2013年8月31日土曜日

2013年8月 ミミズ君&菜園の総括

今月も7月に続いて猛暑だった。
雨が20日過ぎまで降らない日が続いた。
そのあとは逆に大雨だ。

1ヶ月前の畑はこんな感じだった。

現在ではこんな感じ
なかなかいい感じに見える。とくにツクネの葉の茂りは凄い。
今年のツクネ芋は大きいのが収穫出来そうだ。

畑では、ツクネ芋とウコンが元気よい。
秋の収穫時期が楽しみだ。


カボチャは、竹の棚でおこなった空中栽培が復活した。
竹の棚で育てていたカボチャ。弱っていたが、また棚が見えない程蔓が伸びてきた。
伸びた蔓がとなりのシンボルツリーにかかり、木の方がかわいそうだ。
この棚のカボチャは少しづつではあるが収穫出来ている。

その他の野菜では芋虫やバッタなどの害虫の影響がかなり出始めた。
被害が最も大きいのは里芋だ。
キュウリは害虫に負けず、この時期まだ収穫が続いている。
オクラは収穫出来てはいるが、芋虫(ハスモンヨトウ)の影響がかなり出てきている。

ゴーヤは畑の隅の自然発生苗から収穫が出来るようになり、丁度良い量を収穫出来ている。

ナスはボチボチ、こちらも用心しないと虫食いのナスがある。ピーマン、トマト、青シソはどうやら虫にやられ収穫終了だ。
モロヘイヤもボチボチ収穫しているが早くも種が出来始めたので、こちらもそろそろ終わりそうだ。
嬉しいことに普通のズッキーニが奇跡の復活をした。まずまずの収穫を得ている。白ズッキーニは10cm程の小さなものの収穫が続いている。苗はとても元気だ。


盆の旅行で屋上菜園は壊滅状態に近く、こちらのキューリは終わった。

屋上菜園のゴーヤやシシトウ、ピーマンなどは復活するかどうか微妙な状況が続いている。
また現在、これらの干ばつ状態になった野菜に対する対策として、点滴灌水法と腰水法を検討中だ。そのうちよい報告が出来るのではと思っている。

 一方、ガラ袋やダストボックスで育てているゴボウだが、先日ガラ袋に植えたゴボウの一つが枯れたので収穫してみた。
短いがまずまずのゴボウを2本収穫出来た。

今のところ他のゴボウはまだ元気にしているが、枯れ始めたものが出たらまた収穫してみよう。

ツクネ芋、ウコンは元気で収穫が楽しみだが、それはまだまだ先の話だ。


果樹の方は、畑に植えているイチジクは20日頃から収穫出来ている。
果樹園は暑くて全く立ち寄れなかった。一昨日行ってみたらイチジクの収穫は出来たが、かなりの実が熟れすぎて落ちていた。

今年は富有柿が全く成っていない。ちょっと残念だ。
ただ渋柿が初めて1個実を付けていた。
来年もうちょっと数が増えたら干し柿に挑戦だ。




さて、8月のミミズ小屋は生まれた赤ちゃんがどんどん成長しているようだ。
気になったのは多くのミミズ小屋で、子供ミミズの姿が目立つものの、大人が減った印象があることだ。
特に金子3段小屋でのミミズ君は大人と子供が1:5くらいの比で子供ミミズが多かった。
他のミミズ小屋では大人ミミズだけが上段へ移動なんてことも考えられるが、金子3段は基本的にミミズ君の移動がないと思っている。
大人ミミズの減少は、世代交代の時期ということだろうか?
ただ、寿命実験でこの時期に急に死亡率が高まっているような印象はないのだが。
観察小屋での寿命実験では1年2ヶ月で、まだほとんどの大人が生存中だ。

それでは、現在13個あるミミズ小屋の現況報告だ。
金子3段:8/26堆肥収穫。下段に大人ミミズ君200匹に対し子供1000匹といった感じ。今回は子供が多いため分別に1時間30分かけてしまった。堆肥上等バケツ2杯、餌はまずはキュウリ、ゴーヤとジャガイモ、それに冷凍キクイモなどを入れた。もちろん日々余った野菜などが追加されることになる。子供が増えた理由は時期的に納得出来るが、大人がここまで減った理由は?だ。
箱形7/28堆肥収穫して赤ちゃんの数が凄かった。来月始めの堆肥収穫予定とした

