2012年11月2日金曜日

赤ちゃん投入後ミミズ&堆肥の分別不可能だったプラコン、格差社会出現


先月(10.5)、堆肥とみみず君の分別をするつもりで出来なかったプラコンがある。赤ちゃんを800匹程入れて、4ヶ月半が経つ小さなプラコンだ。
このプラコンは、先月チェックの時点で、ミミズが成長し数のチェックが出来たら、寿命実験を始めようかと思っていた。またある程度の堆肥が収穫出来たら正式にミミズ小屋(プラコン8号)にも昇格させようとも思っていた。
ところが、堆肥とミミズの分別が出来なかったのだ。

その理由としては2つ。
1)堆肥は少ないなりに出来てはいたが、ウェットな粘土か泥のような感じで、その中にミミズが埋もっている感じだった。
2)この小屋の中にいたミミズはまだほとんどが赤ちゃんに近い子供ミミズで、成長が著しく遅かった。
このような理由でミミズだけ取り出すのが不可能だったのだ。

そこで、ミミズがもう少し大きく成長するよう、またウェットな堆肥にならないように餌を工夫して与えてみた。

さて、1ヶ月近く経った。前回の問題点が改善され、堆肥がさらさらとなり、みみず君もほとんどが青年ミミズの大きさに成長し、ミミズと堆肥の分別が簡単に出来るようになっただろうか?

さっそくチェックしてみた。
蓋にしていたダンボールを外すと青年ミミズが見える。ミミズがすべてこの大きさに成長していたら合格だ。

上から見た感じの堆肥は、さらさらという感じではなかったが、前回の粘土のような堆肥と違い、これなら何とか分別出来そうな感じがした。

ということで堆肥とみみず君の分別を開始した
堆肥分別風景:成長遅れの小さなミミズも多く混じっていたので分別には予想より若干時間を要した。

みみず君はやはり800匹くらい居たが、なぜかサイズがまちまちだ。
赤ちゃんに近い子供ミミズから大人に近い青年ミミズまでいた。
まだ繁殖を始めた大人ミミズは居ない感じだった。
ミミズの成長は完全な格差社会。赤ちゃんに近い子供ミミズの大きさのままのものと、もうすぐ繁殖が出来そうな大人に近づいた青年ミミズまでがいた。

同じ時期に赤ちゃんを投入した金子2号では投入した赤ちゃんミミズは一様に立派な大人に成長し、卵、それから第2世代の赤ちゃん、子供、小さな青年ミミズまでが育っていた。金子2号はみみず君が育つのに極めてよい環境なのだろう。また、同時期に赤ちゃん54匹を投入して寿命実験をおこなっている観察小屋ではまだ第2世代は見られていないがみみず君の成長具合いはほぼ同じ程度で、すべてが青年ミミズの大きさだ。

それに対し、このプラコンの中の格差社会は一体なぜだろう?ミミズの成長具合いにあまりにも差がある。貧困な発展途上国で時折大きな格差社会が見られるが、同じような原理によるものだろうか?皆が幸せになれるようにと大量に与えた餌も一部のミミズの胃袋だけを肥やすことになっていたのかもしれない。

残念ながらこの小屋は、これから第2世代が生まれても第1世代で成長が悪いミミズとの区別が出来ない。寿命実験は無理ということだ。
それでも今回このプラコンで、何とか堆肥ミミズ分別がおこなわれ、バケツ1/3程の堆肥収穫が出来た。
寿命実験は出来なかったが、このプラコンもめでたくプラコン8号としてミミズ小屋の仲間に加わることになったのだ。

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