2012年10月31日水曜日

2012年10月ミミズ君総括

10月はみみず君にとって過ごしやすい季節だ。
元気になったみみず君たちは秋の繁殖行動に出ているようだ。
ミミズ小屋では、赤ちゃんや卵をよく見かけるようになった。

それでは、さっそく恒例の今月のミミズ小屋の状況報告だ。

まず、プラコン。これは1〜7号+&がある。すべてチェックを済ませた。
原因は分からなかったが、1&2号がみみず君の数が減少。サイズも小さくなっていた。これらの小屋の中にはかなりの数のミズアブの幼虫が居たが、関係あるのかもしれない。&は赤ちゃん800匹を入れた小さめのプラコン。今月もまだ子供ミミズのままで堆肥の量も少なくプラコン8号に昇格出来なかった(同じ時期に赤ちゃん600匹を投入した金子2号は立派にミミズ小屋として機能しているのだが)。


さて、続いてボックスのみみず君。 ボックス1号&2の堆肥収穫はそれなりに上等。堆肥収穫量はバケツ1杯程度。
ボックス1、2号のみみず君には大きいものが多く卵もチラホラ見えた。
ただし、分別作業に時間がかかりすぎる嫌いがあった。
そこでついに5ヶ月続いたこのミミズ小屋は、ボックス3段重ねミミズ小屋に移行することになった。


横プラは堆肥は上等な感じだった。ミミズも大人が増えた。収穫はバケツ2/3。

縦プラは堆肥はバケツ1/2ほど収穫。この小屋のみみずは先月に比べ大きく成長していた。

金子1号は順調。みみず君に上から下への移動。堆肥はバケツ2杯の収穫だった。最終的に上の段の堆肥収穫時にその中に残っていたみみず君は20匹程度と2段でも結構みみず君は移動したように思う。

金子2号は600匹ほどの生まれたての赤ちゃんを投入して4ヶ月半程。すべてのミミズが大人みみずになっていた。妊娠ミミズも多く見られた。よくぞここまで大きくなったと少し感激した。繁殖行為によると思われる卵、赤ちゃん、子供、小さな青年ミミズも見られた。卵や妊娠ミミズが見られた。もう立派に一つのミミズ小屋として機能している。堆肥収穫はバケツ2/3杯。

3段重ね、下から上への移動小屋
箱形:3段目の餌やり開始。みみず君の移動状態は極めて良好。
どんぶり型:こちらも3段目稼動開始。
どちらもみみず君は数多く元気。
そこで、堆肥ミミズ分別に時間がかかっていたボックスタイプのミミズ小屋で、ボックスの底の穴を加工し、ボックスの3段重ねを作った。昨日のことだ。ボックス1号と2号の内容を合わせ最下段にした。結構なボリュームだった。今後しばらくは2段目に餌を入れていくことになる

プラボックスの3段重ねのため、底にこれだけの穴をあけた、大きさも一つが1cm程ある。
屋上菜園ではモンシロチョウの幼虫(アオムシ)による被害が広がりランドリーネットでの防虫で経過を見ている。


の方は、夏野菜がほぼ終わり、秋&冬野菜(様々な葉っぱ野菜や大根、カブ、ジャガイモ、ブロッコリーなど)の植え込みをした。もちろんミミズ堆肥が活躍している。収穫ではサツマイモ、キクイモ、里芋など芋類を収穫している。今日はツクネ芋の初収穫。来月からツクネ芋の本格的収穫が始まるだろう。夏野菜がほぼ片付いた中で、ゴーヤ、ナス、ピーマン、シシトウ、トウガラシはまだすこし収穫が出来ているのでまだ撤収していない。
今日はツクネ芋の初収穫。今日の夕飯は楽しみ。土嚢袋でのサツマイモ収穫も順調。写真では土嚢袋の底を突き破って抜けなくなったサツマイモ、苦しそう。
ツクネ芋の食べ方は、熱いご飯にとろろ汁やおろしで、酒のつまみに短冊、うす切りにして鍋料理と色々あるが、旬の芋はとろろ汁が一番!
我が家特製のとろろ汁

