2013年3月4日月曜日

野菜のみで腐れかけた観察小屋。ベッド成分にココ繊維を加えて1ヶ月。

通常ミミズ小屋は、ミミズ君に与える餌とベッド部分で構成される。
我が家ではこのベッド部分にココ繊維を用いている。
先日、このココ繊維のない環境で、観察小屋にミミズ君と緑色の野菜のみを入れて経過を見てみた。
見たかったのは、ミミズ君の住む環境に本当にベッド部分が必要かということと、ミミズ君の糞がミミズ堆肥になっていく過程の観察だ。

最初はうまくいっていた。緑の野菜の中にまき散らされる真っ黒なミミズの糞の状態や堆肥の出来かけの状態が非常によく観察出来た(1/30当ブログで報告)が、しばらくすると下の方の野菜が腐れ、一気に環境が悪化してきた。

下の写真が腐れた野菜の部分。
この腐った野菜を見ると、ミミズ君にはベッド部分があった方が安全ということを再認識させられた。
もし、ベッド成分なしでみみず君が元気に長期生きていくとしたら、
それは、よほど腐りにくい餌を与えた時だろう。
この野菜の腐れた部分にはミミズ君は1匹もいなかった。

このままでは観察小屋の中のみみず君が全滅してしまう。

ということで、腐った野菜のみ外し、新たにベッド成分を加えて観察小屋を再設定した(2/6)。
ベッド成分としては新鮮なココ繊維と出来上がったミミズ堆肥も少し加えた。

新しい観察小屋は、完全に腐れた部分のみを外した野菜とミミズ君、それに新しいベッド成分が加わった形になった(下の写真)。
これでもかなりの量の野菜が入っている。
投入したミミズは元々この小屋にいた20匹だ。

これなら中にまだ腐れかけの野菜や悪玉菌が混じっていてもこれ以上の環境悪化は起こらないと考えた。

さあ、実際どうだったであろうか?

下の写真が今日のもの。
1ヶ月経って野菜は見えなくなった。
元気なミミズ君の姿が見える。ヒメミミズに混じって赤ちゃんミミズもいそうだ。
環境悪化がなかったことはこの写真を見ただけでもよくわかる。
さて、ここでみみず君や中の状態をチェックしてみよう。
全ての内容も広皿の上に広げてみた。
まだココ繊維はすこし残っていたが出来あがった堆肥もかなり混ざっているように見えた。
ミミズ君のよい環境維持にはにベッド成分が大切なことがよくわかった。
結構たくさんあった緑色野菜(キャベツが中心)は1ヶ月でほとんど食べられたようだ。
形が残っていた野菜は僅かこれだけだ。

ミミズ君は20匹、全て非常に元気だった。妊娠しているものも多かった。

よく見ると、赤ちゃんと思われる小さなミミズもたくさんいる。
白くてヒメミミズとの区別が難しいが、ここに見える2匹はシマミミズの赤ちゃんと判定する。
観察小屋の中にはヒメミミズと思われるものもたくさん居たが、シマミミズの赤ちゃんと思われるものも結構な数いる。
もし、1ヶ月後の再チェックしてみて子供ミミズが多数現れたら、ここに見える小さなみみずはシマミミズの赤ちゃんで正解だった、と考えてよいだろう。
卵もたくさんあるようだ


ということで、一旦腐りかけた野菜のため危機的状況であったミミズ君の環境も、ベッド成分(ココ繊維)を十分まぶすことで、繁殖活動まで出来る極めていい環境に変わったということだ。

これは予想通り?
今回の実験ではミミズ君の環境におけるベッド成分の重要性が再確認された。

ということで実験終了にしてよいのだが、
今回観察小屋の中にはかなりの数小さなミミズがいた。
ヒメミミズもかなりいたが、シマミミズの赤ちゃんと思われる小さなミミズもかなりいた。ただ、まだ色がほとんど白っぽいので、ヒメミミズと区別はとても難しい。

今日私がシマミミズの赤ちゃんと判定した小さなミミズが、本当にそうであったかどうか、1ヶ月後再チェックで見てみよう。
シマミミズの赤ちゃんは1ヶ月で子供ミミズに成長しているはずだ。
1ヶ月後、20匹の大人ミミズに混じって子供ミミズが多数みられたら、私の判定は正解だったと考えていいだろうう。


ところで、今日はザボン、甘夏とレモンの収穫第1弾だ。
甘夏とレモンは結構な数なっていたが、ザボンは今年は2個のみ。そのうち1個の収穫となった。ただ、この時期戸外を歩くのは気持ちが良いはずなのだが、果樹園から海の方を見ても霞んでいるし、霞み方が汚い感じがした。何となく眼もしょぼしょぼした感じだ。どうやら長時間戸外には居ない方が良さそうだ。ちょっと悲しくなった。
甘夏、ザボンともに、もうしばらく時間を置いて食べた方が甘くて美味しくなりそうだ。



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