2012年11月21日水曜日

みみず君の餌;銀杏2ヶ月後も食べてないがミミズ君は元気。なぜ?

9月21日に銀杏をみみず君が食べるかどうかの実験を開始した。
2ヶ月が経った。通常の餌ならきれいに食べ終わっている時期なのだが。
これまでの途中経過では全く口をつけた形跡がなかった。

さあ、2ヶ月でどうだろう?

まずこちらが設定時(9/21)の写真。ミミズ君には50匹に参加してもらっている。

1ヶ月経った10月21日では銀杏は、色は少し黄色から褐色に変わっていたが食べられた跡は全くなかった。
みみず君が外から一番多く見えるのは観察小屋の底の部分。

次にチェックしたのは11月3日。
やはり銀杏が食べられた形跡は全くなかった。
11月3日。見ての通り、銀杏に全く食べられた形跡はない。

そして実験設定から2ヶ月が経った。
どうなっているだろう?みみず君たち、そして銀杏。
寒くなってきたので、先日ミミズ小屋の移動と一緒に観察小屋も雨風あたらない場所に移動した。
観察小屋が見えているが遠くから見ても、銀杏が食べられていないのは間違いない。
緑の蓋の付いた手前左側に見えているのが銀杏実験をしている観察小屋

ン〜、中のミミズがどうしているか心配だ。
ここで一度御開帳だ。
下の写真は銀杏を広い皿に広げたところだ。
観察小屋の上の方が写真の上になるように皿の上で並べている。
ちょっとつぶれかけた銀杏はあるが食べられているとはとてもいえない状況。

ただ、最初設定したときに下の方に小さな銀杏が多く集まっていたような気がしたが、皿の上に広げてみると上の方に大きく、下に小さい銀杏が一方的に集まっているのが不思議な気がした(下に多かったミミズが液成分を吸い取ったわけではないだろうが?)。
もう一つ不思議だったのは銀杏のクサイ臭いが全くしなかった。
下の小さくなった銀杏は液成分が染み出たのだろうか?確かにミミズ君は観察小屋の下の方に集まってはいたが。また、下に方に溜まった堆肥はべとべと完熟状態だった。
これまた不思議なことに、 食べるものがなく痩せてしまうのではないかと心配していたミミズ君は1匹も欠けることなく、皆元気にしていた!
ただ、特別太った印象はないし、繁殖活動もしてないようだった。

 これで銀杏実験を終わってしまうのも悔しいし、このままの状態でミミズ君と銀杏だけをまた同じ空間に入れるのはミミズ君がかわいそうな気がする。
そこで、サツマイモなどミミズ君が元気になりそうな餌をサンドイッチ状態で入れ、銀杏は入っていたのと逆の配列(小さい方を上にして)で入れてみた。もしこれで下の銀杏が小さくなるようだったらミミズ君が何らかの関与をしているのだろう。

この実験は外からよく見えるので、はっきり変化があった時、次のチェックとしよう。

ところで、6日前ミミズ小屋に入れていた冬瓜の方を覗いてこれまたビックリ。
ミミズ君は一旦くぼみから逃げ出していたが、今日は逆に中に入って食べている!
カビも生えてきたがくぼみの中に数匹のミミズが入って明らかに冬瓜を食べているのが見える。
 下の写真は上の冬瓜をひっくり返したところ。下になっていた皮の方には大勢のみみずが皮の中まで食らいついていた。確かに進行中の別の実験でもミミズ君の一番人気は冬瓜の皮のようだ。
な〜んだ、現在進行中の実験結果を待つこともなく、冬瓜を餌として大量に与えてもどうやら全く問題はなさそうだ。
今のところ、考えられる冬瓜の毒性は、切った瞬間からしばらくの間、冬瓜の中心や皮質から出る液成分からありそうだが、それも完全にミミズを冬瓜の空間に閉じ込めない限り心配ではない程度の毒性のような気がする。そしてある程度時間が経つとこの毒性は全くなくなるようだ。もちろんこの結論は最終的に、現在進行している冬瓜毒性実験の結果を検証してから出すことにしよう。
写真の真ん中辺りが冬瓜の下になっていたところ。多数のミミズ君が食らいついているのが分かる。美味しいのだ!
米袋に入れた冬瓜が少しづつ腐り始めてきた。
どんどん餌として与えなくちゃ!



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