2018年2月28日水曜日

2018年2月の菜園&シマミミズ。

今月私を大いに和ませてくれた鳥はバン
こちらは親鳥
そして、こちらの嘴がまだ赤くないのが幼鳥。



2月の菜園では葉っぱ野菜にトウが立ち始めるものが多く現れ、それらの収穫が忙しかった。
2月中旬にとうが立ち始めたビニールトンネル内のチンゲンサイ
ここのチンゲンサイは、この後1週ちょっとですべての収穫が終わった
ターツァイミズナもかなりトウ立ちを始めた。
トウ立ちした野菜は店では売っていないだろうが、これがなかなか美味しいのだ、
ターツァイもチンゲンサイも、上に伸びてくる柔らかい茎がとても美味しい
もちろん、もう少し収穫時期が遅れるとその茎も硬くなり食べれなくなってしまう。
ちなみに、私が思うトウ立ち野菜の美味しい方からの順は
白菜>チンゲンサイ>ターツァイだ

サニーレタスなどのレタス類は、今が一番の収穫適期になっている。
チンゲンサイやターツァイの後、しばらく持ちそうなのがレタス類。
それでも3月の中旬には枯渇しそうだ。
これらのレタス類の後、大きくなりつつあるのが初めて育てているロメインレタス
これは縦に楕円形に伸びてくるレタスで、熱にも強く煮物や炒め物にも使えるらしい。
おそらく後1ヶ月もしたら収穫出来始めるのではないだろうか?
こんなロメインレタスも時間差で種を蒔いている。

これからも葉野菜が途切れることなく収穫できるように、この時期もナスやトマトなどの夏野菜とともに、葉野菜の種まきもたくさんのポットに行った。
ただ、2月の寒さでは芽が出てくる種はほとんどないので、これら種まきの中心は温室だ。
やはりこの時期、発芽率の一番は温室
ただ狭くて、多くのポットは入りきれない。
で、パンを入れていたプラスチック容器も簡易温室に早変わり。
ただ、種を蒔いて2週間経つのだが、まだ芽が出ていない。
ここにはBeetroot、ブロッコリーなどの種を蒔いている。
プランターにビニールを被せ、種を蒔いたものもある。
こちらも数種類の種を蒔いて10日ほど経ったが、まだ芽が出たものはない。
で、少しでも多くの苗を育てようとして、ペーパーポットも導入した。
こちらは、ビニールトンネルの中で芽出しさせようとしている。
それぞれの場所で、どんな芽出しになっていくかは、来月のお楽しみだ。

さて、芋類ではデストロイヤーとバーミキュライトの中に保存しているヤーコンは食べる分には問題ない。
ヤーコンについては私は生で食べるのが好きだったのだが、最近は家人がキンピラの美味しさに目覚めているようだ。
そして、この2月はデストロイヤーは半分以上、ヤーコンはすべての種芋を植え終わった
こちらは、デストロイヤーの種芋を植え付けた時の風景。
2月に植えた種芋は、すべて昨年夏に収穫したものだ。
こちらはヤーコンの種芋の植え付け風景。
マルチに開けた穴は、20cm以上と大きい。
もう一つあるヤーコンの畝では芽が出た後にマルチに穴を開ける。
変わったところでは、早どりのラッキョウを味噌漬けにしたが、とても美味しく食べれている。

果樹園では、八朔、伊予柑、甘夏の収穫が終わり、果樹園の多くの木はそのほとんどを剪定した。
伊予柑はもうすぐ食べ終わり、八朔と甘夏は保存がきくので来月いっぱいは問題なく食べれると思っている。
こちらは剪定が終わった小梅の木。
果樹園ではもうすぐ楽しい山菜の季節。
来月に入ったらまもなくツワブキの収穫が始まり、その後ダラの芽、ワラビなどの収穫が続くだろう。


ここで、恒例のミミズ小屋の現況報告だが、今月も寒くて堆肥収穫をしたのは1個(ボックス3段)だけに終わった。
それでもミミズ君は元気で、堆肥の方もそれなりに収穫できた。

現在我が家で唯一行っているシマミミズの実験は、寿命実験。
寿命実験第4弾の4年と2ヶ月目のチェックでは、ミミズ君は先月より1匹減って3匹(生存率6%)になっていたが、皆元気そうだった。
来月には最長寿命記録に並ぶので、何とか記録更新まで頑張って生き延びて欲しい。