どんぶり1号:前回7/30収穫だったので来月早々に収穫予定。
どんぶり2号:前回7/29収穫だったのでこれも来月に収穫予定。
どんぶり3号8/1堆肥収穫はバケツ1/2堆肥上等。液肥溜めにはミミズ10匹、下段は50匹くらい大人ミミズ、餌はキクイモ&野菜の葉っぱ少なめ?
どんぶり4号: 8/2下段150匹くらい。液肥溜め内に珍しくミミズがいない。堆肥は立派バケツ1/3。卵は少なめ。赤ちゃんは少ない。
どんぶり5号:8/8最下段50匹くらい小さなな大人、受け皿は液肥なし、そこにも60匹くらい、20分堆肥完熟に成ってないバケツ1/2、卵なし、餌少なめキクイモ梅
小どんぶり:赤ちゃんのみを入れているこの小屋、下段400匹くらいまだほとんど子供。餌はキクイモ里芋の茎葉など。

ボックス型8/24受け皿に100匹、下段に300匹くらい、大人が少ない。子供〜青年ミミズは多い。赤ちゃんはこの時期ほとんどいない.卵は少し。分別時間30分。堆肥上等。収穫バケツ1杯ちょっと。

バケツ1号:8/9約20分で分別終わる。堆肥は上等バケツ1/3。ミミズ君は100匹近く。餌はキクイモ梅里芋葉っぱ。
バケツ2号:8/30チェック堆肥、若干未熟気味。餌は全て食べられている。下段に残ったミミズごく僅か。液肥溜めには液肥なし堆肥あり、ミミズはいない。
バケツ3号(白):8/19堆肥収穫バケツに1/3、やや未熟。分別時間20分。ミミズ10匹程度、卵、赤ちゃんなし、液肥溜めにミミズ約20匹。餌はキュウリ、冷凍キクイモなど。
バケツ4号(赤)8/20堆肥収穫バケツに2/5、上等。分別時間20分。ミミズ20匹程度、卵はなく、赤ちゃんもいない。液肥溜めにミミズ10匹程と下段の間に隙間を作ったのがよかったのか。餌はキュウリ、キクイモなど。

観察小屋の方は1年2ヶ月目を迎えた寿命実験3つのうち1つのみが生存率100%で後の2つは96%となった。ミミズ小屋の大人ミミズがこの時期減っているので、来月の寿命実験は特に数の減少に注意してチェック予定だ

観察小屋1(90匹寿命実験3):14ヶ月目96%(92→87匹)
観察小屋2(54匹寿命実験1)14ヶ月目96%(54→52匹)
観察小屋5(50匹寿命事件2)14ヶ月目50匹(100%)
観察小屋6(30匹寿命実験4)8ヶ月半30匹(100%)

最後に、この夏のMatterhorn思い出の写真を1枚。




2013年8月30日金曜日

なぜか実が成らない自然発生の冬瓜。最近のミミズ小屋、大人ミミズが減ってきた。原因は??

これだけ元気だったらこの時期実が成ってもいいはずなのだが?
何の話かって、我が家の畑に自生した冬瓜の自然発生苗のことだ。
これらは昨年収穫したミミズ堆肥を撒いた場所に堆肥の中に残っていた種から自然発生したものだ。
こちらは、数日前ウコンに巻き付いてきていた冬瓜。

こちらはツクネ芋に絡み付いていた冬瓜。
花はボチボチ咲いている。


これらの冬瓜は苗の根元がどこにあるかもよくわからない程元気がよい。

となると、これらの自然発生苗の頑張りに期待して、冬瓜の収穫をといきたいところだが、なぜか元気な苗なのに実が成らない。花は咲いている。
はたして、これら自然発生苗の冬瓜からの収穫は出来るのだろうか?


ところで、最近のミミズ小屋で堆肥収穫をする時、大人ミミズが減っていると感じる小屋が増えている。
ボックス3段然り、金子3段や箱形3段でも然り。
これらはこれまでいっぱいの大人ミミズで溢れていたミミズ小屋だ。
果たして、これらの大人はどこに消えたのだろうか?

