2012年10月29日月曜日

金子2号寿命実験、赤ちゃんは4ヶ月余りで繁殖を始めた立派な大人に成長

寿命実験の本命は54匹のミミズでおこなっている観察小屋だ。
この観察小屋では数の計算がかなり正確になると思われる。
ただ、みみず君の環境としては大きなミミズ小屋に勝ることは出来ない。

それに対し、金子2号はみみず君にとって文句なしの環境なのだが、寿命実験としては極めて大雑把なもの?になる。なにせみみず君が多すぎて、その数を正確に数えることが出来ないのだから。


ちなみに下の写真が金子みみず君の家。
上2段が金子1号でミミズは上から下の移動方式で堆肥収穫をしている。
一番下の段が現在寿命実験をおこなっている金子2号だ。
この小屋には、6月15日本当に生まれたばかりと思われる極めて小さな赤ちゃんミミズたちをおおよそ600匹ぐらい投入した。 前回のチェック時、ミミズの数を数えてみた。これもおおよそではあるが620匹だった。そこでスタート時のミミズの数を620匹として寿命実験がスタートした。
みみず君の誕生日はおおよそだが、生まれたての赤ちゃんを投入した6月15日ということにした。


さて前回チェックから丁度1ヶ月が経ったのでチェックしてみよう。


下の写真がかぶさっていた金子1号を外して金子2号を上から見たところ。
立派な堆肥が見えているが、まだ食べ残しの餌も見える。
1個完結型の小屋で堆肥ミミズ分別をおこなうには、このくらい餌が残っている状態がいい時期と言える。食料が無くなるとみみず君の成長や活動が間違いなく弱まるからだ。


前回のチェック時の印象では、今回は卵や赤ちゃんがかなり出現するのではないかとが予想していた。
さて、どうだろう?さっそく分別作業に入った。
分別作業:まず、大きな食べ残しの餌を右下の皿に分け、他のすべての内容をバケツに移す。
次に空になった金子1号にココナッツ繊維をまぶした新しい餌を入れる。
分別を進めていくと、立派な大人ミミズがウヨウヨ居たが、予想していた通り、それ以外にかなりの卵や、赤ちゃん子供、さらに小さめの青年ミミズも出現していた。
卵はもちろん、大人ミミズ以外のみみず君たちは新たに繁殖により出現したものと考えられた。
寿命実験のためには彼らを金子1号から外すことが必要で、下の写真のように別の皿に取り出した。彼らには別の小屋に移動してもらった。
今回分別して金子1号から外すミミズや卵:左表面には青年みみずが見えているが、その下に多くの子供ミミズ、赤ちゃんミミズがいる。右の方に目についた卵を50個程置いている。労力からしてすべての卵を堆肥から取り出す努力をする気には到底なれなかった。

下の写真は金子1号に戻すため、大人ミミズだけを選別したもの。600匹以上居るのは間違いなかった。この数になると正確に数えることが出来ない。
最初に投入した赤ちゃんは4ヶ月半で立派な大人に成長していた。
明らかに妊娠していると分かるミミズもたくさん居た。
この成長スピードは同じ時期に赤ちゃんを投入した観察小屋や、小さなプランターと全く違う!
やはり、広いということはみみず君にとって、とても大事な環境なのだ。
金子2号に戻す大人ミミズ。あの1cm程のちっちゃな赤ちゃんミミズがこんなに立派な大人になったのにはちょっぴり感激。

この金子2号は一応寿命実験なのだが、最初に述べたように54匹で見ている観察小屋の実験と違って、この実験のためにみみず君を毎回数えていくのは労力的に不可能だ。

一応大人ミミズだけを選別し、その全体量を大雑把に把握しながら金子2号での寿命実験を続けていくことにする。

一応、寿命実験としての意味を持たせるため
まず、数が半分になったと感じた頃、一度数の大雑把なチェックをしてみよう。
その次は、数が1/3になったと感じる頃に数チェックをやってみよう。
200匹を切ると数チェックは労力的に可能になるだろうと思われる。
その頃からは数がどんどん減っていくだろうが、100匹を切るようになれば正確な数チェックを毎月でもやれるかもしれない。

そのような数になるのが3ヶ月後なのか、6ヶ月後なのか、1年後なのか、それ以降なのか、そこのところは分からない。それを知るためにこの実験をやっているのだから。

数が多いということ、みみず君にとって広くて環境が良いということは、今のところ数が正確ではないにしても、ある意味ではよい寿命実験になるような気がする。

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