土嚢袋に首を締め付けられていたサツマイモ。楽になった?でもちょっと奇妙な形。


2012年10月30日火曜日

ボックス1&2号で下から上へ移動式プラボックス3段重ねミミズ小屋作製、月暈

先日、ボックス1号の堆肥収穫をしていて、そろそろこのボックスタイプのミミズ小屋も3段重ねにしてみようという気になった。

そういう気になったのには二つの理由がある。
一つは現在進行中の箱形3段重ねでみみず君の移動が極めてスムースにいっていること。
もう一つはボックスの堆肥ミミズ分別作業に時間がかかることだ。

ということで、さっそくボックス3段重ねミミズ小屋を作ってみた。

ボックスタイプの3段重ねを作る上でポイントになるのは底の形状。
少しでも箱形の底のような非常にミミズが移動しやすい形状に近づけるため、まずボックスの底に1cm程の穴をいっぱいあけてみた。この大きさの穴でこの数ならきっとみみず君はスムースに移動できるだろう。

 最下段はボックス1号と2号の内容を合わせていれることにした。
下の写真は右がボックス1号、左がボックス2号。合わせたらみみず君は2000匹くらいだろうか?右の1号の方に2号のすべての餌とみみず君を移動した。まだ餌を与え始めて時間が経ってなかったこともあり、1号2号を合わせた量は結構ボックス一杯になった。
二つの小屋を合わせたボックスは大量。数ヶ月後、このボックスから堆肥取りをする際、みみず君の移動が完璧ならしてやったりだ。もし、みみず君が思うように移動してくれていなかったら、ボリュームから想像して堆肥取りの作業はちょっと悲惨なことになるだろう。

 餌とミミズがいっぱい詰まった最下段のボックスの上に、先程底に大きな穴を多数あけたボックスを置き(2段目)、その中に少し餌を入れた。今日のところはここまで。
餌やりがしばしば必要な3段重ねのボックスタイプのミミズ小屋は、管理しやすいように作業場の中のどんぶり型3段重ねの小屋のとなりに置いた。
しばらくは2段目に餌を与えていくことになる。2段目が餌で一杯になったら、また底に大きな穴を多数あけたボックスを最上段に重ねていくことになる。
そして最上段の餌が満杯になった頃、最下段(今日1号と2号を合わせたボックス)から堆肥取りをおこなう予定だ。

その頃には最下段にはほとんどミミズがいなくなっていてくれることを期待している。
ミミズの移動が不十分なのも怖いのだが、この3段重ねの小屋で何より避けたいのは、環境悪化でミミズを全滅させることだ。今からしばらくの時期はよいだろうが、夏の暑い時期と梅雨の時期の管理には厳重注意が必要だ。

ところで、昨夜散歩をしていて空を見上げてみると、満月の廻りに見たことのない輪。
一体どんな現象なのだろう?
家に帰って写真に収めようとしたけど月の方が露出オーバーでどうもうまく写せなかった。残念!
これは月暈(つきがさ、げつうん)というのだそうだ。月が透けて見えるような薄雲(巻層雲)が広がると、この雲に含まれる小さな氷の粒がプリズムのような役割をして月暈が現れるということだ。露出オーバーで月が大きく見えているが実際の月の大きさはもう少し小さい。





2012年10月29日月曜日

金子2号寿命実験、赤ちゃんは4ヶ月余りで繁殖を始めた立派な大人に成長

寿命実験の本命は54匹のミミズでおこなっている観察小屋だ。
この観察小屋では数の計算がかなり正確になると思われる。
ただ、みみず君の環境としては大きなミミズ小屋に勝ることは出来ない。

それに対し、金子2号はみみず君にとって文句なしの環境なのだが、寿命実験としては極めて大雑把なもの?になる。なにせみみず君が多すぎて、その数を正確に数えることが出来ないのだから。


ちなみに下の写真が金子みみず君の家。
上2段が金子1号でミミズは上から下の移動方式で堆肥収穫をしている。
一番下の段が現在寿命実験をおこなっている金子2号だ。
この小屋には、6月15日本当に生まれたばかりと思われる極めて小さな赤ちゃんミミズたちをおおよそ600匹ぐらい投入した。 前回のチェック時、ミミズの数を数えてみた。これもおおよそではあるが620匹だった。そこでスタート時のミミズの数を620匹として寿命実験がスタートした。
みみず君の誕生日はおおよそだが、生まれたての赤ちゃんを投入した6月15日ということにした。