今日は、バケツ2号の堆肥収穫をしたがここにも大人ミミズ少なめだった。

暑さのため死滅?だとしたら子供ミミズがこれだけ残っているのが解せない。
大人と子供の入れ替わりの時期?だとしたら寿命実験でみみず君がこの時期激減するはずなのだが、今のところそんなこともない。
数の多かったミミズ小屋での自然淘汰?それにしては変化が過激すぎる。

いや〜原因はよくわからないが、しばらくミミズ小屋の堆肥収穫の際はミミズ君の状態を注意してみていこう。

ところでこの週末は台風が北部九州を直撃しそうだ。勢力は弱いとのことだが、今日は朝から時々激しい雨が降っている。夜からは雷がピカピカゴロゴロ続いている。また色々な所で被害が出そうな気がする。週末は白水鉱泉の水汲みを予定していたが、これではのんびり家で休息となりそうだ。
先日設定した腰水法をおこなっているプランターはこの雨では水が溢れそう。
これじゃ、さすがに土嚢袋の中の苗の根が酸欠になりそうだ。
そこで、サイフォンの原理で少し水を外に誘導することにした。
サツマイモを植えた土嚢袋は土より上に水が溜まっている。
サイフォンの原理と行っても、ただタオルの一方をプランターの水に漬け他方を床に垂らすだけ。
これで水かさはかなり減るはずだ。



2013年8月29日木曜日

イチジク収穫、6月に植えた小さなイチジクの苗はどうなった?この時期の田んぼ

今日も昼間は日差しが強く暑かったが久しぶりに果樹園にイチジクの収穫に行った。
本当は先週末行きたかったのだが大雨で行けなかった。
今週も今日の午後から雨の予報、また週末は大雨とのことだ。
ちょっと遅かったか?と思いながらイチジクの木のところに行ってみた。
実はこの果樹園、仕事場から車で10分弱のところにあるのだ。
いっぱい成っているように見えるが、もう熟れて落ちてしまったものもたくさんあった。
あと10日程早く来ればベストだっただろう。
それにしても昼時ここは日差しが強い。あっという間に暑くて汗びっしょりになった。
予想通りかなりのイチジクが熟れて落ちていた。
それでもかなりのイチジクを収穫出来た。
イチジクは色付いてから熟れるまでが早い。
本当は2日に1回くらい収穫に来れるとよいのだがそうも行かない。
仕方なく、少し色付いてまだ熟れてない実もちぎってきた。

イチジクの成り具合いは予想通りだった。
今からしばらくは収穫出来そうだ。
時に昼休みに時間を作って収穫にいこう。

そして、気になっていたのは昨年9月台風が近づいてきた時根こそぎ倒れていたイチジク。大幅な剪定とカミキリムシに対しての処置をして、支柱を立てておいた。
下の写真が今の姿だ。木は元気に復活している。
今年はまだ実を付けていないが、また来年からは収穫出来そうだ。
立派に復活しているが残念ながら今年は実を付ける程の力がなかったようだ。
来年に期待しよう。
そしてもう一つ、気になっていたのがこの6月に移植した小さなイチジクの苗。
昨年11月(左の1本)と今年2月(右の3本)に挿し木した。
4月に芽が出て6月にはこの状態。
この中から根付きそうな3本を今あるイチジクの木の側に植えていた。
茎の太さは違うが根の張り具合いには差はなかった

それにしてもこの辺り、いつも雑草の勢いが凄い。
6月に苗を移植したときも、数週間前に草刈りをしていたのだが行ったときはもう草がボウボウ。イチジクの苗を植えるために雑草を抜いて少し掘り返してみた。
そこら中、雑草の根の張り方の凄いこと!参ったという感じだった。
何とか植えるスペースを作り3本を植えていた。
この植えたイチジクの苗木が生き残るかどうかは、周りの雑草との力関係だと思っていた。案の定、細い茎の苗が雑草に負けた。
3本植えた中でこの太い茎の苗だけが生き残った。

生き残った苗の今の姿が下の写真。
ここまで育てばもう大丈夫だろう。
植えて2ヶ月半でこの姿。今からどんどん成長しそうだ。
この苗は挿し木をしたのが昨年11月。芽が出てきたのは今年の4月だった。
イチジクの挿し木は2月がよいと本に書いてあったが11月でも問題なかったようだ。

さて、8月も終わりになると地域によってはもう稲刈りをしているところもある。
この時期、我が畑の前の広い田んぼは、気持ちののよい緑一色だ。
近づいてみると稲の穂が真っすぐに伸びている。
9月に入ると、この稲の穂に米が詰まって頭を垂れはじめ、そのうち緑の風景は黄金色に変わっていくに違いない。田園風景というのはいつの時期見ても飽きないものだ。