2018年2月27日火曜日

この時期では最大の大きさに育ったアーティチョーク。何とその中心にはもう蕾の姿があった。

3年前、大きく綺麗な花が咲き乱れる園を作ってみたいと育て始めたアーティチョーク
アーティチョークはうまく育つと、縦にも横にも大きく育つので、そのメイン会場を広さに余裕がある第2菜園にしている。
だが残念ながら、私の希望する園ができるのにはまだほど遠い。
昨年は1輪も花を咲かせることもできなかった。

今年は、10本以上のアーティチョークの株が冬越ししているが、その中の1本は第1菜園にある。
そして、この1株がこれまでで最高の育ちになっている。
アーティチョークは花が咲く5月ぐらいが最大の大きさになるので、この時期にこの大きさというのはとても楽しみなのだ。
昨年秋からブロッコリーと一緒に防虫ネットをかけた状態だった。
下の方の葉はネットに収まりきらず、隙間からから飛び出した状態になっていた。
そんな下の葉を2枚切って長さを測ってみた
2枚とも、120cmあった!
これはちょっと驚きだった。
株元を見てみると、これまた逞しい。
直径8cmくらいある。
これまで私が育てたアーティチョークでは最大の太さになっている。
そして注意深くこの株の中心を覗いてみると、そこには何と蕾の姿が!
こんな時期にもう蕾が出来始めるなんて初めて知った。

このアーティチョークの株、種を蒔いたのは昨年の5月
土にそのまま植えれるジフィーポットに種まきしたものだ。
植えた場所は第1菜園の畝だった。
このジフィーポットに蒔いた種からはまずまず順調に芽が出ていたので、大部分のポットを、そのまま本来育つべき場所(第2菜園)に移植した。
ただ、3ポットの小さな芽を育ちの比較してみようと、その場所に残しておいたのだ。
この3本の芽うち、2本は枯れたが、1本だけは昨年8月下旬にはこんな状態に育った。
ただこの頃、苗の大きさは、第2菜園で育っているものと変わらなかった。
そして、この苗には9月から、ブロッコリーの苗と一緒に防虫ネットを掛けた
こちらは昨年12月の写真。奥がブロッコリー手前がアーティチョーク。
この頃になると、第2菜園の苗よりひとまわり大きくなっていた。
第2菜園のアーティチョークはこの時期にアブラムシ被害がひどかった。
アブラムシ被害に逢いやすい時に、うまく虫除けネットで防御できたというのがこの株がここまで大きく育った理由の一つと思われた。
このアーティチョークにはもっと大きくなって欲しいので、もうしばらくアブラムシが付かないように、今日は狭い防虫ネットを一段と大きなものに変えてみた
もうすぐアブラムシが寄ってくる季節だ。
高さ1mになるまではこの防虫ネットで予防できそうだ。

ということで、この大きく育ったアーティチョークの株については
最終的にどれくらいの大きさになるのか?
いくつ花を咲かせるのか?
もしかして、蕾を収穫できるのか?
花が咲いた後は、種を収穫できるのか?
など、興味は尽きない。


ところで、第2菜園のアーティチョークは今日紹介したものと比べると小さいが、まずまずの大きさに育っているものが数本ある。
これらを大きい順に4本ほど紹介しよう。
下の写真で防虫ネットがかかっている株が2番手だ。
防虫ネットはアブラムシが一旦減り始めた12月の中旬に掛けた。
こちらも下の方の葉の長さが1m近くになっている。
そして、こちらの株が3番手
株の周りには、11月頃に撒いたトウガラシがまだ散乱していた。
4番手は、防虫ネットはかけていないがディルと同じ畝に育っていた。
昨年の10月頃までは、この株がNo 1だった。
この株にも12月中旬までアブラムシがいっぱい居た。
もうじき、またアブラムシが居着くに違いない。
この5番手くらいの株までは、この5月には花を付けてくれるのではと思っている。

第2菜園でも12月に幾つかの株にネットを掛けたのだが、大きさ的に限界に育つまではこのネットを掛けたままにして、アブラムシ被害を予防したいと思っている。

アーティチョークの大きな花が咲き乱れる園作りは、まだまだ遠い先の話になりそうだが、今年はその可能性が見えてくる1年になるかもしれない。

2018年2月26日月曜日

シマミミズの寿命実験第4弾、4年と2ヶ月目(50ヶ月目)は3匹(生存率6%)。昨年2月に苗木を植えた柚子、ピンチだな〜

こちらは、果樹園で満開状態の小梅
今日は、これだけ花が咲いていたのに、メジロ君には合わなかった。
大梅の方はというと、まだ一分咲にもなっていない。
今年の大梅の開花は遅れている。
しかし、向こうに見える杉の木はしっかり花粉を出している
花粉は怖いが、間違いなく待ちに待った春はそこまで来ている。
ツワブキの収穫で始まる楽しみな山菜採りももうすぐだ。

