2020年2月16日日曜日

この時期に植え付けるデストロイヤーの種芋、1月~2月の初めまではトンネル方式で、2月中旬からはべた掛けで不織布をかけてみた。

この冬はこれまで経験したことがないくらいの暖冬だったが、今日は少しづつ気温が下がってきて若干荒れ模様。
明日はさらに気温が下がり今年の初雪になるかもしれないとのこと。
こんな日は畑仕事ができないので、今季のデストロイヤーの種芋の植え付け方を紹介しよう。

1~2月に種芋を植える場合の最大の問題は遅霜被害だ。
このくらいの被害なら、最終的な収穫には特に問題ない。
こちらは5年ほど前の遅霜被害。
被害が少なかった畝だ。
しかし、こんな感じになると深刻だ。
こちらも、5年ほど前の遅霜被害。
3月中旬の苗の状態だ。
こんな状態でも芋の付近はまだ生き残っているので、最終的に苗は復活したが、収穫できた芋は小さく量も少なかった。

ここ数年は、1~2月に種芋を植える場合、まず畝を準備してマルチをかけ、そこ不織布をべた掛けしていた。
3月に種芋を植える場合は、種芋を植えた後にマルチをかけ、マルチを突き上げるようになったとき、その突っ張った部分のマルチを破っていた
こちらは昨年の1月終わりの種芋植え付けの様子。
2月の初めまでは、こんな芽が出た芋を植え付ける。
こんな芋は前の年の夏に収穫した芋だ。
種芋を植え付けた後は、こんな感じで不織布をべた掛けしていた。
ただ、こんなしっかり芽が出た芋を1月の終わりから2月の初めに植えた畝では3月の上旬には不織布を突き上げるほどに苗が成長した。
こちらは昨年3月上旬の畝。
遅霜は3月の終わりまでは可能性があったので、こんな畝では不織布に余裕を持たせるためにUピンの位置を少し移動させた。
不織布をかけて、3月の終わりに外すだけなら手間的に問題ないのだが、もう一度Uピンを移動させる作業はちょっと面倒だった。

そこで今年は2月の初めまでは不織布はトンネル形式でかけ、2月の中旬に入ってから去年と同じ方式で不織布をかけている。
こちらは今年の畝で、左は2月上旬、右と奥の方は中旬に設置。
不織布をかける手間はやはりトンネル方式の方が面倒。
それでも、2度手間にならないのならこの方がいい。
今年も、3月に種芋を植える畝では、不織布は使わず種芋を植えた後にマルチをかける予定だ。

1月から時間差で種芋を植えると、収穫も5月初めから時間差で出来る。
しかし、その植え時によって育て方に工夫がいるように思っており、今年は1月~2月の初めまではトンネル方式で、2月中旬からはべた掛けをやってみることにした。

もう一つやってみたのは、これまですべての畝でマルチを使っていたが、トンネル形式で種芋を植えるとき、マルチを敷いてやるやり方と敷かないやり方をやってみた。
5月の初めに収穫できる芋ではマルチがなくても雑草被害がそこまで出ないのではと思ったからだ。
はたして結果はどう出るかどうか?
マルチを敷いていない畝は1か所だけだが、もしこちらが問題なく育つようなら、来年からも1~2月に種芋を植える場合にこのやり方をやるつもりだ。

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