっきりと差が出ていた。
アップしてみよう。

全く同じ大きさになるように選抜していたが明らかに餌が多い方が大きくなっていた。
餌の少ない方は,入れた時と比べ大きくなった印象なしだ。
数はどちらも10匹づついたので、途中死亡はなかったことになる。
下の写真は4aの中でも大きめの大人に近づいたみみず君たち。

今回の実験は長期実験だったが何とか乾燥による実験失敗を免れた。
餌を月に1〜2回程与え,その都度水分補給していたのが良かったのだろう。

結果は予想通り
みみず君には十分に餌をあげなければ太らないことがはっきりした。
4bの餌が少なかった方は、実験設定時と大きさの比較が出来ないが、印象としては最初よりやせ細っていたような気がする。
また、4aのみみず君は大きくなったとはいえ、実験設定から4ヶ月半も経っていたので,通常のミミズ小屋の中ならもっと立派な大人になっていたはずである。
やはり時に乾燥気味になったことと、観察小屋が狭いことはみみず君の成長に良くなかったのだろう。


ミミズ寿命実験4ヶ月後のチェック、乾燥で実験失敗

1月23日に設定したこの実験生まれたての赤ちゃん3匹のみを入れている。
途中乾燥ひどく、外から赤ちゃんの姿を見たことは一度もない。
それでも月1〜2回は水を与えていた。
4ヶ月経ったのでひとまず開帳チェックだ。
 上3/4はカラカラ状態だった。まずこの部分を左の皿によけて

 若干でも水分を含んだ感じの下1/4を広げてみた。
とてもみみず君が生きていけるような環境ではない。カラカラではないがかなりドライだ。
もちろんみみず君の影も形も見えない。


やはり長期実験における観察小屋の蓋のあり方が問題として浮かび上がってきた。
一昨日報告したように、蓋付きの観察小屋は観察期間は1か月と短かったが極めて良い環境だった。

やはりダンボールの蓋での長期実験、特に今回のような小さな瓶での実験は無理だったのだ。
ダンボールの蓋付きで実験を行う時は1ヶ月以内の実験にしよう。
今後、1ヶ月以上の実験はすべて蓋付きの観察小屋でおこなうことにする。

2012年5月23日水曜日

みみず君の餌:豆、蓋付き実験小屋で


昨日報告した蓋付きの実験小屋の内部環境は文句なかった。ということで、さっそくこの容器を新しい実験に用いてみよう。
下の写真はピーピーマメではない。時期を過ぎてみみず君の餌になる予定の豆(きぬさや、とスナップエンドウが混ざっている)だ。 

 これを空気穴が多数あいた蓋付き容器に入れてみた。投入したみみず君は前回の実験から引き続きの27匹(赤ちゃん7匹)に、大人みみずを3匹追加して30匹とした。
この観察小屋は3号とした。
1ヶ月後これもいい環境であれば、これからの実験小屋は蓋付きを主流にしよう。

2012年5月22日火曜日

畑コン4号型観察小屋

4月23日設定した観察小屋11号
左の容器を受け皿のかわりに少し隙間を作った状態で下に重ねている。

なんでこんな観察小屋を作ったかというと、我が家で初めての蓋付きプラスチックBoxによるミミズ小屋(畑コン4号)の問題点を探ってみようという魂胆。


この観察小屋は畑コン4号と同じように底と蓋とプラスチック容器の側面上方に空気穴を空けている。また液肥収穫用の全く同じ容器(穴をあけてない)を下の段に据えている。

みみず君は青年と大人20匹を入れていた。
餌はピーピーマメ。


1ヶ月経ったのでチェックしてみる。
途中で一度ひっくり返ったため、新聞紙の位置が変わっている。内容はこぼれていない。

受け皿の役をする,下に重ねた容器を外してみたが液肥は溜まったいなかった。

内容をひっくり返してみるとみみず君は極めて元気。投入した青年大人20匹に加え,赤ちゃんが7匹いた。ベッドに卵が含まれていたのだろう。やはりこの時期は孵化のシーズンだ。

ベッド部分を確認した。
ピーピーマメはどこにも見当たらない。
恐らくその茎の部分だろうか?茎の繊維がそれなりに残っていた。
なんとビックリしたのはひっくり返って中に入り込んだ形になった新聞紙がほとんど食べられている。1ヶ月でこれだけ食べられているのはかなり内部環境が良かったのだろう。
内部環境の良さは適度なウェットさでも分かる。蓋に近い部分も全く乾燥してなかった。
そういえば、最近の観察小屋はどれもこれも乾燥で実験条件が悪化していた。
今回の結果からするとこれからの実験小屋はダンボールや濡れた新聞紙で蓋をするのではなく、きちんとした蓋に空気孔を空けたものを使う方が良いのかもしれない。


