2020年12月28日月曜日

2020年の菜園&果樹園を振り返って。

今年はコロナで大変な思いをしながら生活している方が多い中、菜園や果樹園ではほぼ例年通り楽しい時間を過ごすことが出来た。
無農薬の野菜や果樹は、作るのは大変で虫被害も多いが、免疫力を上げる力があると思うし、やはり美味しい!
今年もそれを十分に実感することができ、極めて元気に過ごせた1年だった。
明日からは外出予定なので、今日は今年1年の我が家の菜園や果樹園を振り返って総ざらいだ。

青シソ:今年もこぼれ種から育った多くの自然発生苗を7〜8本残し、そんな苗から収穫。
アスパラ:今年は3年連続で収穫は皆無。畝で育てるアスパラはあきらめることにした。土嚢袋に育つ苗が来年収穫でき始めることを期待しているがどうだろう?
畝で育てていたアスパラは雑草に豆て枯れ、土嚢袋のアスパラだけが残った。
アーティチョーク:今年も蕾を収穫して食べることができたが、量は昨年より少なかった。
そして今年の最大の仕事は、これまで5年以上育てていたメインの場所での育ちが悪いので、メインの場所を移動させたこと。
株分けに成功した苗も含めて、全部で20株ほどの株が第2菜園に育っている。第1菜園にも1株大きな株が育っている。来年は大いに期待できるかもしれない。
こちらは第2菜園で新しく育ちつつある苗たち。
イタリアンパセリ:今年も十分に収穫出来たが、嬉しかったのは初めての種採りとそれらを蒔いて完ぺきな芽出し状況だったこと。今年もこの時期幾つかのプランターと畝の両方で小さな苗が順調に育っている。
種を収穫する前、花ガラに集まるアカスジカメムシを予防している。
イチジク:1月の剪定が良かったようで今年は美味しいイチジクをかなりの期間食べることができ、数回ジャムも作ってもらった。
今年もカラス予防に釣り糸を木の廻りに巡らせたのは効果的だった。
ウコン:育てている3箇所で収穫する分には全く問題なかった。特に果樹園の端の場所に育っているウコンは元気がいい。
:小梅はまずまずの収穫。大梅は豊作だったが、収穫する前に泥棒に盗まれてしまった。それでも残った梅で我が家で梅干しを作る分は収穫はできた。紫蘇は上等で、今年も美味しい梅干しが出来た。
宇宙芋:支柱は台風ですべて倒れたが、苗は生き残り今年2年目で最大芋は219g。全体の重さは8.3kgだった。
枝豆:今年も2回に分けて時間差で育てた。雑草の被害を予防できてまずまずの収穫だった。今年も穴のないマルチに小さな穴を開けて種を蒔いたのは良かった。
エンツァイ(空芯菜):最終的に3箇所で育てたエンツァイは、十二分に収穫できた。
オクラの畝の外側に植えていったエンツァイも収穫しやすかった。
エンダイブ:今年2年目の種で若干芽出しが悪かったが必要量は収穫出来ている。
エンドウ豆:うまく育てれたがヒヨドリ被害で収穫量はイマイチだった。
オクラ:今年は小さな畝2箇所(2m×2mくらい)に種を蒔いた。7月から10月の終わりまで順調に収穫出来たので上等。
オリーブ:去年はそれなりの収穫があったが、今年は収穫前に台風で倒れ全く収穫出来なかった。来年の復活に期待しよう。
:少しは収穫出来たがカラスに食べられた方が多かった。
カボチャ:今年も自家採取した種から育てた色々な種類のカボチャを収穫できた。
こちらは6月下旬に初収穫した長いカボチャ。
キクイモ:第2菜園の端の方に少し植えている。芋は味噌漬けに使用する分だけ収穫。お茶用の葉は5月中旬に収穫した。花は9月に収穫した。
キュウリ;緑と白の短寸キュウリの種を蒔いたのだが、なぜかできたのは緑ばかりだった。
クコ:苗が急速に広がり周りの畝で迷惑しているようだったので、2年前苗の周りに防草シートを敷き巡らせた。満足な量の実はまだ収穫できていない。
黒キャベツ:初めて育てた野菜で2月に種を蒔いて5~6月に収穫したものと、9月に種を蒔いて11月以降収穫しているものと、どちらも同じ程度に育った。なかなかしっかりした食感で、煮物などにもよかった。
こちらは6月、外側の大きくなった葉から順次収穫していた。
ゴーヤ:数カ所で育てたがどこもが台風で倒れた。それでも十分量を収穫出来た。
ゴボウ:袋栽培のゴボウがうまく育った。ダストボックスはまずまず、波板栽培は失敗。
今年は秋に出た芽を浅いビニールに移植して来春収穫できるか楽しみに様子を見ている。
こちらは初めて浅いビニール袋に移植して育てている自然発生苗。
サツマイモ:紅はるか、安納芋、鳴門金時の3種類を土嚢袋と地植、例年ほど大きな芋は収穫出来なかったがまずまずの出来。
里芋:3種類を育てているが『赤芽大吉』の種芋をたくさん植えていたので、一株からの収穫はさほどではなかったが十二分の収穫が出来ている。
たくさんお裾分けもしたが、とても消費が追い付かず、今の時期収穫出来ていない株に土を掛けて来年春までの保存を試みている。
こちらは11月中旬『赤芽大吉』の収穫風景。
紫蘇:今年はオババから頂いた苗を畝に移植。十二分に出来たのだが今年は肝心の梅が泥棒に盗まれて収穫量が少なかったのでかなり余ってもったいなかった。もちろん紫蘇ジュースは作った。
ジャガイモ(デストロイヤー):年2回の収穫はどちらも採れ過ぎ?人気があるのでお裾分けが十分に出来た。
秋ジャガは木陰に種芋を植えて芽が出たものを畝に移植するやり方が我が家では定着した。
こちらは12月初めの収穫風景。
シュンギク:10月下旬にご近所さんから苗丁度食べる量位を収穫できている。
ショウガ:全ての種ショウガを買って植えた。移植する前に温室に入れた株は温度が上がり過ぎて逆に煮えたようになって枯れた。パオパオトンネルの中で芽出ししたものを最終的に畝に移植し、収穫時期は遅れたが最近は使う分に事足りている。
かなり工夫して植え付け芽出し率が100%だったのだが、移植後大部分が枯れた。
四角豆:今年も自家採種種から育てた。台風で竹支柱が倒れ収穫量は十分とは言えなかったがそれで満足。種採りは十二分に出来た。来年も自家採種種で種蒔き予定。
ズッキーニ:今年も種は自家採種種と購入種を混ぜ育てた。
6月に色々なズッキーニを収穫していたころの収穫風景。