ということで、今日は果樹園の様子を見に行った。
悲しかったのは、昨年植えた柚子の苗木の状態

唐辛子は毎年作っているが、柚子は育てていなかったので、これまで大好きな柚子コショウは知人に分けていただくか、高塚地蔵の出店で買ってくるか、のどちらかだった。
そこで、なんとか自分で柚子コショウを作ってみたいと、昨年2月柚子の苗木を買ってきた
柚子にもいろいろな種類があったが『本柚子』1000円の苗だった。
植えた時の写真がこれだ。
この時には、一年一年大きくなって、3年目くらいで柚子の実を収穫できるようになることをイメージしていた。
植えたのは昨年2月の上旬だ。
それが今日見てみると、葉は全て落ちてこんな姿
これはどう見てもピンチだな〜
枝の先の方は枯れていたので、落とした。
こうなった原因は分かっている。
昨年7月にこの苗木を見に行ったら、出て間もない若い葉がほとんど食べられていた。
ナミアゲハの幼虫が犯人だったのだ。
その頃、ダニと蚊が怖くて、あまり果樹園を見回りしていなかった。
幼虫も大きくなると、1日でたくさんの葉を食べ尽くしたのだろう。
小さな枝は枯れていたが、幸い幹はまだ枯れていなかったので、今年はまだ葉が出てきてくれるに違いない。
まずは苗自体に少しでも元気になってもらおうと、苗の周りの雑草を片付けた後、鶏糞堆肥を撒いておいた
今年は新芽が出てきた後に、時に見回りチェックをするようにしよう。


さて、現在我が家で唯一行っているシマミミズの実験は、寿命実験だ。
今日は、寿命実験第4弾の4年と2ヶ月目のチェックだ。
表面にカビが生えていたので、環境悪化を心配した。
それでも、観察小屋をひっくり返して、内容チェックをしてみると、大きな環境悪化はなかった。
ミミズ君は先月より1匹減って3匹(生存率6%)になっていたが、皆元気そうだった。
環帯は1匹だけが大きくなっていた。
卵胞は、あったかもしれないが、ざっと見たところ見つからなかった。
ということで、来月はいよいよ我が家のシマミミズの長寿記録4年3ヶ月に並ぶことになる。
3匹揃ってタイ記録を達成して欲しいものだ。
で、今回の餌は傷み始めたジャガイモとブロッコリーの茎葉。
3匹なので、そんなにたくさんの餌は要らないだろうが。。

2018年2月25日日曜日

芽出し育苗に、水に浸けた後の種をペーパーポットを使って種まきしてみた。

今年に入って、夏野菜などの種まきをやっているのだが、どうも芽出し状況が芳しくない
そこで、よそ様の種まきを参考にしてみようと、数人の方の種まき風景をyou tubeなどで見てみた。
で、取り入れようと思ったことが数点。

1)こちらはペーパーポット
外側の櫛のようなもので広げると、下の育苗箱にぴったり入るようになっている。
ペーパーポットを使ってみた最大の理由は種まきにかける時間の短縮だ。
多くの苗を育てたい時にビニールポットを使うと大変だ。
移植する時には、一つ一つの区画が別れてそのまま植えれるのだ。

2)育苗に使う土に“ふるい”を使用。
私は、バーミキュライトや腐葉土、牛糞堆肥、そしてミミズ堆肥などを混ぜて種まき用の土にしている。
土をふるうと、腐葉土にあるような塊は外すことができる。
また、ミミズ堆肥にはミミズが野菜を食べた後のカスや種が入っており、これらもある程度外すことができる。
私の種まきでは、ポットから目的の種の芽ではない他の野菜の芽が出てくることがよくあるのだ。
少なくともミミズ堆肥の中の瓜系の種は完全に外せる。
それでも、目的以外の芽が出てくるのが気になるかも?
その時は、種まきの土にミミズ堆肥を使うのはやめようと思っている。

3)種まきする前に、種を水に一晩浸けた。
水に浸けて一晩冷蔵庫の中に置いて、しばらく濡れたキッチンペーパーの上に置いて芽が出始めた種を使うと芽出しが確実と言っている方がいた。
これまでも、ゴボウの種まきなどの時はこの方法を取っていた。
今回、芽が出始めるまで観察することはしなかったが、フェンネル、ロメインレタス、Beetroot、スペインキャベツにこの方法をやってみた。
こちらはフェンネルの種
言われた通りに冷蔵庫の中に一晩おいた。
その後湿ったキッチンタオルの上に5時間置いたものを使ってみた。
今の時期冷蔵庫の中と室内の温度差はそんなにないと考えられるので、下の種は水に浸けて室内に置いてみた。
こちらは、右がBeetroot左がロメインレタスの種。
これらの種をペーパーポットに蒔く時、Beetrootやスペインキャベツは思うように蒔けたのだが、レタスなどの薄い種は水を含むと種同士がくっついて種まきがやり辛かった。
また、用意した種が余ってしまう傾向にあったが、濡らした種なので、種袋に戻すわけにはいかない。
それにしても、you tubeで見た種まきは丁寧で上手だった。
それに比べると、私の種まきはちょっといい加減?