2013年8月28日水曜日

予定より早めのゴボウの初収穫(上部が枯れたため)

今年は初めてゴボウを育ててみた。

そして今日は期待と不安が入り交じったガラ袋での初収穫だ。

7月までは元気に育っていたゴボウなのでこの時期でもある程度のゴボウは出来ているのではという期待。
いやいや、収穫時期が早すぎる。そして何より、今日収穫するガラ袋はもうこの時期に茎葉とも枯れてしまっているという不安。
さらに、ゴボウが出来ていると仮定した時、収穫操作が容易であるかどうかという興味。
色々な思いを胸にしまい込んでの収穫作業の始まりだ。


我が家のゴボウは収穫し易いようにとガラ袋とダストボックスで育てている。
下の写真は6月中旬土嚢袋が破れ始めた時期のもの。
葉っぱはすくすくと大きくなった。
この後、弱くなったガラ袋の周りを肥料袋のビニールで補強した。
アブラムシ被害はあったものの、全体的にはとても元気にしているように見えたが最近の天候不順のためだろうか、ガラ袋のゴボウもダストボックスのゴボウも全体的に苗に元気がなくなった。
今の時期でも比較的元気なガラ袋のゴボウ。
葉には害虫被害の跡がたくさん見られる。
どの袋も一時期程の元気がなくなった。

そんな中、一つのガラ袋の苗が茎葉共に完全に枯れてしまった。
下の写真がそのガラ袋だ。
周りのサツマイモの茎葉で分かりにくいが、このガラ袋にはゴボウの茎も葉も見えない.1ヶ月前にはしっかり茎葉が見えていたガラ袋だ。この時期に枯れるというのはどう考えても早すぎる。恐らく7〜8月のカラカラ天気の折、水やり不足が最大の原因だったのだろう。
となりの土嚢袋のサツマイモの茎葉がこのガラ袋周囲にまで伸びている、

ゴボウの収穫時期は10月の予定だが、こんな風に茎葉が枯れたのでは仕方ない。
食べれるゴボウが出来ているか不安だったが初収穫をしてみることにしたのだ。

 まず、補強したビニールを外してみた。
ガラ袋場ぼろぼろ状態だが、ビニールの補強が効いて形を保っていた。
 周囲を覆ったビニールを外すとまだ形を保ったガラ袋が見えてきた。
次はガラ袋を外す操作だ。
私がゴボウをこの袋に植えた時、収穫のイメージをしていたが、その時はガラ袋をハサミで切って外すつもりだった。しかしガラ袋はぼろぼろ状態になっていたため、手で簡単に剥げた。
ガラ袋を剥ぐと、下の写真の様に円筒形に形を保ったままの土が見えてきた。
土の高さは設定時より縮んだように見える。
ガラ袋と土嚢袋では強度が全く違う。
1年置いた土嚢袋はまだ袋としての機能を保っている。
土の周りのガラ袋はパラパラといった感じで簡単に剝げ落ちた。
 次に周りから土を外していった。小さなゴボウが2本簡単に外れ、別の1本も外れたがこの1本は腐れていた。
土を外側から落としていく感じは、以前私がイメージしていたものとほぼ同じだ。
土を落としていくと立派なゴボウが5〜6本立った状態で残ることをイメージしていた。
弱いガラ袋だから底の方はゴボウが突き刺さっているかもしれないと思っていた。