さて前回チェックから丁度1ヶ月が経ったのでチェックしてみよう。


下の写真がかぶさっていた金子1号を外して金子2号を上から見たところ。
立派な堆肥が見えているが、まだ食べ残しの餌も見える。
1個完結型の小屋で堆肥ミミズ分別をおこなうには、このくらい餌が残っている状態がいい時期と言える。食料が無くなるとみみず君の成長や活動が間違いなく弱まるからだ。


前回のチェック時の印象では、今回は卵や赤ちゃんがかなり出現するのではないかとが予想していた。
さて、どうだろう?さっそく分別作業に入った。
分別作業:まず、大きな食べ残しの餌を右下の皿に分け、他のすべての内容をバケツに移す。
次に空になった金子1号にココナッツ繊維をまぶした新しい餌を入れる。
分別を進めていくと、立派な大人ミミズがウヨウヨ居たが、予想していた通り、それ以外にかなりの卵や、赤ちゃん子供、さらに小さめの青年ミミズも出現していた。
卵はもちろん、大人ミミズ以外のみみず君たちは新たに繁殖により出現したものと考えられた。
寿命実験のためには彼らを金子1号から外すことが必要で、下の写真のように別の皿に取り出した。彼らには別の小屋に移動してもらった。
今回分別して金子1号から外すミミズや卵:左表面には青年みみずが見えているが、その下に多くの子供ミミズ、赤ちゃんミミズがいる。右の方に目についた卵を50個程置いている。労力からしてすべての卵を堆肥から取り出す努力をする気には到底なれなかった。

下の写真は金子1号に戻すため、大人ミミズだけを選別したもの。600匹以上居るのは間違いなかった。この数になると正確に数えることが出来ない。
最初に投入した赤ちゃんは4ヶ月半で立派な大人に成長していた。
明らかに妊娠していると分かるミミズもたくさん居た。
この成長スピードは同じ時期に赤ちゃんを投入した観察小屋や、小さなプランターと全く違う!
やはり、広いということはみみず君にとって、とても大事な環境なのだ。
金子2号に戻す大人ミミズ。あの1cm程のちっちゃな赤ちゃんミミズがこんなに立派な大人になったのにはちょっぴり感激。

この金子2号は一応寿命実験なのだが、最初に述べたように54匹で見ている観察小屋の実験と違って、この実験のためにみみず君を毎回数えていくのは労力的に不可能だ。

一応大人ミミズだけを選別し、その全体量を大雑把に把握しながら金子2号での寿命実験を続けていくことにする。

一応、寿命実験としての意味を持たせるため
まず、数が半分になったと感じた頃、一度数の大雑把なチェックをしてみよう。
その次は、数が1/3になったと感じる頃に数チェックをやってみよう。
200匹を切ると数チェックは労力的に可能になるだろうと思われる。
その頃からは数がどんどん減っていくだろうが、100匹を切るようになれば正確な数チェックを毎月でもやれるかもしれない。

そのような数になるのが3ヶ月後なのか、6ヶ月後なのか、1年後なのか、それ以降なのか、そこのところは分からない。それを知るためにこの実験をやっているのだから。

数が多いということ、みみず君にとって広くて環境が良いということは、今のところ数が正確ではないにしても、ある意味ではよい寿命実験になるような気がする。

2012年10月28日日曜日

ランドリーネットの使い途:屋上菜園プランター野菜の防虫

最近ミミズ小屋の防虫に座布団収納袋を使うことが多くなってきた。
お陰で以前プラコン用の防虫に用意していたランドリーネットが使われずに余っている。
何か他に使い途はないだろうか?

現在、我が家の屋上菜園ではいくつかの葉っぱ野菜と大根やカブなどを植えている。
そこに最近アオムシが発生し、大事な野菜の葉を蝕んでいる。
これは水菜のプランター。先日大量のアオムシをやっつけたが、少し発見が遅すぎたようだ。
ここまでアオムシにやられると悲しくなる。回復にもう少し時間がかかりそうだ。

犯人は恐らくこいつだ。モンシロチョウ。
私が近づくとどこかに飛んでいくが
モンシロチョウはアブラナ科の植物が好物で
大根、カブ、水菜の葉が大好きだ。上の写真右の方に見えているモンシロチョウは羽根にうす黒い部分が広く、恐らくメスだ。卵を産みつけにきたのは間違いない。