こちらは今年から育て始めて評判が良かった丸型ズッキーニ。
トランペット型ズッキーニは完熟させてカボチャとしても食べた。
セロリ:4月上旬に種をまいた苗を7月の初めにいくつかのプランターに移植したが生育が悪く今年は収穫に至らなかった。
空豆:今年もシンプルにビニール紐で“逆ハの字変法”に枝を固定。アブラムシ被害は防虫ネットを掛けなかったのでそれなり。それでもまずまずの収穫だった。
この秋は全ての種を自家採取種で蒔いたが、今の時期、いい感じで苗が育ちつつある。
こちらは6月中旬、グリーンピースと空豆の最盛期の収穫。
ターツァイ:9月の終わりから時間差で種蒔きし、10月の中旬第1陣の収穫が始まった。今年は虫被害が少なめで嬉しかった。
11月上旬、第1陣の苗は1本になり、収穫したところに第2陣の苗を植えている。
自家採取種を蒔いているので、交雑のため3つのタイプが育っている。
ダイコン:今年も大根と聖護院大根を育て、今収穫している最中だが、育ちは少し遅れ気味。
タマネギ:イタリアの赤タマネギが9月終わりに蒔いたところからは小さな芽が出てきたので11月下旬に移植したが元気に育っている。
移殖する前の赤タマネギ。
チーマディラーパ:この1~3月は大豊作で嬉しかった。今は収穫前の苗が順調に育っている。
2週間前に今季初収穫したチーマディラーパ。
チンゲンサイ:ターツァイの交雑種が大きなチンゲンサイとして食べれていた。
種は遅く蒔いたので、1月に入ってから収穫予定だ。
ツクネ芋:今年はうまくいった。29cm、2.1kgの芋には感激した。
竹支柱の固定方法の上達もうまくいった一因かもしれない。
ディル:今年も自家採種した種で苗を育てたが、今収穫できるようになったところだ。ディルの栽培もここ数年安定してきた。
トマト:1月に温室に種まきをして4種類のイタリアントマトを育てた。今年は7月中旬までは文句なしの収穫ができたが、7月後半からは大雨のため苗が弱り収穫出来なくなってしまった。
7月中旬の収穫風景。
この頃冷凍したトマトがまだ料理に使えて助かっている。
トウモロコシ;今年育てたトウモロコシはカラスにやられて全滅。
ナス:温室での種蒔きからも育てたが、買った苗の方が多くの収穫が出来た。
ニラ:プランターにもあったがご近所さんからも苗をいただいて育てている。
ニンジン:足踏み法で今年も豊作。
11月下旬の収穫風景。
この時期当然数は減ってきたが1月の終わり頃までは収穫出来そうだ。
ニンニク:今年は苗が病気して満足な収穫量に少し不足だった。
今年も秋に種ニンニクを、買ったものと自家採取のものを半々で植えている。
白菜:今年最初に種を買って育てたものは虫被害が少なめで順調。
自家採取種を蒔いたものでは苗が巻いていないのだが先日収穫してみた。
こちらは自家採取種から育てた白菜。
巻いていないが美味しく食べることが出来た。
バジル:苗を買って数個のプランターに育てた。虫被害はやや多かったが今年も食べる分は収穫できた。
ピーマン:昨年育てたイタリアンピーマンは2年目の種のためか、芽出し不良。今年は買った苗で長細いピーマン、通常のピーマンなどを収穫した。ちょうど良い量を長い期間収穫できた。
こちらは2日前の収穫、この時期に収穫出来るのは初めてだ。
ビワ;4本の大きな木があり元気なのだが、今年は収穫出来ない年だったみたい。
ブロッコリー&茎ブロッコリー:今年は春も秋も苗を買った。初夏は雨のためか側花蕾があまり収穫出来なかった。この時期は側花蕾を収穫中だが去年より少これからに期待だ。。
フェンネル:9月たくさんの種(自家採種種)を蒔いた。今年は間引き菜の収穫をしたが通常の茎元と同様美味しく食べれた。
12月初め、間引き菜を収穫していたころのフェンネルの畝。
ホウレン草:秋の初めに種を蒔いたものが10月から収穫出来た。10月終わりに種まき追加したものが今収穫出来ている。
ミカン:ミカン類は概ね豊作。温州みかんは猿に食べられた方が多かった。伊予柑は豊作でやはり猿被害に逢っているが十分量収穫出来そうだ。八朔は昨年のような豊作ではないが我が家で食べるには問題ない量で実は大きめ。晩白柚は全体的には昨年より多い数ができている。収穫は1月の終わりころからだろう。
八朔の568gは大きい。