今回は実際に残ったゴボウは下の写真の様に2本だけだった。
このゴボウを真上に引き抜くと、さらに土の下に残っているゴボウ20cmくらいが抜けるイメージを持っていた。それで長さ50cmくらいのゴボウが収穫できることを期待していたのだ。
しかし、実際下の写真のゴボウを真上に引き抜くと、写真に見えているより下にはゴボウはほとんど伸びていなかった。太さはまずまず太いゴボウだが、長さは予想よりはるかに短かった。
周りから土を外していくと2本のゴボウが残った。
この状態で真上にこのゴボウを引き抜いた。
この土の下2〜30cmまでゴボウが伸びていれば100点だったのだが
 それでも収穫したこの2本のゴボウ上部では太さ2.5cm位ある。
食べれる部分の長さは僅か20cm強。
それでも初収穫が嬉しくてシゲシゲと眺めていた。
下の写真が今日の茎葉が枯れたガラ袋からの収穫の全て。
小さな2本も無理すれば食べれるだろう。右の1本は腐れていた。
一つの土嚢袋に何本の苗を残すべきか、苗を間引く際に迷った。
結局8〜10本くらい残した結果がこれだ。
来年は苗を間引く際、残す苗を4〜5本にした方が良さそうだ。
まだ1袋しか見ていないが、ガラ袋でのゴボウ栽培。うまくやれば結構使えそうに思えてきた。
残っているガラ袋やダストボックスにはまだ茎葉が枯れてしまったものはない。
これからボチボチ収穫していくことになるだろう。きっと、これから収穫するゴボウはもっと理想に近いものになるに違いない。




2013年8月27日火曜日

屋上菜園に水耕栽培を応用した「腰水法」。問題は水温上昇をどこまで押さえられるかだろう。

ペットボトルでの灌水法、今日後で報告するが今の所まだ満足する結果を得ていない。
ペットボトルの水を数日間かけて落とすということがうまくいきそうにないのだ。

そこで、この方法と平行して腰水法もやってみよう。
前にも述べたが、腰水法の長所は灌水の手間が省け、用土を乾燥させてしまう不安がないことだ。
短所としては、過湿にしてしまい易く、新鮮な水が供給される機会が減るので、酸素不足や老廃物のために用土や根が傷みやすくなること、また真夏の炎天下では周りの水がお湯となってしまい根を駄目にしてしまう恐れがあることだ。特に我が家の灼熱の屋上では水温上昇はちょっと怖い気がする。

丁度先日の大雨で屋上フランターのうち栓が付いてない古い2つのプランターが土嚢袋を入れたまま水が一杯になっていた。
そのうちの一つに腰水法のモデルになってもらおう。
写真では分かりにくいが、水はほぼプランター一杯に溜まっている。
中の土嚢袋も水でビチョビチョ状態だ。まだ水の温度は上がっていない。
上の写真で左の土嚢袋にはショウガが入っている。
右の土嚢袋は以前カボチャが入っていた。今は空っぽだ。
この左の土嚢袋に最近のペットボトル灌水法と比較するために同じサツマイモの挿し穂を植えることにした。

下の写真は土嚢袋に入れるため、畑のサツマイモの蔓を挿し穂として切ってきたもの。
根がいっぱい出ているので挿し穂としては上等だろう。
植える前の土嚢袋の土はこんな感じちょっと掘ると水たまりが出来る。
土嚢袋の外側に同じ高さまで水があるので当然だろう。
ここまでべちょべちょだとしばらくこの状態だと根腐れしそうだ。
数日は天気がいいみたいなので少しは乾燥してくれるだろう。
こんなところにサツマイモの苗を挿し穂した。


そこで、恐らくこれが一番のポイントなのだが、少しでも太陽熱でプランターに溜まっている水が加熱されないように土嚢袋の周りに遮光シートをいっぱい敷き詰めた。
この遮光シートの下は水が溜まっている。
時々私の指の皮膚のセンサーで水温チェックをしておこう。
設定時は24℃?、5時間後には30℃?まで上がっていた。
右のショウガの入っている土嚢袋は水を含んで異常に重いので動かせない。
かわいそうだが一緒に実験に参加してもらおう。

果たして腰水法の実験はこんな状態で始める予定ではなかったが、丁度、水が一杯になったプランターがあったのでこの条件でやってみることになった。
実際腰水法は本当はもっと水が少ない状態でおこなう方がいいのかもしれない。

もう一点、この実験は実験設定後しばらく雨が降らないでくれた方がよい。
元々この実験は長期水やりが出来ない時、屋上の野菜を干ばつ状態にしないための実験だ。雨が降ってしまうと判断が出来なくなる。
今週末は台風が近づき、また雨になるとの予報だ。
ちょっと困ったのだが、早く腰水法のイメージを作りたいのでさっそく実験を始めたわけだ。


この条件では、水が減らずに1週間以上置けば加湿にによる問題が生じてくるかもしれない。ただ、実際腰水法を実施するときには1週間以上屋上菜園を放置することはないだろうから、今回は加湿の問題には目をつぶろうと思っている。