すぐ戻ってきて別の葉に止まっている。

さて、ミミズ小屋の防虫に使う予定だったランドリーネットは葉っぱ野菜のプランターの防虫に使えるだろうか?
まずサイズをチェックしてみた。
下の写真は別の水菜を植えているプランター。少し水不足?
このプランターにランドリーネットがそのまま被さればと思って重ねてみた。残念ながらすっぽり入る程プランターは小さくない。

そこで仕方なく、ランドリーネットを切って被せてみた。これでちょうど良い感じだ。
まず、このプランターでランドリーネットによる防虫うまくいくかどうか見てみよう。
モンシロチョウや蛾が入らなければ良いので、風に飛ばされないように6カ所を洗濯バサミで止めてみた。

ここで気になるのは二点。ネットを被せた状態での日の当たり方と水の掛かり具合い。
日当りがは水菜が育つのに十分だろうか?
また、上からじょうろで水を掛けた場合や雨が降った時にプランターの中には均一に水が入るだろうか?
まず、じょうろで水を掛けて、ネットを剥いで中を見てみた。
水の掛かり具合いには全く問題はなかった。

翌日、雨が降った。
雨が上がったあと見てみると、ネットは水菜により上に持ち上げられていた。このランドリーネットは大きさ的にまだ少し余裕があるので、水菜の成長の妨げにはならないだろうと思われる。
もちろん日当りの問題はもうすこし経過を見てみないと分からない。

ネットを半分剥いでみると水菜は早く食べて!と言わんばかりにみずみずしく元気な感じだった。さっそく間引きしてサラダにしよう。
ランドリーネットは屋上プランターの防虫にどうやら使えそうな感じがする。
使われず残っているランドリーネットはまだかなりある。虫がよってきそうなプランターにはしばらくこの方法をとってみようと思う。


ところで、10月も終わろうかというときに、最後に1本残っている自然発生苗のゴーヤが、結構な数実を付けていた。
ゴーヤは最近収穫するたびにこれが最後だろうと思いながら収穫している。特に前回収穫したゴーヤは小さく、かなり苦みも強くなっていた。もう間違いなく終わりだろうと思った。しかし今回の収穫では前回より大きく、数も増え、これは全く予想外だった。
このゴーヤは自然発生の苗で、実の成り出しが9月に入ってからと遅かったのと日当りが良いのが、今の時期にこれだけが収穫出来る原因だろうか?元東京都知事のようなパワーだ。
このゴーヤ、はたして11月に入ってもまだ収穫出来るのだろうか?

2012年10月27日土曜日

ボックス1号のミミズ堆肥分別をしながら思うこと

ボックス1号は蓋付きプラボックスだ。
それに空気穴、液肥通過用穴などをあけミミズ小屋として機能させている。

you tube を見てみるとアメリカで個人でミミズ堆肥を作っている人は、プラボックスか木製の自家製ボックスを使っている人が多い。木製ではかなり大きなものを作っている人が多い。蓋付きプラボックスを何段か重ねてフロースルータイプとして使っている人も結構多い様だ。
プラボックスの場合、ほとんどがドリルで底に穴をあけてミミズの通り道を作っている。しかし、どの画像を見ても穴の数がそれほど多くない。実際の経過を見たわけではないし、それでうまくいっているのだろうから問題はないのだろうが、私の印象では、あれではみみず君が移動する効率が悪いのではないかと思われた。実際、堆肥を収穫するまでの期間は私がおこなっているものよりかなり長いようだった。

そこで、以前、私はこのプラボックスに金網で境界を作り横移動をさせてみた。
金網だと通り抜けが容易できっとうまくいくだろうと思った。
ところが、1ヶ月余り経過を見た結果ではみみず君の移動が不十分で失敗に終わった。餌の与え方にも問題があったように思われた。