ミズナ:10月に種を蒔いたものが11月の終わりころから収穫できた。
三つ葉:10月中旬からの自然発生苗が群生して発生。この時期まで食べるのに事欠かなかった。
若い時期の三つ葉は特に美味しかった。

ミョウガ:丁度良いが、根茎がこれ以上増殖してもらっても困る感じ。
モロヘイヤ:自家採種種からプランターに苗を育て、小さな苗を2回に分けて畝に移植。皆立派に育った。種もまた十分量採取している。
ヤーコン:今年は豊作で久しぶりに大きく育ち、久々に30cmクラスが収穫出来た。
ヤマモモ:我が家の側の木からお酒に使う分だけ赤く熟した実を頂いている。
落花生:なぜか失敗、収穫に至らなかった。
ラッキョウ:未熟なラッキョウは3月に味噌漬け。本収穫は6月で我が家で消費するのに丁度良い量を収穫出来た。来年も今年と同じくらいの量の収穫を見込んでいる。
リーフチコリー(数種類):育てやすい野菜。今年はプンタレッラが非常に元気がいい。1~3月の食べた花芽も美味しかった。赤く葉が巻くパラロッサは1〜2月の収穫予定。スパドーナという種類の苗も順調に育てている。
こちらは我が家のチコリーの中でメイン品種となっている『プンタレッレ』。
数日前の収穫だが、とても大きく成長している。
ルッコラ:9月の終わりに種まきしたものが、順調に収穫できたている。もうすぐトウ立ち菜の収穫も始まるはずだ。
レタス:秋種蒔きしたレタスやロメインレタスが出遅れて例年たくさん収穫出来るこの時期に全く食べれていない。パオパオトンネルの中で今大きく育ち始めているので1月初旬からは収穫出来そうだ。
ローズマリー:元気良すぎて根が張り苗を育てていたプランターが移動できなくなった。