今回の実験では、みみず君の状態が極めて元気であった。
内部環境が適度なウェットさで、最近の観察小屋でみられた乾燥傾向が全く見られなかったのもうれしかった。

これらのことから、今回の実験小屋と全く同じ条件の畑コン4号はいい環境で順調に堆肥を作っていることが期待される。

2012年5月21日月曜日

卵孵化実験(乾燥しない条件)2

4.22に設定した100個入れた卵孵化実験
5.7時点で10匹の赤ちゃんが外から観察出来た。
1ヶ月経ったので御開帳だ。20匹くらいの赤ちゃんが居ることを期待していた。

まず、外側からの観察。
ン〜前回確認出来たような赤ちゃんがほとんど確認出来ない。

 皿の上に観察小屋の内容を移してみた。何層か重ねたウェットな新聞紙は完全に乾き、上1/3のツクネの髭も乾燥していた。

 その下の層は何とか乾燥するところまでは至っていなかったので、乾燥しない条件での孵化実験としては一応合格?
しかし,みみず君の赤ちゃんが予想程見つからない。ざっと探したところで8匹しか見つからなかった。
一方、孵化していない卵は15個くらいあった。

残った卵の数の少なさからして、また5.7時点の外からの観察状況で既に10匹の赤ちゃんが見つかっていたことから判断すると、これまで最低でも20〜30匹は孵化しているはずだ。

それが8匹の赤ちゃんしか見つからなかった。
ということは孵化した赤ちゃんが死んでしまったのか?
そういえば見つかった赤ちゃんも何となく元気がないように見受けられた。
やはり観察小屋は赤ちゃんが育つのに環境として不十分だったのかもしれない。
今回の孵化率は8%という結果になってしまったが、これは到底納得出来ない結論だ。

最近のミミズ小屋の観察では堆肥収穫時に数多くの赤ちゃんが見られており
この時期は卵が最も多く孵化する時期であることは間違いなさそうなのだが....。


卵の孵化実験は定期的、継続的におこなって、この実験で1年の中で卵の孵化し易い時期を特定しようと考えていた。
残念ながら今回のとても正確な結果が出たと思えない状況から一旦この実験は中止とする。
もう少し産まれた赤ちゃんが順調に育つ条件を考えていつの日か再実験にトライしよう。

ところで,今日は全国各地で金環日食や部分日蝕が見られたようだ。世紀の天体ショーを目にすることが出来た方はさぞかし感激されたことと思う。
私も朝早く目を覚ましこの時を楽しみに待ってみたが、あいにく福岡は朝から小雨で分厚い雲。いつまで待っても雲は切れずとても残念だった。
下の写真は7時20分部分日食が見える予定だった空。

 かわりに、今日の夕日は雲で部分日蝕だ。

2012年5月20日日曜日

ミミズ君の餌:スイセンの花後

4月の初めに咲き誇っていたスイセン(セイルボート)も間もなく咲き終わり、その花後が寂しくプランターに残っていた。その姿は太い茎がニラに似た感じでとてもミミズが食べそうな感じがなかったのだが、2〜3本ミミズに与えてみたらすぐ食べにきていた。


それならということで、すべての水仙の花後を観察小屋で与えてみた(4月21日)。
1ヶ月経ったので、食べ終わったか、それとも他の雑草や菜の花の茎のように繊維成分が残っているか、それ以外の部分も残っているかなどを確認してみよう。

まずは外側からの観察、水仙の花後と分かるものは何も残っていない。

 つぎにダンボールの蓋を外してみたら、やはり茎の繊維など全く見えない。

 御開帳してチェックしてみても,水仙の花後と分かるものは全く残っていなかった。
堆肥以外の成分は、以前の実験の名残りと思われるサツマイモの皮と思われるものがわずかにみとめられただけだ。

という訳で今回の実験,水仙の花後は非常に良いみみず君の餌ということが分かった。
ただしこの餌は大量に手に入る訳ではない。その時期の餌の足しとして考えておこう。

今日見たニュースで畑にニラとスイセンを一緒に植えていた北海道の方が間違ってスイセンを食べて食中毒になったらしい。人間が食べれるものでみみず君が食べれないものがあるしやはりその逆もあるのだ。
ニラとスイセンは確かに似ている。気を付けよう。


ところで、昨日は赤水温泉というところから久住山を南側から登った。
左側に見えるのは川中に沈殿した湯の花、この辺は硫黄の匂いが気持ちよい。

ミヤマキリシマは咲き誇るのにもう少しといった感じだったが、木々の緑が最高だった。