やはり、餌を与えやすいという点からも縦移動、それも下から上にみみず君に移動してもらうのが一番良いようだ。


ボックス1号は横移動実験に失敗して以来、みみず君の移動をトライすることはなかった。どんぶり型の我が家の通常のミミズ小屋と同様、分別をおこなった日に大量の餌を一度に与え、約1ヶ月後に堆肥ミミズ分別をおこなうという方式でやっていた。
プラボックスはサイズが大きいため、みみず君の住む環境としてはなかなか良好のようだった。
ところが下の写真のように、ボックスの容積が大きいがため、分別作業の時扱う内容は半端でなく、どんぶり型ミミズ小屋のように一度に分別作業が終わらない。
ボックス1号の堆肥ミミズ分別作業風景。
一旦ボックス1号の堆肥とミミズを写真の下に見えるボックス(穴があいていない)に移し、この内容からミミズと堆肥、そして食べ残しの餌を分別していく。分別したミミズと食べ残しの餌は新しい餌と一緒に写真上に見える元のボックス1号に入れていく。

数日にまたがって作業をすると、どこからともなくミズアブやハエが飛んできたりする。
下の写真は数日前、堆肥分別作業場に現れたミズアブ?
私の廻りをぶんぶん飛んでいたので今日はこんな姿になっていた。

やはり、堆肥収穫の簡易化のため、そろそろ、このボックスタイプのミミズ小屋で、3段重ね下から上へフロースルー式のみみず小屋にトライしなければいけないような気がする。

これまでの箱形3段重ねのミミズ小屋の経過から判断しても、やはりボックスの底には大きめの穴を多数開けることが、ミミズ移動をうまく行うためには肝要だろう。

このボックスの3段重ね方式がうまくいけば、1回に収穫出来る堆肥の量も多く、手間も少なくて済む。
これまでこの3段重ねに手を出せなかったのは、もし小屋の環境悪化でみみず君が全滅などしようものなら、どんぶり型ミミズ小屋の3〜4倍の数のみみず君がいるはずだからそれこそ大変だ、というより恐怖だ。

しかし、心は決まった!
今度時間があるときに、底に多数の大きな穴をあけて3段重ねのプラボックスを作ってみよう。

2012年10月26日金曜日

みみず君の餌:熟した柿


2週間前は早熟した柿が多かったが、今回収穫した柿は結構立派だった。
一昨日、富有柿の収穫をした。
我が家の果樹園には2本の柿の木がある。記憶は定かでないが7〜8年前に植えた様な気がする。

ただ、なぜ2本も植えたかを憶えていない。柿はたくさん成っても我が家だけでは処理しきれないのは分かりきっている。1本で十分なはずだ。なぜ2本も植えたのだろう。
恐らく、植えたときは2本ともうまく育つことはないだろうと考えていたのだろう。
ところが、2本の木ともに順調に大きくなってきた。今年はカラスに食べられたりしてそんなに多く成っている感じはしなかったのだが、いざ収穫の段になると、思った以上の収穫量。全体の2/3くらいの収穫が上の写真だ。
順調に木が成長していくとまだ数年は収穫量が増え続けるだろう。
今年は青柿の段階でかなり摘果したが来年は摘果の量を増やした方が良さそうだ。


ところで、みみず君の餌として以前、摘果した青柿をテストした。
これは、非常に良い餌だった。
一方、食べ残した柿は昨年から時々ミミズ小屋で与えているが、熟し柿を大量に与えると堆肥がウェットになりやすいのと発酵しやすい欠点があった。

今日は、ミミズ小屋に熟し柿を大量に与えるときの条件で観察小屋を設定だ。
この熟し柿は前回収穫したもので、もしかしたら蔕から虫が入っているために早熟気味だったのかもしれない。新しい柿が手に入りもう自分の口に入れる気がしなくなったので実験に供することにした。
丁度、先日収穫した柿で残ったものが熟していた。上の写真の大きさの観察小屋に熟した柿を2個入れた。これはミミズ小屋で熟し柿を大量投与したときと同じ条件と考えていいだろう。
万が一、柿が発酵すると投入したみみず君の行く末は悲惨なので、今回は実験参加してもらうみみず君は20匹にとどめておいた。
みみず君には20匹のみ参加してもらった。熟した柿は若干潰した。発酵しないと良いのだが。


2012年10月25日木曜日

ほうれん草種まきから3週間目

ほうれん草はこれまでうまく育てたことがなかった。原因として2つを考えていた。
一つは土の問題。もう一つは間引きの問題。

今回は種まきの1週間前に酸性の土の補正をして種をまいた。
さて、今日は種まきをして3週間目になる。

下の写真の上段がプランターに植えたもの。下段の写真が直播きのもの。
やはり若干直播きの方が育ちが早いようだが、見た感じでは両方とも順調のようだ。


そこで、今日は間引きをおこなうことにした。

ほうれん草の間引きは通常2回行うとのことだ。
1回目は本葉が1〜2枚の頃、間隔3〜4cmになるように、2回目は本葉が3〜4枚の頃、間隔5〜10cmになるように間引きするとのことだ。

確かに上の写真を見てみると、特に地植えしたものは間引きをしてあげなくてはいかにも狭苦しそうだ。

ということで下の写真は間引き後のもの。
かなりすっきりした感じだ
地植えした方は、結構間引きしたつもりだったが後で写真を撮ってみると間引き足りない?


