2014年4月2日水曜日

シマミミズ寿命実験第1弾、22ヶ月目は38匹、この5ヶ月1匹の減少もない。10日に1回産卵するミミズを老体ミミズと呼んでいいのだろうか?

シマミミズの寿命実験をおこなっている観察小屋で、唯一2年近くまで続いているのが
この寿命実験第1弾だ。

昨年夏の猛暑による数の激減で、一昨年6月に始めた寿命実験のほとんどが中止に追い込まれた。そんな中で、この観察小屋が唯一長期実験を継続しているのだ。

もちろん昨夏から秋にかけて観察小屋のミミズ君の数は減った。
それが、昨年12月(18ヶ月目)に38匹(生存率70%)にまで数を減らした後は、先月まで全く数の減少がないのだ。

さて、22ヶ月目のミミズ君の数はどうなっているだろうか?

寿命実験1の観察小屋、観察小屋の上の方にも卵がいっぱいある。
その卵を外しながら、数cmの堆肥を外したところが下の写真。
ここまでに、もう30個程の卵があった。
卵の部分をアップするとこんな感じ。
今回はミミズ君がたむろしている小屋の下の方だけでなく上の方にも卵がいっぱいあった。

ミミズ君はこの観察小屋の下の方に集中している。
上の方はまだ未熟な堆肥な状態で、出来上がった堆肥は下の方に集中している。
しかし、卵は上にも分散しているのだ。
過密な場所を避けて、上の方に上がってきたミミズがそこで卵を産んだのだろうか?
もちろん中の方、下の方にも卵はいっぱいあった。


さて、観察小屋では上の方にある未熟堆肥と卵をある程度外すと、堆肥が出来上がった感じになってくる。
そこで、その時点で観察小屋の内容を別の容器に移した。
元々入っていた容量の半分くらいだろうか?
ミミズ君は全てこの部にいたので、ミミズ君を分別した。
元気なみみず君が38匹。
数は全く減っていない。
今回も多くのミミズが環帯が膨らんだ妊娠ミミズ、1組は交接中のみみずもいた。

下の写真は、元の観察小屋に、これら38匹のミミズ君と、未熟堆肥&残った餌を戻したところ。
観察小屋にミミズ君を戻したところ。この上に新しい餌、新しいココ繊維を追加している。
それにしても、こんな元気いっぱいのみみずくんが生まれて22ヶ月目なのだ。
これまで生後1年半を超えたシマミミズは“老体ミミズ”と勝手に呼んでいた。
どうやら、これくらいの時期では老体ミミズと呼んだらいけないのかもしれない




そして、収穫する堆肥の中から探せる分だけ卵を探して、最初観察小屋の上の方から見つけた卵と合わせると、今回は何と120個近くの卵があったのだ。
前回も50個程あったが今回はその2倍以上。
22ヶ月という老体ミミズ(?、こう呼んでよいか分からなくなった)は10日に1回の産卵をしているのだ!!もちろん見つけた卵はいつものようにこの観察小屋から除外した。

確かにミミズ小屋の堆肥収穫時にも最近はやたら卵が多い気がする。
花見シーズンはミミズ君にとっともいい季節に違いない。


ということで、今回もこの寿命実験1の観察小屋は38匹(生存率70%)。
よほどの環境悪化などがない限り、この観察小屋で平均寿命の2年越えは確実だろう。




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