問題は遮光シートでどれくらい水温が上がらずに済むかということだろう。
ちなみに温度計で水の計ってみたかったのだが温度計がない。
私の皮膚のセンサーで調べたところ設定時の水の温度は24℃だった。
ところが、今日は天気がよかったが設定5時間後の夕方には30℃に上がっていた。
遮光シートをちょっと外して水温を測ってみた。
私の指センサーでは30℃に上がっていた。土の温度はそこまで上がっていなかった。
プランター内の水の量は僅か5時間で5cmほど減っていた。
いっぱい詰め込んだ遮光シートだが、その効果は不十分?
ただ、その時の土の温度はまだ25℃くらいの感じだった。
周りの水の温度がどれくらいに上がったら土嚢袋の中の植物が煮えてしまうのか分からないがやはりそうなることはとても不安だ。
注意して経過を見てみよう。


一方、昨日設定した穴を小さくしたペットボトル。
今日の朝見てみると、13時間くらいしか経っていなかったのに、もう空っぽだった。
何時間で水が無くなったのか分からない。
そこで慌てて、再設定した。
同じペットボトルに再度水を充填した。
すると、何と6時間後には水は無くなったのだ!
せめて2日間くらい持ってくれることを期待していた。
写真では分かりにくいが、6時間で空になってしまったのだ。
とても小さな穴だったので、これ以上時間が延びるように穴をあけるのは難しい?
ペットボトル灌水法の方は、ちょっと頭を冷やして続きを考えてみよう。


来年の夏休暇まではまだ十分時間がある。
とにかくそれまでに1週間屋上菜園に灌水出来る方法を確立させなくてはならない。

2013年8月26日月曜日

ペットボトル点滴灌水法、穴を小さくして再トライ。さて、ペットボトルの水はどれくらい持つだろうか?雨の後の風景

盆休暇の後、屋上菜園が干ばつ状態になっていたことを受けて、屋上菜園を長期離れるときのための灌水法の検討を始めた。
先日トライしたペットボトルによる点滴灌水法、3時間しか持たなかった。
そこで今日は、ペットボトルに水の出る穴と、空気孔ともに小さくして再トライだ。
こちらは水が出る方の穴。
ペットボトルの口側(水が出てくる方)の穴。
前回あけた穴の1/3くらいのサイズだろうか?
こちらは、陰圧にならないように空気を通す穴。
前回は同じサイズの穴を4個空けたが今回は1個だけにした。
そして、先日設置したペットボトルの横に設置してみた。
中には同じ時期に挿し穂したサツマイモが植えてある。
右が新しく設置したペットボトル。
水の減り具合いの経過が見えるように並べておいてみた。
明日見に来るときは左のペットボトルの水は確実に無くなっているはずだ。
さて、このペットボトルの水はどれくらい持ってくれるだろうか?
目標は7日間。しかしそこまではとても持たないだろう。
せめて48時間くらい持てば、容器や穴のサイズをもう一工夫すれば目標に近づける気がする。


ところで、週末は雨が十二分に降った。
しかし、ありがたいことに我が家の畑や近隣には全く雨被害は出なかったようだ。
ただ、朝仕事場に着くと、裏のスペースはプールになっていた。
お隣さんの木々は我が家を涼しさと酸素を供給くしてくれる。
しかし、落ち葉はすぐ配水口を詰めてしまい写真のスペースはプール状態。
まあこれは仕方あるまい。掃除すれば済むことだ。
一方、仕事場の中にある鉢植えのパキラにはかわいいキノコが生えていた。
初めて見るキノコだった。
かわいいのでそのままにしておいた。






2013年8月25日日曜日

我が家の菜園は芋虫たちの楽園。

ひとたび降り出すと程度を超えて降る雨。
しかし、先日までのカラカラの暑い時期、野菜のそばに行くのは水やりと収穫のためだけになってしまいがちだった。
しかし、そんな天気も芋虫君たちには関係なかったようだ。

最近ちょっと、芋虫による被害が多くなってきたようなので、先日全ての野菜を見回ってみた。


まずは、最近順調に収穫しているオクラ。
かなり葉っぱが食べられている。
ぱっと見てもどこに芋虫が居るかよく分かりにくいのだが、
よく見ると多くの芋虫を発見できる。当然見つけた芋虫は殺処分となった。
背中に黄色い筋が3本みえる。
大きくなると背中の筋の間の黒い模様がはっきりしてくる。
どうやらハスモンヨトウの幼虫のようだ。
こちらはその卵だろうか?カメムシの卵のようにも見えるが。
オクラの葉の裏に付いていたこんなに多くの卵が孵化したら、芋虫でもカメムシでも被害は甚大だ。すぐ葉っぱを切り取り擦処分した。