地植えの方はもう少し間引きした方が良かったかもしれない。写真で見ると間引き前と余り変わりないように見える。

今後、立派なほうれん草を収穫出来るようになるとうれしいのだが。


ところで、この写真はヤマボウシの実。昨日まではもう少したくさんあった。

ヤマボウシの木はこの春、畑の側にシンボルツリーとして植えた4本の木のうちの1本だ。
最近時々実が落ちているのを見ていた。植木を買った店のおじさんがヤマボウシの実は食べれるよと言っていたのを思い出した。そこで、木に成っている最後の数個の実と落ちて間もないと思われるものを取ってきた。

昨日嫁さんに「これ、ヤマボウシの実だよ。食べれるかどうか調べてあげよう」と言ってその実を仕事場の机の上に置いていた。

家で調べてみるとヤマボウシの実は生食、冷凍、アルコール漬け、ジャム、ジュースと何でもOKのようだった。生食ではマンゴに似た味がするとも書いていた。もちろん取って来た実はごく僅かな数なので生食以外に味わいようはないのだが。

食べれることが分かったので、今日食べてみようと思って見てみたら数が大幅に減っている!残っていたのは上の写真の3個だけだ。
「ん?あのヤマボウシどうした?」「うん、味はヤマモモに似ていたよ」
とのこと。生食の味は分からないままだが3個は大事に冷凍した。明日シャーベットにして私が食べるのだ!

それにしても今年ヤマボウシの木に成った実はごく僅か。そのうちジュースが出来るくらいにいっぱい実を付けてほしいものだ。

2012年10月24日水曜日

観察小屋寿命実験:54匹130日目

6月に生まれたての赤ちゃんみみずを50匹投入した観察小屋が4ヶ月余り経過した。

先月のチェックではみみず君はこれまで1匹も死んでいないようだった(9/22)。それどころか54匹に増えていた。最初赤ちゃんミミズが小さくて数チェックに誤りが出たか、混じった卵が孵化したかのどちらかと思われた。

どちらにせよ寿命実験のスタートの数は54匹だ。スタートの日時は6月14日。
前回チェック時から1ヶ月ごとに正確に数チェックをしながら平均寿命を算出することにした。
もちろん赤ちゃんが正確に生まれた日は6月14日より前になる。また、みみず君の死んだ日も1ヶ月単位のチェックのため、実際はチェック時より1〜30日前のどこかの日ということになる。

もちろん、今回の寿命実験はおおよそ、という範疇でおこなうので、生まれた日を6月14日。死んだ日をチェックした日ということで計算する。

今回チェック時に卵        0個
        赤ちゃんミミズも 0匹。
寿命実験の性格からもし卵や赤ちゃんミミズが出現したら観察小屋から外す予定であったが今回はその必要はなかった。
ミミズはまだ小さく繁殖能力はない。数は前回と変わりなかった。

今回のミミズも54匹だった。
スタート          54匹
130日目      54匹(死んだミミズの数 0匹)

実をいうと平均寿命の正確な計算法を知らない。
厚生労働省の平均寿命の出し方を調べてみると何やら積分式が出てきてチンプンカンプンだった。

どうやら
チェック時の死んだミミズの数×6月14日からチェックした日までの日数 をすべてのミミズが死ぬまで足していって
それらを全体の数54で割ったら良いということのようだ。
これなら何とか計算出来そうだ。

