2013年1月20日日曜日

ミミズ君の餌;葉っぱ野菜、どんぶり型3段重ね(どんぶり3号):堆肥分別に40分を要す。

この寒い時期、生の芋や野菜の茎などは食べ方が非常に悪い。
それに対し、冷凍解凍後の餌はなかなか食べっぷりがよいのでよく使っている。
今、ミミズ君の餌実験でも冷凍解凍後の芋類の実験をおこなっているところだ。

一方、最近は野菜の残骸が結構出て、ミミズ君に餌としてかなりの量を与えているが、葉っぱ類はみみず君が作る堆肥の量が少ないのでそんなによい餌という印象を持っていない。
ところがこれまで野菜の葉っぱだけでミミズ君の餌としてのチェックをしたことが無かったので、今回はこの実験だ。

今回はココナッツ繊維を入れず、野菜の葉っぱだけの世界でみみず君が生きていけるかどうかのチェックだ。

この実験で見てみたいのは
1)ミミズの寝床がなくてもミミズ君はしっかり生きていけるか?
2)ミミズの寝床が混じってないミミズ堆肥(ミミズ君の糞)の量はどれくらいで、どんな状態か?

下の写真のように野菜の葉っぱをかなり細かく刻んだ。これを観察小屋の中に入れ他に何も入れず、ミミズ君だけを20匹投入した。


通常、ココナッツ繊維などはミミズ君の寝床として理解されているようなのだが、みみず君が生きていくのに野菜の葉っぱだけではどうなのかを見ていくことにする。また、今回出来るはずのミミズ君の純粋な糞(ミミズ堆肥)と、土そのものやココナッツ繊維の混じった糞(堆肥)などが外見上、区別が出来るのか?といったことも見てみたいと思っている。

ところで、堆肥分別時間が少なく済むことが何よりの利点で、ここのところその数が増えてきた3段重ねのミミズ小屋だが、最近どんぶり型3段重ねの堆肥分別に結構時間がかかるようになった。
写真はどんぶり3号の最下段。
餌が残っていたことと、みみず君が130匹も残っていたことは関連あるだろう。

堆肥そのものはウェットだがバケツに2/3程収穫できた。
しかし、堆肥分別に40分も要したのだ。
この理由は最下段に
1)ミミズが130匹も残っていた。
2)生の芋類や繊維が結構残っていた。
3)堆肥がウェットだった。
ことが挙げられる。

みみず君が最下段に130匹も残っていたが、中段や、上段にもミミズ君は十分移動はしていたので、それぞれのプランターの接触面に問題があったわけではなさそうだ。
やはり食べきれない餌がこの段にかなり残ったのが問題だったと思われる。

また堆肥がウェット状態で、液肥が多かったことは、餌、特に冬瓜を大量に与えたこと、また一つのプランターだけでも液肥は溜まっていたが、3段重ねによりミミズが液肥を作る空間が3倍になったことにより液肥の量が多くなったと考えられた。
しかし、最下段のウェット環境は、上の段や中段ではウェット環境ではなかったので、液肥受け皿と最下段のプランターの重なりによる受け皿からのしみ込みもかなり関係ありそうだった。
この液肥が溜まった受け皿に最下段のプランターは漬かった形になっている。
最下段のウェット環境はこの液肥がしみ込みも関係していそうだ。
今後、最下段の液肥入れは深さのあるバケツ型にした方が良さそうに思われる。
ということで、どんぶり型3段重ねミミズ小屋は、餌のやり方、受け皿の形状など、まだまだ改善の余地がありそうだ。


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