2013年10月15日火曜日

黄緑色のクロメンガタスズメの幼虫、蛹になっていた!一方、グロい幼虫も再度捕獲。さっそく観察小屋へ。

観察小屋で黄緑色のクロメンガタスズメを飼育中だ。

環境整備が今ひとつうまくいかず、10月1日に再設定した。
そのときの幼虫がこれ。
前見たときより、銀光りして丸々と太っていた。
何となくすぐにでも蛹になるのではと期待していた。
その翌日この幼虫は土に潜った。しかし、その後姿が見えなくなった。
土の中で蛹になったのだろうか?

これが、上の幼虫を入れていた観察小屋の今日の状態。
この土の中に幼虫か蛹がいると思うのだが、外からは確認出来ない。

やはり外から見てみても、幼虫も蛹も確認出来ない。
土の下に潜って2週間が経つので、内容を出して確認してみる事にした。

居た!間違いなくさなぎだ。それも大きい!
この観察小屋に幼虫を入れた翌日、土の中に潜った。
果たしてその後いつ頃蛹になったのかは分からない。

 それでも、無理に起こされてビックリしたのかお尻をぴくぴく動かしている。
それでは、しっかり観察させてもらおう。
まずこちらが横からの写真。羽根がある部分が分かる
横からの写真.観察小屋に入れた時の幼虫より短いが、長さ8cmくらいはありそうだ。
 そしてこちらが上から見た写真。手で触ったので、また嫌がってお尻だけピクピク動かしている。
もちろんこの写真からは成虫になったら背中に現れるであろう黒面形は分からない。
こちらは腹側から見た写真。
孵化する際は、太かった幼虫の足はスマートになって出てくるのだろうか?蛹では足の位置が分からない。
この蛹がいつ頃孵化するのか知る由もない。
週に1〜2回この観察小屋を覗いてみるしか手はないようだ。

この蛹、元気にしているのは間違いない。
成虫になるまで、また同じ観察小屋の土の中でひと眠りしてもらおう。

一方、グロいクロメンガタスズメの幼虫は先日飼育に失敗した。
この幼虫には、今年はもうお目にかかる事はなかろうと思っていた。
ところが、黄緑色の幼虫が蛹になっている事を確認出来た今日、畑の見回りで最後の1匹と思われる幼虫に遭遇したのだ。
体長8cmくらい。これまで見たグロい幼虫と比べ小振りな幼虫だ。
この幼虫少し、小さめだったのだが、今までのグロい幼虫との大きな違いは、クロメンガタスズメの幼虫の特徴とされるお尻のイボイボの付いたツノが取れている!
今日見つけた幼虫はお尻のツノが取れている。
この幼虫はなぜか元気がないのだが、ツノが取れている事と関係あるのだろうか?
ちなみに前回飼育に失敗したグロい幼虫には、下の写真のようなツノがあった。

 今日見つけた幼虫はグロいと言うには、顔もちょっと迫力に欠けていた。
迫力がない、動きが遅い。この幼虫大丈夫かいな?

しかし、貴重な幼虫だ。これでクロメンガタスズメの2種類の幼虫から、成虫になったときの顔を同定出来るかもしれない。

さっそく、失敗がないように、うまくいった黄緑の幼虫を入れた観察小屋と同じく、土を下に入れ、その上にナスの葉や茎を十分に入れそこに幼虫を置いた。
観察小屋に収まった、グロいクロメンガタスズメの幼虫。真ん中に顔が見えている。
この幼虫は何となく元気がない。ツノが取れていたのも関係あるのだろうか?
今日の元気そうな蛹の姿から、黄緑のクロメンガタスズメの成虫の顔が拝めるのはまず間違いないだろう。


一方、元気がなかったグロい幼虫だが、今年はもうこの幼虫に会える事がないと思っていたのでラッキーではあった。
何とかこちらも蛹から成虫まで観察したいものだ。

ドクロ蛾とよばれるクロメンガタスズメ。
はたして蛹からどれくらいで成虫になるのだろうか?
そして、黄緑とグロい全く違った感じの幼虫がどんな成虫になり、どんな黒面形を見せてくれるのだろうか?
これから、1週間に1〜2回は観察小屋を覗いて見てみる事にしよう。





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