今回は54匹のままだった。ミミズの数が0匹になるまでこの実験は続く。

何となく1ヶ月の経過でミミズの成長が少なかったので、餌として冷凍解凍後のキクイモ、サツマイモと硬くて食べれなかったナスを十二分に与えた。



ところで、今日は秋晴れで朝晩肌寒くなってきた。こんな日は畑仕事には最高の日和だ。
今日も土嚢袋一袋から芋出しをした。
土嚢袋からの芋出しは3日連続になる。
写真は土嚢袋を裏返したところ。土嚢袋の底からは小さな根が伸び、下の土の中まで達していた。
土の中に伸びた根が土嚢袋を出たところで小さな芋になっていた。土嚢袋を置いていた土(写真真ん中、下)には写真では分からないが、袋を突き破って下に伸びてきた根が結構深く張っていた。
土嚢袋の底ににはモコッとしたところがある。触ってみると、立派な芋を触れる。なかなかいい大きさだ。私は芋は土嚢袋の真ん中あたりに出来るものだと思っていた。ところがどうやら下の方に多くの芋が出来ているようだ。
土嚢袋の下の方にもっこり。畑に植えた芋だとこの深さの芋を掘り起こすのは一苦労。
だが、土嚢袋では簡単。逆さにした袋を引き上げるだけでいいのだ
 土嚢袋をそのまま上に持ち上げると今日も下のような立派な芋がごろごろ出てきた。
芋出しの楽しい日が続く。

2012年10月23日火曜日

キクイモ利用法

5〜6年前空き地に5個程の種芋を植えていたキクイモが増殖を続けている。
キクイモを植えたのはキクイモの葉や花でキクイモ茶を作るためだった。
9月は花が満開だったが今の時期、残った花はごく僅か。
 丈は2mを少し越えるものが多いが中には3mを越えるものもある。
それらが9月の台風接近時の強風でほとんど倒れた状態だ。

これまで収穫したキクイモは味噌漬けでのみ食していた。
ただ、キクイモは雑草に負けない力がある植物。
上の写真のようにどんどん増殖し、収穫も増えてきた。

ところで、ちょっと前の日曜日、TVでゴボウの話が出ていた。
ゴボウに含まれるサポニンという物質が体に良いとのこと。

調べてみるとこのキクイモにも、血糖値を下げるイヌリンという物質の他にも抗酸化作用や老化防止作用のあるキクイモサポニンやキクイモポリフェノールが含まれているとのこと。また花にはカロティン、ビタミンE、ビタミンKなどがふくまれているとのことだった。
ゴボウは結構値段の張る食材だが、キクイモなら嫌というほど手に入る。

これは料理に使わない手はないとの判断で、さっそくネットでキクイモのレシピを調べてみた。
まず最初に目についたのが和風の煮付け。これを家人に作ってもらった。
食感は冬瓜に似ていたが、なぜか臭みがあって美味しくなかった。
あとで調べてみると煮物にはキクイモ特有の薬臭が出やすいとのことだった。早くこの記事を読んでおけば良かった。

そこで他に食べれるものはないかと調べてみた。
次は臭みが少ないと書いてあったキンピラをつくってもらうことにした。
写真は数時間水に漬けてアクを取ったあと出番を待っているキクイモ。

そして、今日キクイモのキンピラを食べた。
これは臭くなくとても美味しかった。

やった!
キクイモの利用法は、お茶と、味噌漬けと、みみず君の餌に、今日からキンピラが加わったのだ。


ところで、キクイモの保存法だが、キクイモは空気に触れると次第にシナシナになる。
皮を剥いたものを上の写真のようにして置いた場合など、2〜3日で、皮を剥いていなくても収穫して1週間も置いておけばシナシナ状態になる。
かといって食べるときにその分だけ掘りにいくのは面倒だ。

キクイモを保存するには土の中に入れておくのが良いとのことだ。

持ち運びは重かったが、収穫したキクイモを土と一緒に下の写真のような容器に入れておいた。
これでしばらくは使う分だけ取り出して料理することができる。

こうして置いているとしばらくは新鮮な芋が食べられる。ところで、キクイモをミミズ君に与えるときは一度冷凍し解凍したものを与える。解凍後のキクイモは若干ウェット気味になるので若干乾き気味のココ繊維をまぶしている。なぜか生の芋ではみみず君はなかなか口を付けない(2/6当ブログで実験報告済み)。

キクイモは収穫量が多いので、人間の食べる分ではかなり余ってしまう。
それらはみみず君の餌として冷凍庫のかなりの容量を占めることになる。
それでもしばらくはみみず君に安定して与えることが出来るのでとても助かる。



2012年10月22日月曜日

3段目人気は凄い!箱形3段重ねミミズ小屋


5日前に餌を入れ始めたばかりの箱形3段重ねみみず移動小屋 の3段目(最上段)。

この人気は凄い!