4)種を蒔いたポットに水を撒くのではなく、水を張った大きな容器にポットを浸けた
こうすると小さな種が流れないでいいらしい。
ただ、ビニールトンネルまで運ぶのが、かなり重くなった。

そして、これらのペーパーポットに蒔いた種は小さなビニールトンネルの中に置いてみた
果たして発芽状況は今までより上がるだろうか?
たっぷり水を含んだポットなので、水やりはしばらくしなくていいかも?

これだけの数の種まきをした割に、要した時間は短かった。
ペーパーポットを使うのは初めての経験だったし、操作自体が新鮮でちょっと面白かった。
この方法でうまく芽が出てくれるなら嬉しい。
うまくいったら、来年の温室内での種まきも、この方法を使うことになりそうだ。

2018年2月24日土曜日

ディルに不織布は不要だったのか?不織布をかけたディルが今ひとつの状態だ。セロリの収穫開始。

花壇では、今日もクロッカスが綺麗だった。

さて、2年前に1本の苗を買って育ててみたディル
葉は料理に使えるし、花も綺麗。
種を自家採種して増やしてみたいと、翌年からは自家採種した種を蒔いて育てた。
昨年は、思ったほどうまく苗を育てることができず、1年目と同じくらいの収穫状況だった。
で、今年は3年目
2年間ディルを育ててきた袋型プランターには今年も苗が育っている。
ただしこの苗は、まだ小さく収穫はまだ先の話だ。

そして、今年は畝に、小さいものも含めると10本ほど苗を育てている。
自家採種した種を、9月に直まきしたのだが、結構うまく育った。
そこで育った苗を昨年末からぼちぼち収穫できていたのだが、今年1月の初め、葉の色が急に悪くなってきたので、厳しい寒さの影響と考え下の写真のように不織布をかけた
2月の初めに見た時は、苗は元気になっていたし、少し収穫もできた。
ただ、不織布で苗が圧迫された感じになっていたのが悪かった?
久しぶりに収穫しようと、今日不織布を一部外してみると、外側に潰れた茎葉の色が黄色く変色していた。
圧迫されて茎が曲がったため、栄養が先端に届かなくなったのだろうか?
真ん中あたりの葉の色は問題なさそうだ。
そこで、不織布を全て外してみた。
不織布の下で、鮮やかの緑の葉をいっぱい茂らせ成長していると思った苗たち。
元々葉の色はフェンネルと比べると少し青みがかったくすんだ緑色だ。
予想したほど元気な状態ではなかった。
小さな苗も、緑のみずみずしい葉は内側のみ。
しかし、この苗は葉が黄色くなっているわけではない。
よくわからないが、今の時期の苗はこんなもので普通なのかもしれない。

苗の外側の茎葉の色が今ひとつだったものは、そんな茎葉を切り取った。
すると、内側からきれいな緑の茎葉が出てきた
別に枯れてきたわけではないようだ。
外側の茎葉を外したので、内側の新しい茎葉がどんどん伸びてきそうだ。

ディルはこれくらいの気温になったら、もう不織布は必要ないような気がする。
不織布を外したままで、様子を見ることにしよう
これから5月末の花が咲き始めるまでは、ぐんぐん縦に成長してくれるに違いない。
頭からの圧迫がなくなって、ディルの苗は皆喜んでいるように見えた。
まだ朝晩は冷え込むだろうが、一応このまま様子見だ。
こちらが今日の収穫だ。


一方、こちらは他の葉野菜が元気な割に、成長が遅い気がするパオパオトンネルの中のセロリ
セロリは種まきから苗を育てるのにまだ成功していないので、昨年秋に3本苗を買った。
とても収穫してくださいという程には育っていない苗。
それでも味見に小さな茎葉を数本収穫して帰った。
こちらは収穫までもう少し時間がかかりそうだ。
もう1本ある苗は、これら写真の2本と比べもっと成長が遅れている。
成長の遅さが気になるセロリだが、寒さが和らぐとともに急に大きくなりそうな気配を感じる。

ディルもセロリも暖かくなってくるこれからが楽しみだ。