このきれいな毛虫はフタトガリコヤガの幼虫だろうか?
ハスモンヨトウの幼虫より小さめだ

一方よく見ると葉っぱは食べられているだけでなく、所々でこんな風に白い糸で葉が丸められている。
この葉っぱをちぎって開いてみると、中にはサナギがあった。
これはハスモンヨトウのサナギだろう。
サナギになるまでにはどれくらいの葉っぱを食べたのだろうか?



続いて、変わり種ブロッコリー(ロマネスコ)を見てみた。これらの苗はかなりの葉が虫に食べられ、収穫出来るまで育つか危うくなっている。
よく見ると予想通り芋虫がいっぱいだ。
次の2枚はオクラに居たのと同じハスモンヨトウのようだ。


下の写真はモンシロチョウの幼虫のように見える
図鑑で見るとアオバハゴロモの幼虫?
また、ブロッコリーの葉にはきれいな模様のカメムシらしきものもいた。
調べてみると“ナガメ”というカメムシのようだ。
アブラナ科の菜に付くカメムシということで菜ガメと名付けられたらしい。


続いて、ゴーヤを見てみた。
こちらはまだ被害は少ないが、所々で芋虫を見つけることは出来る。
花も食べるのだ



更に、ナスの方も覗いてみた。
まず、かじられた葉の裏に芋虫が居るかと見てみたらもぬけの殻。糞だけが目に付いた。
 

しかし、すぐ犯人は見つかった。
一番柔らかい新芽のところに隠れたいた。やはりハスモンヨトウの幼虫のようだ。



さらに、昨日雨が一時上がった時、アスパラをみてみると、ここにも数匹居るではないか。芋虫が食べる葉っぱはあるのかな?



そして、我が家の畑で芋虫が最もたくさん居たのは里芋だ。
葉っぱによっては小さな芋虫がいっぱいだ。何十匹居るか数えきれない。
小さいうちは種類が分かりにくいが
生まれて間もない芋虫は集団で見つかる。
小さいうちは種類を判明しづらい。
少し大きくなると正真正銘ハスモンヨトウの幼虫だということが分かる。
彼らは葉の表に多いが、葉の裏や茎にも居る。

茎を這うハスモンヨトウ.茎を食べているのではなくて移動しているだけなのかもしれない。

こちらも里芋の茎にいた芋虫。ハスモンヨトウとは違う種類にみえる。
色が黒い。
セスジスズメガの若齢幼虫だろうか?
色はセスジスズメガに似ているがお尻に突起がない。
この春、同じ里芋で退治したセスジスズメガは下の写真のような大きさになっていた。
写真では分かりにくいがお尻に大きな突起が1本ある。

しかしその頃見つけた小さな個体にもお尻の突起があった。
春見つけた個体には小さなものにもお尻に突起がある
この突起はスズメガの幼虫に共通らしい
一方、この時期の里芋には別の種類のスズメガの幼虫と思われるものもたくさん居た。
緑色をした幼虫。まだ小さめの個体だろう。お尻の突起はある。
このタイプの芋虫は下の写真の様に里芋の茎の付け根に潜り込んでいるものが多かった。
こんなところで天敵に見つからないように身を潜めているのだろう

大きくなると茶色味を帯びてくるようだ。
根元にいたが下に落として写真撮影。この個体は8cmはあったと思う。
まだ黄緑色の少し大きめの個体を地面に落としてみると下の写真のような感じ。
上の写真の芋虫と色は違うが模様は同じだ。同じ種類で間違いなさそうだ。
この芋虫はスズメガの幼虫だろうが、種類は分からない。

この幼虫、斑点の数などはセスジスズメガと同じだが、やはり、違うスズメガの幼虫のようだ。


どちらにせよ、我が家の菜園、真夏の太陽の下では芋虫たちのための楽園になってしまったようだ。


雨も降った。そのうち朝夕は少し涼しくなってくるだろう。
そしたら、優秀な菜園警備隊の出番だ。

芋虫君たち、覚悟しておけよ!