みみずくんが2段目から3段目(最上段)に登ろうとする勢いは
コイの滝登りならぬミミズの小屋登りだ。
最上段の小屋を持ち上げてみると、底にあいている多数の穴からミミズがいっぱいぶら下がって見える。恐らく、中の段から最上段に移動している途中のみみず君たちだろう。
この勢いでの移動を続けてもらおうためにも最上段の餌を切らさないように時々追加しなくちゃいけない。
ここまでは私の思惑通りにいっている。
このまま順調に移動が続いていけば、最下段から堆肥取りするときには、その中にミミズが全くいなくなり分別作業をせずに堆肥収穫が出来るかもしれない。
いや〜楽しみな感じになってきた。



ところでこちらは畑の隅に置いた土嚢袋に挿し芽したサツマイモ。
土嚢袋では色々な野菜が出来るのだそうだ。
なかでも土嚢袋でサツマイモを作るのはポピュラーな方らしい。
こんなのはやったことがなかったのだが遊び心でサツマイモの茎を挿してみた。
その後水やりもせず、放ったらかし状態だった。
こんな土嚢袋が十数個ある。

10日程前に収穫した1個目の袋から採れた芋はまだ小さかった。
ところが昨日収穫した芋は結構大きくなっていた。
昨日は2袋から収穫した。
そして今日また1袋から収穫した。
今日のサツマイモはさらに立派だった。
間違いなく土嚢袋でサツマイモは立派に出来る!
土嚢袋の場合、サツマイモの収穫は掘るというよりお楽しみ袋を開けてみるといった感じで一層楽しいのだ。



2012年10月21日日曜日

みみず君の餌:銀杏1ヶ月後経過

9月21日銀杏を入れた観察小屋を設定し、1ヶ月が経った。
昨年も同様の実験をしたが3週間の観察で全く手を付けてないとの判断で、その時点で実験を中止にした。その後アボガドの種のように与えて3ヶ月して食べ始めきれいに食べてしまう食材もあることが判明したので、銀杏も少し長めに観察してみようと思った。

そこで、今回は今日の時点でみみず君が銀杏に口を付けていなくても2〜3ヶ月は経過を見てみようと思っている。

まず、下の写真は設定時(9/21)のもの。この中にみみず君が50匹入っている。





そして、こちらが1ヶ月経った今日の写真。
正面から見て銀杏は、色は少し黄色から褐色に変わってはいるものの食べられた跡は全くない。
みみず君が外から一番多く見えるのは観察小屋の底の部分。
多くのミミズ君が何となく伸び切って元気がないように見える。この部分が少しウェットになっているのは銀杏の中から液成分が出てきているのだろうか?
銀杏を食べた形跡がない現時点で、50匹のみみず君がこれから何を食べて生きていくのか心配なところだ。
それでも、太ってはいないが何とか元気そうにしているみみず君もみえる。

ということで銀杏を餌とした実験、1ヶ月後では全く口をつけていなかった。
だだ、昨年の経験からここまでは予想通りだ。
現状がみみず君にとって厳しいことは間違いなさそうだが、
次の1ヶ月で変化が出るかどうかこのままで経過観察としよう。
もちろん、このまま1ヶ月先でも銀杏に口を付けていなければ、みみず君たちの栄養状態はかなり厳しいものとなるだろう。実験中止にするかどうかはその時点で考えることにする。

ところで、今日は昼間暑かったが久しぶりに畑の雑用をした。畑の側に置いてある小屋の掃除だ。
2m×1.5mくらい小さな小屋だが、資材置き場として活躍している、というか思い切り散らかっていた。
使い勝手を良くするために半年ぶりに掃除をした。誰も褒めてくれない仕事だが、あれこれ考えて整理するのも結構面白かった。
そしてこちらが今日の収穫。ゴーヤは今日の収穫が最後かもしれない。
ゴーヤの陰に隠れているのがショウガ。ちなみに左端にあるのが種ショウガ。我が家で出来たショウガは小さいので表に顔を出すのが恥ずかしい?