2011年11月5日土曜日

ヒメミミズとシマミミズの赤ちゃん(実験)

先日、シマミミズの生まれたての赤ちゃんとヒメミミズはよく似ていて区別はむつかしいとお話ししましたが、実際どれくらい自分の判断にミスが出るのかの実験です。堆肥整理の際、シマミミズの赤ちゃんと区別しにくい単独行動をしているヒメミミズと思われるものを300匹くらい取り出して観察小屋5に入れました。白くソーメン様に集合したものは明らかにヒメミミズなので実験に含めていません。また観察小屋4には、シマミミズの卵のみ300個くらい(数はどちらもかなり適当です)いれて、観察小屋6には小さな赤ちゃんシマミミズのみを400匹くらい入れて観察です。経験上1ヶ月では卵からふ化しない個体もあるので、観察期間は2ヶ月とします。次のことを観察する予定です。
観察小屋5では
1)ヒメミミズと判断したものの中にどれくらいシマミミズの赤ちゃんが含まれていたか?
2)ヒメミミズは2ヶ月の期間で数は減少するか?(ヒメミミズの成長過程については全く知りません)
観察小屋4では
3)シマミミズの卵はどれくらいふ化するか?
4)シマミミズ卵からのふ化した赤ちゃんの中にヒメミミズと区別出来ないものがあるか?
観察小屋6では
5)シマミミズの赤ちゃんは小さな環境の中で多くを入れた場合、数や大きさはどのように変化するか


これが堆肥から今回の実験用にヒメミミズなどを取り出したところです
ちなみに写真左が堆肥袋、小さなガラス容器が観察小屋で左から4号、5号、6号、3号です
4号は卵のみ、5号はヒメミミズ、6号は赤ちゃんシマミミズ、3号は子供以上の大きさの取り残しシマミミズ
観察小屋4号は上から見ると卵が結構あるのが分かります。全部で300個は入れました。2ヶ月でどれくらいふ化するか?ふ化したものはほとんどシマミミズと判断出来るかなどをチェックしてみます。最近はあたたかな日が続いていますがこの時期の福岡は気温15度前後、12月に入ると10度前後になると思われ、気温が下がるとふ化までの時間がかかるようですが、2ヶ月あれば観察小屋内の条件がよほど悪くならない限りすべてふ化するはずです。チェック時には300匹以上の赤ちゃんが生まれている?そのときは適当にしか数えません。
観察小屋5号、30分ほどおくとヒメミミズはガラス容器にビッチリです。
ほとんどが見るからに真っ白なヒメミミズですが
中に数匹シマミミズの赤ちゃんと思われるもの混じっています
やはり完全な分別は不可能なようです。
最終的(2ヶ月後)に20匹以上シマミミズが混じってなければ私のミミズ分別能力を合格としましょう。
また、ヒメミミズはウェットな環境で増える傾向があるので、観察小屋の中をややドライに保ちそれでヒメミミズの数が減るかどうかのチェックも行います(数を実際数えるのではないので全体見た目の判断をします)
さて、こちらは今回ついで(?)に作った観察小屋6号です
1.5cm以下の赤ちゃんミミズが400匹以上いると思われます、前の写真の観察小屋5と同じ30分後の状態ですがほとんどガラス容器にくっついてこないのはシマミミズの習性でしょうか?ほんとに400匹も入っているのといった感じです。しかし、3時間後にはガラスの外側からもかなりの数が見て取れるようになりました。この観察小屋はこれだけ狭い空間で400匹の赤ちゃんミミズが育つのか?自然淘汰されて数が減るのか?などチェックしてみたいとおもいます。現在餌は与えていませんが餌だけは環境が悪くならない程度に少しずつ与えてみたいと思っています。それにしてもぎゅうぎゅう詰めの環境、少しかわいそうな気がします。












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