2012年2月12日日曜日

ミミズ小屋の大きさとそこに住めるミミズの数の関係

先月末、我が家で最も多いみみず君が居る室コン2号の数チェックを数ヶ月ぶりにおこなった。数は2200。
僅かに数は増えていたが、半年前に2000匹になっていたからその増加は微々たるものだった。この半年、ミミズ小屋に条件悪化を思わせるようなものはなかったから数の増加率の低下は少し不思議な感じがした。

そういえば、金子みみず君の家のミミズ小屋。室コン1号、5号ともにまだ2000匹を越えない。
この数も、1年前の数と比べても1〜2割くらいしか増えてないのだ。

我が家で最も多いどんぶり型のみみず小屋は、半年前は600匹くらいのものが多かった。最近は1000匹近いものが増えてきたが、その上にはなかなか増えない。
400匹くらいのミミズ小屋はすぐ600匹くらいには増えていた。

この半年間のみみず君の増加率の低下はなぜだろう?

餌はどのミミズ小屋も十分に与えているつもりだし、堆肥も毎回それなりに収穫出来ている。

先日、酸欠によると思われるミミズ脱走事件があったが、ミミズが増えすぎると酸欠になり易いのだろうか?
確かに餌の発酵以外の理由で起こる脱走事件はミミズの数が多いミミズ小屋に多い。
また、ミミズが増えすぎたときは酸欠以外にもミミズが増えにくくなる因子がでてくるのかもしれない。

一定の空間である程度増えたらそれ以上増えない。
これは恐らく自然の摂理だろう。
もちろん人間にも当てはまるはずだ。
食料や石油を確保するための戦争はもちろんのこと、歴史の中で時々起こる、大規模な病気の蔓延や、自然災害も、地球のいう一つの環境の中で増えすぎてきた(?)人間におこっている自然の摂理と思われる。
人間は医療や科学、理性的な政治判断の力で必死にこの自然の力に抵抗しているようには思える。しかし、地球の人口が増え続ける限り、これからも今まで以上に戦争や原因不明の病気などにより、人間社会は苦しめられるのだろう。

ということで、話はそれてしまったが、ミミズ社会でも環境の大きさにより、住めるミミズの数の限界数はおのずと決まっているのだろう。
我が家のミミズ小屋も、その限界数に近づいているということか?

それとも秋から冬になって時期的にミミズが増えにくいシーズンでそういう印象を強く受けていただけなのだろうか?
であればうれしいが。

4月〜5月に入っても、もしミミズ小屋のみみず君の数増え方少なければ、それぞれのミミズ小屋で、ミミズの数は限界数に近づいたと考えざるを得ない。

ということは、我が家のみみず小屋は、世話出来る時間との関係でこれ以上増やせないので、今以上の堆肥収穫は難しいということになる。
少し悲しい結論だ。

ミミズ小屋に住めるミミズの数を想像するのに、これまでいろいろな大きさの観察小屋に大人ミミズを入れた経験は役に立つと思う。観察小屋ではその大きさにおける限界数はある程度イメージできる。

例えば、下の写真のような直径4cmの小さな瓶では大人1匹長期滞在は無理と思っている。小さいために乾燥や餌不足などの対応が難しいのも一因だ。

この直径7cm程の瓶になると、何とか大人10匹ぐらいが長期生存可能に思われる

同じ直径でも立方体の方が体積が増えて、下の直径7cm程の立方体の瓶では20匹程度


この10×15cm程の瓶になると100匹程の大人ミミズが長期飼育可能とイメージしている


このようなイメージからすると、我が家のミミズ小屋、もう少しみみず君が増えれる許容範囲があるように思えるのだが。
春の赤ちゃんが増える時期を過ぎて最終判断をしよう。


さて今日も福岡はいい天気。
気温はそこまで上がっていないが飯盛山の山歩きをしてきた。
写真は飯盛山から福岡市内を一望したところ市街地の向こうに見える山が立花山


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