というようなことで、この1年我が家の野菜や果樹にはしっかり元気をもらった。
来年も、また楽しい野菜、果樹作りをやっていこう。

2020年12月27日日曜日

2020年12月の菜園&果樹園。

 12月の菜園では芋の収穫に感激した。

こちらは、巨大なツクネ芋を掘り起こしているところ。
私がこれまで収穫したツクネ芋で最大の芋で2.1kgあった。

ツクネ芋は、こんな芋を収穫したときは並べて眺めながらしばらく余韻に浸っていた。

今はお裾分けしたりすぐ食べる分以外は新聞紙に包んで保存している。

ヤーコン芋も、久しぶりに30cmの芋が採れた。


ヤーコンは収穫してしばらく置いて飴色になったものが甘くておいしい。
こちらも今年は豊作なので、今食べる分以外はバーミキュライトの中で保存している。
バーミキュライトの中では夏まで保存できる。
収穫してない株には土寄せをしておいたので、1月中ならいつでも収穫OKだ。

デストロイヤーは特別大きな芋は採れていないが、まずまずの大きさの芋が揃っている。
まだ収穫出来ていないデストロイヤーの株には土寄せしている。

里芋は一株からの収穫量はさほどではなかったが、種芋を植えた数が多かったので、文句なしなしの量が収穫出来ている。
こちらも収穫が出来なかった株にはたくさん土寄せしている。

モグラ被害が多かったサツマイモだが、こちらも量的には十分収穫出来た。


宇宙芋も、ある程度の大きさの芋がそれなりの量収穫出来た。
最大の芋は219g。
こちらは100g以上の大きさの芋の揃い組。

ウコンもこの時期は大きなものが多かった。


こちらはそんな各種の芋を新聞紙の上で乾かしているところ。


葉野菜も食べるのに全く問題なかったが、出遅れたレタス類の収穫は1月中旬からだろう。
今収穫出来ているチコリー(プンタレッレ)は立派。


フェンネルは長い期間細い間引き菜を収穫していたが、最近は太くなった茎元も収穫を始めている。
ディルも数日前から収穫できるようになった。
こちらは初収穫のディル。


ゴボウの収穫も終わったが、まずまずの収穫量があり満足だった。
今年は出会えないかもしれないと思っていた直角ゴボウには最後の最後に出会えた。
台所ではこんな下ごしらえしている姿を何度も見かけた。
秋に自然発生苗を浅めのビニール袋に移植した苗はアブラムシ被害が出ているが何とか育っている。


12月になっても夏野菜のピーマンとシシトウが十二分に採れたのには感激した。
こちらは数日前のピーマンの苗
形は似ているが左がピーマンで右がシシトウ。
どうやら1月に入っても少しは収穫出来そうだ。


ブロッコリーは側花蕾の収穫が中心だが、収穫量はなぜか今一つ。
チーマディラーパの収穫は始まったばかりだ。


エンド豆や空豆の苗も今のところ順調に育っているようだ。


果樹園では、伊予柑、八朔、ポンカン、レモンなどが収穫出来ている。
今年の伊予柑はまずまずの出来だ。
568gの八朔には感激した。
収穫は3月からを予定している甘夏が、この時期から猿の被害が出ているのがちょっと心配だ。
こちらは順調に実を付けている甘夏だが猿被害が早いので心配だ。
右下の方に見えているのは猿に食べられた後のカス。
1月の終わり頃、早めの収穫が必要かもしれない。


ということで、12月の菜園や果樹園は1年でも最も収穫物が多い時期だった。

1月に入ってもミカン類では伊予柑、八朔、レモンの収穫は続き晩白柚の収穫も始まるはずで、芋類は順調に収穫が続くとともに、デストロイヤーの種芋の植え付けも始まる。
葉っぱ野菜もレタスの収穫が始まるはずで楽しみにしている。
時間があるときに、トマトなど夏野菜の種まきのための小さな温室も設置予定だ。